コーヒーの淹れ方は様々ありますが、皆さんは普段どんな方法で楽しんでいますか?
代表的なハンドドリップは抽出時間や湯温などで味わいが大きく変化しますよね。上達すれば極上の1杯を楽しむこともできますが、スキルに左右されるという側面も。
そんな課題を解決し、より手軽にハンドドリップを楽しめると噂のコーヒーギアが常滑焼製の「珈琲急須」。日本茶のイメージが強い急須からどのようなコーヒーが味わえるのか興味が湧きませんか?
ということで、最近コーヒーにハマっている筆者が早速サンプルをお借りしてきました! 使い勝手やハンドドリップとの比較も踏まえたレポートをぜひご覧ください。
伝統の焼き物から生まれたコーヒーギア

まずは外観からチェック。
見た目はオシャレな急須。ですが“日本茶を淹れるモノ ”という先入観もあり、コーヒー器具としての印象が沸かないですね。
逆にここからどんな一杯が楽しめるかワクワクしてきます。

表面は色付けされていますが、中を見ると常滑焼らしい赤褐色の素地が出てきます。皆さんも一度くらいは湯呑みや急須でこの色味を見たことがあるのでは?

伝統産業品ではあるものの表現は進化しており、現在は素地色だけでなくカラフルなバリエーション展開も可能とのことでした。
「珈琲急須」では3色展開となっており、今回の記事で使うのはツヤ感のあるブラック。艶やかなコバルトブルーや落ち着いたマットブラックもそれぞれ味があっていいですね!
ペーパードリップより手軽

それでは「珈琲急須」で淹れていきましょう。

今回は1杯分(約170cc)の推奨となる豆15gで試していきます。挽いた豆を入れたら、まずは沸かしたお湯を50cc注ぎます。
最終的な分量や抽出時間は好みによって変わりますが、基準となる一杯を見つけるためにも最初はしっかり分量を測ってみてください。

次は蒸らし工程。ハンドドリップでも重要な手順ですよね。「珈琲急須」では粉全体にお湯を行き渡るよう軽く揺らし、40秒待ちます。

最後に残りのお湯(140cc)を注いだら、あとは3分間放置するだけ。

お気に入りのマグカップに注いで完成です!
今回は1杯分で作りましたが、「珈琲急須」は最大600ml(マグカップ2〜3杯分)まで同時に淹れることが可能。忙しい朝など、2人分をハンドドリップするのはちょっと面倒というシーンでも活躍してくれそうですね。

軽量など手順を細かく紹介したのでハンドドリップ同様に手間が掛かりそうにも感じますが、主な工程はお湯を注ぐのみ。
ドリップポットで少しずつ、”の”の字描くように注ぐといった手間や技術が不要なのが手軽だと感じましたよ。

さらに、目の細かいメッシュフィルターが備わっているので、ペーパーフィルターの準備や片付けも不要な点も便利なポイントですね。
尚、極細挽きなど細かすぎる粉だと目詰まりの原因にもなるそうです。快適に使うためにも中挽き〜中粗挽き以上が推奨されている点だけご注意ください。
まろやかな味わいに

味比較のため、ハンドドリップと仕上がりの違いをチェックしてみました。

写真だと分かりにくいですが、「珈琲急須」の方がコーヒオイルが多く抽出されていました。同様の抽出方法であるフレンチプレスと似ている仕上がりかと思います。
味は酸味や苦味が抑えられつつ、オイルの味わいも加わりまろやかでした。

雑味が減る仕組みは常滑焼が多孔質であることが関係しています。無数の微細な穴に余分な味が吸着されるため、マイルドな口当たりになるんだそうです。
筆者もまだまだ素人レベルのコーヒー好きですが、それでも味の違いがしっかり分かるぐらいには違いが出ましたよ!
器具も手間も減らしてコーヒーを楽しめる

実際に使い比べてみると、「珈琲急須」1つでドリッパー、ドリップポット、サーバー、ペーパーフィルターの役割に置き換えられました。
お気に入りの器具たちで研究しながら淹れる1杯も楽しみ方の1つですが、忙しい日にサッとおいしいドリップコーヒーを楽しめる「珈琲急須」はアリな一品ですね!
ハンドドリップの一杯をより手軽に楽しめる常滑焼の「珈琲急須」は現在、クラウドファンディングサイトmachi-yaにてキャンペーンを実施中。
執筆時点では、一般販売予定価格から5% OFFの10,450円(税・送料込)からオーダー可能でした。
紹介しきれなかった特徴もあるので、気になった方は下のリンクから詳細をチェックしてみてください!
Photo: Haruki Matsumoto
Image: furukiyoki
Source: machi-ya