macOSで、キーボードのショートカットを編集したり、特定のジェスチャーの設定を変えることはできますが、自分のやりたいように合わせて動かせないこともありますよね。

ただ、ありがたいことに、macOSのカスタマイズの限界を超えられる、サードパーティのアプリはたくさんあります。

今回は、様々な方法でMacの操作をカスタマイズできるアプリの中から、おすすめをいくつか紹介しましょう。

1. Macの操作全般をカスタマイズできる「BetterTouchTool」

BetterTouchTool
Image: MakeUseOf

「BetterTouchTool」は、トラックパッドやMagic Mouseのタッチコントロールをカスタマイズするだけでなく、Touch Barやキーボード、普通のマウス、Siri Remoteの設定にも使えます。

それぞれに配列のオプションがあり、たとえばMagic Mouseでは、クリック、スワイプ、ピンチ/ズーム、無視する領域、複数の指のタップでの動作を変更できます。

また、独自のキーボードショートカットを作成したり、キーシークエンスを録画することも。

BetterTouchToolを使えば、マウスボタンやキーボードの組み合わせ、タッチジェスチャーをトリガーにしたアクションを簡単に設定できます。

スクリーンショットの撮影からMacの電源を落としたり、複雑な一連の入力まで、設定できる動作も幅広いです。

BetterTouchToolには、ウィンドウのスナップやクリップボードの管理、スクリーンショットツールなどのカスタマイズを含む、便利なボーナス機能もあります。

2年間、もしくは生涯ライセンスを購入するか、「Setapp」の月額サービスの一部として無料でアプリを入手できます。45日間の無料トライアルもあります。

ダウンロードBetterTouchTool(2年間:8.50ドル、生涯ライセンス:20.50ドル)

2. マウスのカスタマイズができる「SteerMouse」

SteerMouse
Image: MakeUseOf

「SteerMouse」は、システム環境設定に追加する簡単なユーティリティです。

AppleのMagic MouseやMagic Trackpadには対応していませんが、macOSで思った通りに動かないことがある、Apple純正ではないマウスをカスタマイズすることができます。

例えば、マウスのサイドボタンでWebブラウザで前後に移動できないことがあるなどです。

SteerMouseは、8つのマウスボタンをカスタマイズでき、各ボタンにアクションを割り当てることができます。

ブラウザでの前後の動き、Mission Controlのアクション、音楽のコントロールから、マウスホイールやカーソルの動作もカスタマイズも。マウスの加速やカーソルの速度も調整できます。

SteerMouseは、ライセンスを購入する前に30日間のトライアル期間があります。

ダウンロードSteerMouse (1,980円、アップグレード:1,280円)

3. トラックパッドをカスタマイズするなら「Jitouch 2」

Jitouch 2
Image: MakeUseOf

「Jitouch 2」は古いアプリで、以前は有料でしたが、今は無料です。最新版がMojave用のベータ版なので、おそらくもうこれ以上サポートされないということは心に留めておいてください。

トラックパッドとMagic Mouseのコントロールをカスタマイズでき、それぞれにアクションを割り当てることができます。

トラックパッドやマウスで画面に文字を描いて、トリガーアクションとすることも。例えば、マウスの右ボタンをクリック&長押しして「B」を描いたら、デフォルトではWebブラウザが開きます。このようにして、自分のやりたいようにカスタマイズできます。

ダウンロードJitouch 2(無料)

4. Boot Campのトラックパッドをカスタマイズできる「Trackpad++」

Trackpad++
Image: MakeUseOf

「Trackpad++」は、macOSではなく、とりわけMac用につくられています。MacBookにインストールするWindows「Boot Camp」のためのトラックパッドアプリです。

Appleは、すでにWindows用のトラックパッドのドライバーやツールを提供していますが、Trackpad++ははるかに多くのことができます。

複数の指のジェスチャーでより多くのコントロールができたり、うっかり入力したものを無視する能力に優れていたり、スクロール性能が向上したり、ポインターの正確性が秀逸だったりします。

Trackpad++は完全に無料で、現在はMacBookのMid 2009から直近のMid 2020までのモデルに対応しています。

AppleのMagic TrackpadやMagic Trackpad 2には対応していないのでご注意ください。そちらには、同じ開発者が制作した「ExtraMagic」を無料で使うことができます。

ダウンロードTrackpad++ (無料)

5. 操作を自動化したいなら「Keyboard Maestro」

Keyboard Maestro
Image: MakeUseOf

「Keyboard Maestro」は強力なカスタマイズと自動化のツールです。

特定のキーやキーボードの組み合わせに、いくつものアクションを割り当てることができます。

メールアドレスを入力する、特定のWebページやアプリを開く、アプリの設定を変更する、他にも思いつくことなら何でもできます。

Keyboard Maestroを使えば、複雑なマクロのあらゆるマナーが作成できますが、Macをコントロールする基本的な変更もできます。

Keyboard Maestroは、今回紹介している他のアプリほど、すぐにアクセスはできません。本格的なマクロのツールが必要ない場合は、他の複雑でないアプリを使った方がいいと思います。

1ヶ月のお試し期間の後で、そのバージョンのKeyboard Maestroのライセンスを購入できます。新しいメジャーリリースがあると、新しいライセンスが必要です。

ダウンロードKeyboard Maestro(36ドル、アップグレード:25ドル)

6. タッチジェスチャーに優れた「Swish」

Swish
Image: MakeUseOf

Magic MouseやApple trackpadsには、ビルトインのジェスチャーがすでにたくさんありますが、「Swish」はさらにもっとタッチジェスチャーを追加します。

Magic TrackpadとMagic Mouseに対応。

Swishを使うと、スワイプ、ピンチ、タップなど様々なジェスチャーをカスタマイズできます。ウィンドウやアプリのコントロール、スクリーンなどのコントロールに使うことも。

SwishはmacOSとシームレスに連携し、できるだけ滑らかに動くよう設計されています。

BetterTouchToolほど強力ではありませんが、より直感的でわかりやすいです。開発者はBetterTouchToolと一緒に使うことをすすめています。

BetterTouchToolと同じく、Swishはライセンスの購入もできますが、Setappの月額プランの一部としても入手できます。

ダウンロードSwish (9ドル)

7. キーボードの設定を変更できる「Karabiner Elements」

Karabiner-Elementsで設定したキー操作確認画面
Image: Karabiner-Elements

「Karabiner Elements」は、キーボード入力をカスタマイズできる無料のプログラムです。

あるキーを別のキーに変えるというような簡単な変更もできますが、もっと複雑な編集も可能です。

キーを組み合わせて、ひとつの文字に変換するというようなこともできます。キーボードにはない、一般的ではない文字の入力が必要な場合などに便利です。

さらに、キーボード毎に設定を変えることもできます。複数のプロフィールを作成できるので、誰が、どのキーボードでMacを使っていても、その人独自の設定で使うことができます。

ダウンロードKarabiner Elements(無料)

あわせて読みたい

iPadをMacBookのように使いこなす7つのアイデア

iPadをMacBookのように使いこなす7つのアイデア

M1 Mac対応のアプリを探せるWebサイトが誕生! MacBookユーザーは早速チェック

M1 Mac対応のアプリを探せるWebサイトが誕生! MacBookユーザーは早速チェック


Image: MakeUseOf, Karabiner-Elements

Source:Swish, Keyboard Maestro, Trackpad++, ExtraMagic, Jitouch 2, SteerMouse, BetterTouchTool, Setapp

Original Article: 7 Apps to Customize Your Mac Controls by MakeUseOf