ノートパソコンの数字入力。面倒臭くないですか?
キーボードの横一列に並ぶ数字より、1から9まで3×3で並んだテンキーの方が入力は楽ですよね。
そこで、外付けのテンキーを購入しなくても、保護シートのようにトラックパッドに貼るだけで、テンキーやランチャー、計算機になるガジェット「Nums(ナムス)」を試用感と併せてご紹介します。
薄さ0.26mm。MacBookやSurfaceにフィットするNums
Nums同梱物

多機能で、キズ防止の保護シートにもなるNums

薄いのに、防水・防火機能もあるNums

ノートパソコンのテンキー問題を解消。トラックパッドに貼るだけで、テンキー入力、ランチャーや計算機の機能が簡単に利用できるNumsの対応機種は、MacBook、MacBook Air、MacBook Pro、Surface Pro、Surface Book & Laptop。
アルミノシリケートミネラルガラスという特殊素材を使うことで、薄さ0.26mmなのに高い強度と防水・防火機能を併せ持つそうです。
※一部、適応していないモデルもあるので、詳細はこちらをご確認ください。
これまで、外付けのテンキーやスマホのテンキーアプリをBluetoothで接続して数字入力をしていましたが、外出時に持ち歩くのが面倒で、スマホの場合はメールや電話に対応していると改めてアプリを再起動し直すのが手間でした。
今回は、長年使っているMacBook Pro 15インチ(2016年モデル)で試してみました。機能性や使い勝手はどうだったのでしょうか。
スワイプでモードを切り替え。クイック操作で作業効率がアップ

操作は簡単。トラックパッドに貼り付けたNumsと専用アプリを連携させ、指定された指先のスワイプだけで、テンキー、ランチャー、計算機の各モードを呼び出して行います。
1. テンキー操作でExcelに入力

トラックパッドの右上から左下へ斜めにスワイプするとテンキーモードに。あとは、Numsに表示された数字をタップすることで簡単に数字を入力することができます。Excelでデータ集計をしたり請求書や見積書の作成など、数値がメイン作業の場合は、一般的なテンキーと同じ配列なので効率よく入力できました。
2. 計算機アプリを起動して入力

トラックパッドの左上から右へスワイプすると計算機アプリが起動。数字や計算式をタップして簡単に計算ができます。
Mac純正の計算機アプリは、四則演算のほかにも、通貨の最新のレート(ネット接続時有効)を調べたり、長さを㎝からinchに変換できるなど複数の単位換算ができるので、いざいというときに簡単にアクセスできるのは便利ですね。
3. 登録したアプリやサイトへ瞬時にアクセス

ランチャー機能を利用する場合は、事前にお気に入りのサイトや、よく使っているアプリなどを登録します。
トラックパッドの左下から右斜め上にスワイプすると設定画面が表示されるので、サイトを登録する場合はブラウザに表示されているURLを、アプリを登録する場合は「アプリケーションを開きます」をクリックしてアプリを、設定画面にドラック&ドロップします。

登録したサイトやアプリを開く際は、トラックパッドの左側から中央に向けてスワイプするとランチャーが起動するので、表示された中からサイトやアプリを選択・起動させます。
Macにはショートカットツールの「Dock(ドック)」があり、Windowsではアプリのショートカットをデスクトップに置くことができます。無料のランチャーアプリも存在します。
しかし、操作の手数を考えると、指先をスライドさせるだけなので、Numsに軍配が上がりそうです。
MacBookやSurfaceのトラックパッドでテンキー操作ができ、ワンタッチでサイトやアプリが起動できるNums。キズがつきやすいトラックパッドの保護シートにもなるので、対応機種を確認してから購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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Source: Nums
Photo: 香川博人