電動歯ブラシって、どれを買えばいいのかよくわからないですよね。
安いものなら5,000円を切っているものから、ハイエンドモデルになると30,000円を超えるものまで、機能の違いも千差万別という状態で、まさにピンキリ。
筆者なりにいろいろと調べてみて、先日フィリップスの『ソニッケアー プロテクトクリーン HX6863/66』(購入時の価格は約8,000円)を買ったので、その理由をお伝えしつつレビューしてみます。
プラーク除去 or 歯茎へのやさしさ、どっちを重視するか

歯磨きをするのは、歯周ポケットに溜まったプラークを除去するため。
効率よくプラークを除去することだけにフォーカスすれば、より硬いブラシで強くこすり取るのが理想的でしょう。
しかし、そうすると歯茎にダメージを与えてしまい、かえって歯周病の原因になってしまうことも。
大まかに電動歯ブラシは、強いプラーク除去力を重視しているタイプと、歯茎にダメージを与えないことを重視しているタイプに分けられます。
ザックリ言えば、有名メーカー製は前者、比較的安価なラインナップしかないメーカー製は後者よりに設計されていることが多いと思います。(当然、例外もあります)
私はプラーク除去力を重視して、実績のあるメーカーの中から選ぶことにしました。
音波振動式か回転式か

これも単純には言えませんが、プラーク除去力を重視するなら回転式がいいと言われています。ただし、音波振動式のプラーク除去力が、回転式に比べて大きく劣るということではありません。
水滴を飛ばしている画像でそれが伝わるかどうかは微妙なところですが、音波振動式は、柄の部分が歯に当たるとやや痛く感じる程度には、強力な振動を発生します。
一方、歯茎に対するダメージリスクの低さという点においては、音波振動式はかなり有利だと考えられます。
回転式の場合、鏡で自分の歯を見ながら、回転するブラシが歯茎に傷を付けないようにしないと、ちょっと心配なところ。
これが音波振動式なら、鏡を見ることなく歯茎に当たる感覚を頼りに歯磨きを終えられます。
クリーニングの効率だけではなく、手軽に時短できるものが欲しいと考えていたので、私は音波振動式を選びました。
圧力検知機能に注目

ここまできたら、次は価格帯の選定ですね。
もし予算が青天井だというなら、何も考えずにハイエンドモデルを買っておけば問題ないでしょう。
スマホと連携できるスマート機能が欲しいという人も、ハイエンドモデルを視野に入れておかなくてはいけません。
でも、そんなスマート機能は不要という人のほうが多そうです。
結局のところ、電動歯ブラシの使い方に慣れてさえしまえば、それほどプラーク除去力に大きな差は出ないと思われますし。
高機能を除外して、必要最低限のラインを狙いたいという人は、次は圧力検知機能に注目してみましょう。
これは、歯茎にダメージを与えてしまいそうな強さでブラシを押し当てると、警告音と同時に振動を変化させて通知してくれる機能。
音波振動式とはいえ、強力な電動歯ブラシには違いないので、スマート機能からダメージ制御だけを抜き出したようなこの機能は、あればベターだと考えられます。
結論
あくまで個人的な見解ですが、以上を踏まえて、私はソニッケアー プロテクトクリーン HX6863/66を購入しました。
今まで、歯磨きには15分程度かけていましたが、5分程度に短縮できましたし、奥歯の磨き残しも減った印象があります。
電動歯ブラシが気になっているという人、ぜひこの記事を参考にして、自分にとってベストな1本を見つけて欲しいと思います。
Source: PHILIPS