本格的にDIYしている人なら、「コンパクトなマルチツールは、結局は使えない」と思うことが多いでしょう。
でもこれは実際、口が悪いとも言い切れないところなんですよね。コンパクトなマルチツールの多くは、トルク(力)をかけづらいという問題を抱えているからです。
ところがそう決めつけてしまうのは、少し早いかもしれません。
INDIEGOGOで出資を募っている『Distinct ultra-thin 30 plus tools-In-1』は、携帯性に優れたカードタイプのマルチツールですが、何はともあれ、チェックしておくべきアイテムです。
特筆すべきT字ハンドル
『Distinct ultra-thin 30 plus tools-In-1』には30個のツールが内蔵されていますが、このマルチツールを「使える」アイテムにしているのは、握って使いやすいT字ハンドルの存在にあります。
スライド式格納スリーブに内蔵されているH2、H2.5、H3、H4、H5、H6、SL5、PH1、T10、T25の10種のビットをセットすることで、奥まったところにあるボルトも、力強く回すことができるのです。
その強度も圧巻。
カード型マルチツールという枠を超えた、本格的な実力には驚くばかり。
また、ビットは標準的な1/4インチ規格なので、市販のビットをセットすることも可能。
必要に応じて、好みのビットに差し替えて持ち運ぶこともできます。
ツールの概要
これだけでお腹いっぱいになるレベルですが、他にもまだまだ機能が搭載されています。
5~10mmの六角レンチ、ダンボール開梱用カッター 、栓抜き、ペイント缶オープナー、針金の曲げ加工ツール(3サイズ)、ワイヤーストリッパー、ヤスリ、蝶ネジ回し、スポークレンチ(5種)と、なかなかの充実ぶり。

鋭利な刃が使われていないTSA対応品なので、機内持ち込みも問題なし。旅行へ行くときでも、気兼ねなく携帯できます。
ステンレス製なので錆びる心配がなく、マグネットを内蔵しているので、無くしがちなボルト類やビットをくっつけておいたり、逆に本体を冷蔵庫などにくっつけておくという使い方もできます。
本格派の人も、これなら持っておいて損はないと思えるんじゃないでしょうか。
もちろん、たまに組立家具を作ったりと、軽作業しかする機会がないという人にとってみれば、これ1つあれば、他には何もいらないという可能性すらあると思います。
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Image: INDIEGOGO
Source: INDIEGOGO