私の「身軽でいたい」願望に拍車がかかり、巷で噂のabrAsus「小さい財布」を買いました。その名の通り、小さい。ほぼクレジットカードサイズです。
そして、こんなに小さな財布を手に入れたことで、私の生活も色々と見直されたので、その良さをレビューしていきたいと思います。
なんと言っても「小さい」

abrAsusの「小さい財布」は掌に収まるくらいの大きさ。うたい文句の「ほぼカードサイズ」は本物で、縦約6×横約9cmです。
紙幣が見える

財布を開けると目に飛び込んでくるのが、紙幣です。小ささに拘ったため、余計なパーツはただの一つもないのが「小さい財布」の良さ。
紙幣が見えていることで、自分がいくら所持しているのかが丸わかり。
所持金を把握していなくて、飲食後に冷や汗をかいた経験がある私にとって、夏目さんの顔が見れることは、ある種の安心保証。
小銭入れにチャックはなし

お札だけでなく、コインも丸見えです。ワンアクションで、お札にもコインにもアクセスできるんです。
財布を開けなくてもカードが出せる

しかもカードホルダーは財布のボタンを外さなくてもアクセスできます。指を入れて押し出せば…。

手持ちのカードを全て出すことができます。

昨今はキャッシュレスでの買い物も増えているので、カードにワンアクションでアクセスできるのは便利です。
カードホルダーは一箇所しかありませんが、そもそもそんなにカードを持ち歩いていないので、なんのカードを持っているのかは一目瞭然。
カードは4枚しか入らない
5枚は入ると思っていましたが、私のカード類は4枚しか入りませんでした。
凹凸がないタイプのクレカなら5枚入りそう。私は免許証、パスモ、クレジットカード、そしてTポイントカードを入れています。

利用頻度の高いアパレルメーカーなどのメンバーシップカードは、iPhoneアプリの「Stocard」に登録しているのでポイントを集め損ねることもありません。
鍵もつけられる

財布の折りたたみ部分に小さな穴が開いているので、ここに紐を通して鍵をつけました。
そのおかげで、財布と鍵とパスモがひとつにまとまり、キーケースとパスモケースを持たずに済むように。
今は小さなポシェットに「小さな財布」とiPhone、エコバッグとリップクリームを入れて外出しています。
生活を見直す、お金を見直す

「小さい財布」は、余計なものを一切入れられないストイックな財布です。なので、レシートを入れておくなんてもってのほか。
というか、レシートを入れすぎるとボタンが閉められません。なので、1日の終わりには財布を整理する習慣が生まれます。
レシートを家計簿に記入し、小銭は小銭ケースにいれてヤクルトや集荷の支払いに回します。毎日お財布を見るようになったので、お金の使い方を見直すきっかけにもなりました。
デメリット
クレジットカードを使うと、レシートを何枚も渡されることがあります。
買い物のたびに、レシートと一緒にクーポンが出てきたりすることもあります。そうなるとレシートをしまうのにレジでモタモタ…。
また、お財布を開いた拍子に小銭を落としそうになってしまうこともありました(実際に落としたことはありません)。
これまでATAOの小さい財布を使ってきたので、カバーのない小銭入れは経験があります。
abrAsusの財布は広げ方や持ち方にコツがあって、垂直や反り返るほど開いてしまうと少々不安定に感じるかもしれないと思いました。慣れるまでに少し時間がかかりました。
元々荷物は少ない方でしたが、abrAsusの「小さい財布」にしたことで、小さい鞄の中にカメラを持ち歩くスペースが生まれました。
使いこなせていなかったSony 100X4の使用頻度を少しでもあげたいと常々思っていたので嬉しいです。
***
(追記:2020年7月15日14:00)なるべくミニマルにと思い、鍵もつけてみましたが、鍵屋さんによると、これは避けた方が良いとのこと。
というのも、財布には個人情報が記載されている免許証や保険証を入れているケースが多く、住所と鍵がセットになっているということは、万が一財布を落とした場合に全てを失うことになりかねないからです。
また、私は使い方の参考として今は使われていない鍵をつけた写真を掲載しましたが、鍵は凹凸がわかればそれだけで簡単に複製できるので、決してやらない方が良いともアドバイスを受けました。
また、鍵にはシリンダー番号が記載されているので、その番号を他人に知られないことも大切だと教えてもらいました。
ということで、私は鍵は財布とは別個に持つことにしました。使い方のひとつとして紹介はしますが、防犯面でいうとバッド・コンビネーションだということを記しておきます。
あわせて読みたい
Source: SUPERCLASSIC
Photo: 中川真知子