マルチツールと聞いただけで、ついつい心躍らされてしまうのは、なぜなのか。

実際に使ってみると、実用的とは思えないものもありますが、多機能という言葉に惹かれて手にしてしまう。それがマルチツール。

Owltechの『 7in1 ツールペン』は7つの機能を持つペン型のマルチツール。今回試用する機会をいただけましたので、「買い」なのかどうか、早速使ってみました。

それでは、機能別に見ていきましょう。

ボールペン

20180725_7in1toolpen_06
Photo: 田中宏和

ボールペンの芯には、ISO D1規格の油性ボールペンが採用されています。

人気のゲルインキと比べると、どうしても書き味の点では見劣りしてしまいますが、カラーコピーされた写真の上でもインキが乗りやすいなど、紙でさえあれば筆記する対象を選ばないという点がメリット。替芯の入手がしやすいのもいいですね。

ただ、やはり書くということに関しては、金属ボディゆえの重さがネックになります。もっとも、ペンだこができるほど使う人はそもそも対象外でしょうし、メモを取る程度なら許容範囲だと思います。

タッチペン

20180725_7in1toolpen_04
Photo: 田中宏和

画面が皮脂でベタベタになるのがイヤという人は一定数いるようで、タッチペンには根強い市場が存在しています。

しかし、タッチペンのデメリットは指に比べるとサッと使えないところにあり、本製品においてもその弱点は解消されていません。

「どうしてもタッチペンで操作したい」という人じゃなければ、この機能を使う頻度は少なくなりがちでしょう。そうした人はもっとサッと取り出せるタッチペンを好むだろうと思いますので、あくまでオマケという印象はぬぐえませんでした。

定規

20180725_7in1toolpen_03
Photo: 田中宏和

特に自宅にいるときなど、意外と手元にないことが多い定規。カードサイズのものを測りたいときなど、これがあることで重宝する場面はあるはず

ジャマなものではないし、外見上の意匠的にもマルチツールらしさを感じられます。この機能は、あって正解でしょう。

スマホスタンド

20180725_7in1toolpen_02
Photo: 田中宏和

動画をチェックしながら作業を進めたいときなど、あると便利なスマホスタンド。めったに使わないので、あえてスタンドを買うほどではない、という人にピッタリの機能でしょう。

よほどブ厚いケースを使っていない限りは、ほとんどのスマホを保持できると思います。

栓抜き

20180725_7in1toolpen_01
Photo: 田中宏和

もはや日本で買う液状の物というと、アルミ缶かペットボトルに入っていることが大半ですが、ニオイが移りにくくリサイクルの優等生と言われるビン容器は、改めて注目されているところ。

スマホスタンドと兼用できる栓抜きも、あれば助かる機能として有用だと言えるでしょう。

プラスドライバー・マイナスドライバー

20180725_7in1toolpen_05
Photo: 田中宏和

おそらく、ボールペン以外でもっとも「あって良かった」と思える機能はこれですね。

メガネユーザーなら緩んだツルの増し締めはもちろん、ボタン電池式ガジェットの電池交換など、精密ドライバーが欲しい場面で活躍してくれます。

結論:リビングや寝室に常備しておきたい

というわけで総括すると、『 7in1 ツールペン』は日常使いするアイテムというよりは、自宅のリビングや寝室などに常備しておきたいマルチツールという印象です。それぞれの専用道具を持ち出すまでもなく、ササッと片付けたいときに「気が利くやつ」ですね。

それに、ビジネスバッグのペンホルダーに忍ばせておくのもいいかもしれません。常用するペンとは別に、イザというときのために持っておきたいもの。

プレゼントしてもらえると嬉しいタイプのアイテムなので、企業の販促ツールなどにもいいかもしれませんね。

Amazonなどで購入が可能です。


Photo: 田中宏和

Source: Owltech

Reference: Amazon