食欲の秋は、いろいろな作物の収穫の季節でもあります。キノコはその中のひとつ。
じゃあキノコ狩りに行くか、なんて忙しい社会人には難しいので、自分で栽培することにしました。

『シイタケ栽培キット【もりのしいたけ農園】』で。
ちなみに、この商品はAmazon.co.jpで現在200近いレビューがついているうえ、☆4.4という高評価(2018年11月8日時点)。「ほんとかよ…」と、ずっと気になっていました。
注文したら、すぐ届く

注文した翌々日に到着。「お急ぎ便」なら翌日に届くので、すぐに栽培が始められます。
丸太のように見えますが、固められたおがくずの中にしいたけの菌が植え付けられているようです。重さは1.2キロほどあり、トレーにのっけると扱いやすいと思います。
なお、生き物なので発送中もしいたけは成長しています。届いたらすぐ開封しましょう。
シイタケ栽培の準備

まずは、こすらないよう表面を軽く洗って濡らします。

付属のビニール袋に入れ、しいたけが呼吸できるように洗濯バサミなどで隙間ができるくらい軽く閉じます。
畑のうねに「マルチ」というビニールシートがかかっていることがあります。温度や湿度を保つ効果があるのですが、このビニール袋も同じような効果があります。
メンテナンスは2日に1回10秒くらい霧吹きをするだけ。ビニール袋の内側に水滴がついて、曇っている状態をキープします。
しいたけ栽培:2日後

設置してから2日後にして、早くもモコモコと生えてきました。
しいたけ栽培:5日後

そこから、たった3日で袋がギュウギュウに!
間引きをするなら、食べられるけど、かなり小さいなと感じるくらいでやるべきでしょう。

「インスタ映え」のタイミングを狙うどころではない数と成長スピードです。
ハサミで切って収穫をしよう

さあ、気軽に自宅でキノコ狩りタイムです。
キノコをぬくと菌床が傷むので、ハサミで切り取りましょう。数日の間、収穫しながら食べていきます。

収穫したしいたけは形もよく、なかなか肉の厚みもあります。
料理してみた。味は?


初日は、ホイル焼きと、鶏つくねの肉詰めに。

2日目は、たくさんの野菜とラム肉でプルコギ風に。

3日目は、合いびき肉を詰めて煮込んで、ポークビーンズ風に。

4日目は、以前の記事「もう箸が止まらない! サッと作れておつまみに最適な「しいたけ」レシピ2種」より、『しいたけのガーリックバター醤油』に。
採れたてなので瑞々しく、食感がプリプリなのが魅力です。1日に10個食べていました。
さすがに飽きた…干すか冷凍すればOK

食べきれない分は、冷凍するか、干せば使いたいときに使えます。
凍らせると細胞が壊れ、ダシが出やすくなり、干すとそれに加えて栄養素が高くなるというメリットも。
十分にもとがとれる
Amazon.co.jpでの価格は1380円で送料無料。
ちなみに、近所のスーパーでしいたけの販売価格は10個入りで198円でした。65個とれたので、1個あたり大体20円。採れたての価値もありますし、十分にもとはとれたのではないかと思います。
しかも、今回はまだ1回目。2~3週間、休養期間をとると、2回目、3回目の収穫まで狙えるのだそう。
しいたけ栽培の適温は13~18℃なので、夏の高温には向きませんが、今はベストタイミングだと思います。
しいたけのほかにもラインナップあり
しいたけを栽培していたのは10日ほどですが、食べるのはもちろん、日々ぐんぐん成長するので観察が面白く、家に帰るのが楽しかったです。子どもと一緒に栽培すれば食育にも良さそうです。
なお、『シイタケ栽培キット【もりのしいたけ農園】』の製造元の森産業は、昭和17年に世界で初めて種駒による、しいたけの人工栽培方法を完成させたそうです。ほかにもさまざまなキノコの種菌を製造しており、栽培キットも販売されています。
しいたけより難しそうですが、こんなの家で栽培できたんだ!?と思うようなキノコもあり、挑戦してみたいです。
続き:ほかのキノコも挑戦しました。
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Photo: 今井麻裕美
Source: 森産業, Amazon.co.jp