ソフトウェア開発の仕事をしているマイケル・ハンガーさんは、複数のプロジェクトを日々抱えて、仕事に挑んでおりました。そして、それぞれのプロジェクトに割り当てる工数をどのようにして記録または計画するのか? という問題に直面し、大変頭を悩ませていたそうです。
そこで彼は、使えそうなソフトウェアやポストイットなどの道具を片っ端からリストアップ。でも、ありきたりのやり方ばかりで、いまいちしっくり来ません。
その時です。
娘がLEGOで遊んでいる姿を思い出し、そのLEGOを活用してみるという革命的な手法が、彼の頭をよぎったのです。
それから彼は1日の就業時間をプロジェクトごとに色分けされたLEGOで組み立てることを開始。「なんだよLEGOか」とあなどるなかれ。この手法ならどのプロジェクトに、どの位の工数がかかっているのかが一目瞭然。
ハンガーさんによると、
何時から何時までどのプロジェクトの仕事をした、というよりもどの位の割合をどのプロジェクトが占めているのかが一目でわかって本当に便利。絶対時間を記録するのももちろんありですが、相対的に時間を換算する方法でも使えますよ。何か考え事をしながらLEGOで遊ぶことが出来るのも、正直ちょっと楽しいしね。
ですって。
結局のところ、どんなツールを使えど、気に入らなければいつしか使うのを止めてしまうもの。LEGOの案をそのまま採用するかどうかは別問題ですが、そのアイディアの中にある遊び心は忘れたくないものですよね?
ま、実際にLEGOを使ってみようと思った方は、せっかくの1日の計画をLEGO好きの同僚に組み替えられないように注意が必要ですけど(そんな同僚にはこちらのバーチャルLEGOを紹介してあげて下さい!)。
On LEGO Powered Time-Tracking; My Daily Column [Better Software Development]
Gina Trapani(原文/まいるす・ゑびす)
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