仕事の息抜きや眠気覚ましに、ついつい立ち寄ってしまうコンビニ。
さらに、飲み会の帰り道にはコンビニの明かりに吸い込まれて爆買いしてしまう悪い癖も…。
「ストレス解消で浪費する癖がついてしまって、なかなか貯金ができないんです」と話すのはライフハッカー[日本版]の編集部員A。
ふだんの買い物をもっと賢く楽しいものにするために、使ってみたのがWEBサービス『カッテミル』です。
行動傾向を探る「ライフログ」的な役割

『カッテミル』は、「何気ない買い物に、新しい発見を」との思いで始まったサービス。TカードやモバイルTカードを持っている人なら誰でも利用が可能です。
最大の特徴は、Tポイント提携先(カッテミルサービス対象店舗に限る)でTカードを提示して買い物をすると、過去1年間の買い物履歴が残せるということ。
自分がいつどんな物を買ったかを可視化してくれます。
この日は確か仕事で失敗した日で、夜に飲み会があったんだっけ。飲み会帰りにコンビニで買ったのが、缶チューハイと乾きもの(家でまだ飲もうとしてるな?)。
それから、ちょっといいスイーツに詰め替え用シャンプーに入浴剤…(全力でリラックスしたいという気持ちも伝わってくる)。いや、お酒飲んでお風呂入っちゃ危険だって。
疲れた日や酔った日の翌朝、冷蔵庫を開けて「こんなの買ったっけ?」と自分の理解不能な行動に驚いてばかりの編集部員Aにとって、すぐに役に立ったのが「購入履歴」や「マイランキング」(※1)機能。
行動傾向を探るライフログにもなり、浪費の癖が可視化されることでムダ遣いの節約にもひと役買ってくれそうです。
本当は気になる「みんなが買っている物」がわかる

さらに『カッテミル』のおもしろいところは商品に評価がつけられること(※2)。「いまいち」から「とてもよい」を星5点満点で採点し、クチコミを添えれば投稿完了。
もちろん、他の人が買った商品のクチコミも閲覧可能。
お店で人の買い物かごの中身を見て、そのチョイスが気になったとしても「えっ、なんでそれ買うんですか?」「それっておいしいですか? 私も気になってたんですよー」なんて声をかけるのはさすがにハードルが高すぎます。
ですが、『カッテミル』なら気になる商品の感想がすぐにチェックできるというわけです。
どんな気の置けない友人や家族でも、「食」の好みまでは共有するのはなかなか難しいもの。『カッテミル』を使ってみて、自分の食の好みについて共有したいという欲求があることに気がつきました。
私がよく見る食品に関するクチコミの場合、「おいしかった」「酸味がちょうどいい」といった味わいだけでなく、「時間のない人に」「チーズや納豆を入れてアレンジするのもおすすめ」といったアイデアも紹介されているので、それまで自分では選ばなかったような商品にも興味が湧いてきました。
コンビニに入ってもいつも買う物が決まっている私のようなタイプには、新たなおいしさや便利さに出会えるいい機会になりそうです。
人のクチコミを見ていいなと思った商品には、「クリップ」をつけておけるのも便利。
お店で買いたい物が思い出せないともどかしさでイライラしてしまいますが、このリマインド機能があれば大丈夫。
他の人が買った商品はもちろん、CMで見かけた新作を探してクリップしています。
「カッテミル」は検索機能も充実していて、商品名、メーカー名、バーコードでの検索(※3)ができますし、「Tポイントアプリ」(App Store, Google Play)を使えばウェブサイトなどに表示されているテキストを選択するだけで商品が探せます。
商品ページにはそれぞれにメーカーによる紹介コメントや原材料表示、栄養成分、原産国などの情報が表示されるのも、アレルギーやからだのことを気にかける人には親切だなと思いました。
1〜50位を公開。「売れ筋ランキング」はコミュニケーションにも役立つ

特編集部員Aが気に入っているのが「ランキング」(※1)機能。
自分が買ったもののランキングがわかるほかに、一番売れている商品がわかる「週間ランキング」(週1更新)と、買い続けられている商品がわかる「リピートランキング」(月1更新)が閲覧できます。
このランキングをコミュニケーションにも役立てられる気がします。
たとえば、「週間ランキング」と、「リピートランキング」の理由をクチコミに求めれば、今のトレンドや傾向がつかめて「あのパッケージに平成って大きく書かれたグミもう食べました? 普通においしいらしいです」なんてコミュニケーションにきっかけになるはず。
今後は、実際に購入した人の評価点と購入数を元に計算した「評価ランキング」も発表されるようで、精度はますます高まるのではないでしょうか。
カップ麺やお菓子、ドリンク、お酒といったさまざまなジャンルがさらに細分化されていて、しかも1位から50位までをランキング。これをすべて自分で試していたら大変です。
上位に自分の好きなアイテムが入っているとうれしいですが、圏外だと何だか凹んでしまいますね(笑)。
「カッテミル」でムダ遣いと買い物の失敗がなくなった

他のユーザーのクチコミのなかには「うまい!」と唸らされるものもあり、編集部員Aの編集者魂に火が付くこともたびたびなのだそう。
気になるユーザーを発見したら、「フォロー・リプライ機能」(※4)でコミュニケーションが図れます。
その人を“フォロー”すれば最新のクチコミ情報が受け取れますし、クチコミにコメントや質問が残せます。
他のSNSでは「いいね!」を押すのに慎重になってしまう私ですが、食べ物や飲み物の好みのツボが同じだと親近感が湧きやすいものですね。
『カッテミル』を使ってよかったなと思うのは、まずムダ遣いと買い物の失敗が減ったこと。
まだ冷蔵庫に入っているものは履歴を見ればわかるし、自分が買いたい商品はクリップしてあるので余計な買い物をしなくなりました。
それから目的をもって買い物をするようになったこと。
これまでは「疲れた」とか「酔ったテンションで」とかいうノリでコンビニへ行っていましたが(もちろん今でもそれは変わらないのですが)、“自分の浪費の傾向を把握して、本当に買いたい物をちゃんと買う”というだけでコンビニでの買い物に後ろめたさがなくなりました。
スーパーやホームセンターでも。買い物が暮らしに楽しさを

これまで何気なくコンビニを利用していた編集部員Aに、買い物の楽しさを教えてくれた『カッテミル』。
Aはコンビニ利用が中心ですが、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどと幅広いTポイント提携先(カッテミル対象店舗に限る)での利用が可能です。
また、「カッテミル」のサイトでは新商品情報などを紹介した「カッテミルニュース」も。
買い物だけでなく、日々の暮らしにも一石を投じてくれそうな「カッテミル」。新年度や新生活に始めてみたいサービスです。
※1 サービスによってはTサイト[Tポイント/Tカード]にログインいただく必要があります。
※2 商品を評価するには、Tサイト[Tポイント/Tカード]にログインし、ニックネームを登録する必要があります。
※3 バーコードから商品を検索するには、スマートフォンでカッテミルにアクセスいただく必要があります。
※4 ニックネームを登録してユーザーページを公開にする必要があります。
Photo: Ryuichiro Suzuki
Image: Getty Images
Source: カッテミル, Tポイントアプリ(App Store, Google Play), カッテミル対象店舗一覧