シンシナティ大学のカイル・A・コーシュ氏は、自分のiPhoneを同期させてしょっちゅうiPhoneのライブラリーのバック・アップをとっていました。その経験から、iPhoneのイメージ機能はかなり信頼に足るものであるということを知っていたので、彼は自分の工業デザインの研究を実際に応用してみることにして、ダンボールを素材としたスキャナを作成しました。そのスキャナはiPhoneを絶妙な高さにホールドすることで、8.5インチ×11インチ(レターサイズ。概ねA4サイズ同等)のドキュメントをキャプチャーできるのです。

 コーシュのこのスキャナは、カスタマイズされた半組み立て済みのダンボール製のものを、注文することもできます。また、自分でダウンロードしてDIYで作るためのフリーのEPSファイルもありますよ。

このスキャナはだいたい38センチの大きさで、組み立てたとしても非常に安価で済むでしょう。汎用キャプチャー/OCRツール、例えば「Evernote」のようなものとiPhone 3GS付属の強力なカメラと組み合わせて使えば、とりあえず数枚のドキュメントをスキャンしなきゃいけない程度の人にとっては、十分に使用に耐える立派なスキャナーになります。

週末DIYのネタに、お試しあれ。

iPhone Document Scanner

Ponoko showroom - iPhone Document Scanner [Kyle A Koch via Twitter / Kevin Lim]

Kevin Purdy(原文/訳:粟野雅子)