iPad向けの手書きノートアプリ「Notability」は、多機能で書き心地も快適。
しかも、iPhoneやMacでも使えるという優れものです。
日頃から愛用している人も多いのではないでしょうか?
そんなNotabilityで、仕事効率化に役立つ便利機能を5つご紹介します。
1. よく使うペンを「お気に入り」に登録
Notabilityには、2種類のペン先と12種類の太さがあり、カラーも豊富に用意されています。
目的に応じて使い分けできるのは便利ですが、毎回選び直すのは少々面倒。
そこで役立つのが、よく使うペン先の種類と色、太さの組みあわせをキープできる「お気に入り」です。

ペンの選択後に「お気に入り」をタップすると、画面の隅に表示されるパレットに追加されます。
ペンだけでなく、蛍光マーカーや消しゴムも追加可能。消しゴムにはストローク単位で消せるものと部分的に消せるものがあるので、これも使い分けると便利です。
ちなみに筆者は、手書きメモ用の黒ペンと、PDF書類に書き込むときに使う赤と青の細いペン、蛍光マーカーと消しゴム2種類を登録しています。
2. 手書き文字をテキストに変換
手書き文字をテキストに変換できる機能も便利です。
変換したい範囲を選択ツールで選択した後、タップすると表示されるメニューで「テキストに変換」を選択。
すると、プレビュー画面に変換後の文字が表示されます。正しく変換されていない部分があれば、該当部分をタップして修正することも可能。
「選択したものを変換」を選べば、ノート内の手書き文字がそのまま変換されます。別のアプリで使いたいときは、「テキストをクリップボードにコピー」からコピーが可能。
認識の精度も高く、けっこう雑に書いた文字でもちゃんと変換してくれます。
3. 直線や図形を簡単に描く
図解などもサッと描けるのが手書きアプリの良いところですが、フリーハンドだと、どうしても線や図形が曲がったりゆがんでしまいます。
そのようなときは、設定メニューの「手書き」内にある「直線」や「形状検知」をオンにしておくのがおすすめ。
線を引いたり図形を描いたりした後に長押しすると、自動的に直線やきちんとした形状の図形に変換してくれます。

図形の形が思い通りにならなかった場合は、隅の□をドラッグして変型させることも可能です。
4. 紙の書類を取り込んでメモを書く
紙の書類をiPadに取り込んで修正点を書き入れる作業も、Notabilityだけで完結します。
ノート画面右上の「+」から、「書類スキャン」を選択。
カメラが起動するので書類を撮影。撮影後に保存形式の選択画面が表示されるので、「PDF」「画像」のいずれかを選択します。
取り込み後は、通常のノートと同様に各種ツールで文字を書き込んだりマーカーを引いたりがすることが可能。資料のペーパレス化を進めたい場合にも役立ちます。
5. 2つのノートを同時に開く
Notabilityに取り込んだPDF書類を見ながら、別のノートにメモを取れるのが、2つのノートを並べて表示できるマルチメモです。
1つのノートを開いているときに、画面を左端からスワイプすると、最近使ったノートが一覧表示されます。
開きたいノートの右端の点をタップして「左に表示」「右に表示」のいずれかを選べば、現在のノートの横に開くことができます。
中央のハンドルを動かすことで、それぞれのノートの幅を変えることも可能。前回の打ち合わせメモを見ながら新しいメモを作成するなど、さまざまなシーンで活用できます。
1100円という価格ながら熱心なファンも多いNotability。せっかく購入したのなら、その便利な機能を隅々まで使いこなしたいところです。
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Source: Notability/App Store