敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ。
今回はアメリカの一部の州で大麻が合法化されたことにより、大麻ビジネスでアフリカ系の女性たちが富と成功のチャンスをつかむことをミッションとするポッドキャストEstroHazeの共同設立者、シリタ・ライト(Sirita Wright)さんの仕事術です。
シリタ・ライトさんにはミッションがあります。アメリカでは大麻に関する法律が急激に変わり、起業家たちは大麻産業に注目し始めています。
とは言え、現状は、大麻ビジネスのオーナーのほとんどが白人です。
この現状を改革するために、シリタさんが共同設立者たちと設立したメディア会社のEstroHazeは、アフリカ系の女性たちにさまざまなライフスタイルと大麻業界のビジネスチャンスについて学ぶ場所を提供しています。
シリタさんはNBCのインタビューで「私は後ろめたさを感じていません。大麻は命を救い、仕事を創出し、富を得る大きなチャンスでもあります」と語っています。
そんなシリタさんの仕事術を聞いてみました。
氏名:シリタ・ライト
居住地:ニューヨーク市ブルックリン
現在の職業:EstroHazeの共同設立者兼最高マーケティング責任者、マーケティング・ストラテジスト、俳優
現在のPC:MacBook AirとiMAC
現在の携帯端末:iPhone X
仕事の仕方を一言で言うと:使命感に燃えて
── まず、略歴と現在の仕事に至るまでの経緯を教えていただけますか?
私は2005年にバージニア州アーリントンのメアリーマウント大学で、ファッション・マーチャンダイジングを勉強していました。卒業後、『VIBE』誌のファッション部門でインターンをするために、ニューヨーク市に引っ越しました。
インターンを修了すると、ファッション業界のさまざまな仕事に就きましたが、2008年にリーマンショックが起こったことで、方向転換して女優の道に入り、同時にソーシャルメディアでフリーランスを始めました。
2014年には、Black Enterprise社のソーシャル・メディア・マネージャーになりました。
そこで、カリ・ワイルダーさんとサフォン・フロイドさんに出会い、大麻をテーマにしたポッドキャストを一緒に始めることにしました。それが現在のEstroHazeです。
2016年の終わりには、大麻ビジネスの普及を主旨とするCanopy Boulderという開業準備中の会社に応募して、2017年春季に提携。
EstroHazeはメディア会社としても大麻ビジネスとアフリカ系女性に特化したライフスタイルを提案するコンサルティング会社としても一人前になりました。
──最近の1日の流れを教えてください
先週の火曜日を例に挙げましょう。
その日は、起床して朝のルーティン(歯を磨き、顔を洗い、お風呂に入り、服を着て、犬の散歩をして、水とコーヒーを飲みます)を終えると、メールとその日のスケジュールに目を通し、パートナーと会議をするために共同設立者のサフォンさんと会う準備をしました。
その会議中に、キャスティング・エージェンシから電話が入り、翌日写真撮影ができる時間を聞かれました。会議の後は、ダウンタウンに向かい、Come Back Dailyという素晴らしいCBDショップの店舗とトライベッカ地区のコワーキング・スペースを訪問。
その後、ブルックリンに戻り、共同設立者兼CEOのカリさんに電話して、その日の会議について報告し、次のステップについて話し合いました。
帰宅して犬の散歩。メールとソーシャルメディアと翌日のカレンダーをチェックして、必要な調整を済ませたら、1日の終わりに向けてリラックスするルーティンを始めました。
── 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?
スマホのモバイルバッテリーです。また、Neil PatelとEric SuのMarketing Schoolのようなマーケティング関連の本やポッドキャスト、FENTY Beautyのリップグロス、(私のパートナーが所有している)PuffCo Peakヴェポライザーなども。
── 仕事場はどんな感じですか?

デスクの前の壁には、ファッションの写真、カレンダー、感銘を受けた言葉、その他の画像がびっしり貼ってあり、インスピレーションの源になっています。
オフィスに入ってこの壁を見ると、思わずにっこりしてしまいます。
デスクで過ごす時間が長いので、気分の良い環境にする必要があります。
プロジェクトの分類にはフォルダーとクリップボードを使用しており、財務系のフォルダー、私的なことのフォルダー、塗り絵の本などをファイルしてあります。
── 大麻が合法化されたことでビジネスにどのような影響がありましたか?
大麻を擁護したり大麻とウエルネスがどのように手を組めるか、以前よりオープンに話せるようになりました。
そういう話が堂々とできるようになると、大麻とそれを使用している人たちのコミュニティを悪と見なす風潮ばかりではなくなります。
── どんな人たちからどのように仕事を助けてもらっていますか?

共同設立者は2人とも優秀な女性で、厄介なこともさっさと片づけてしまいます。私たちが波に乗ってアイデアを具体化し始めると、ビジネスがすぐに花開くんです。
私たちは学びと成長を続け、必要なら方向転換だってします。起業は容易ではないので、強力なチームを持つ必要があるんです。
2人の共同設立者たちとは、前に一緒に仕事をしたことがあるだけでなく、一緒に暮らしたこともあり、ビジネスを設立するために深い話をしっかりしています。
──ToDoはどうやってトラッキングしていますか?
週と月ごとのTrelloボードがあり、あらゆる予定をメインのカレンダーにシンクロさせています。週単位でスケジュールを組み、毎日カレンダーをチェックします。
まとまった時間をブロックすること、同じ種類のタスクをまとめること、ポモドーロ・テクニック用Chrome拡張機能のような生産性ツールを使うことが私の主義です。
──どのように充電したり休憩していますか?
自然に接することが大好きです。子どもの頃にガールスカウトだったからか、おとめ座だからかもしれません。
公園に行ったり、散歩をするとエネルギーを充電できます。ブルックリン・ボタニカル・ガーデンはお気に入りの場所です。
そこは魔法の場所で、誰もがハッピーでにこにこしています。子どもたちは遊び、大人は植物のことを学び、その空間から特別のエネルギーが出ています。
ニューヨークにいるとは思えなくなります。
──お気に入りのサイドプロジェクトは?
今気に入っているサイドプロジェクトは、マーケティング・ポッドキャストのSavage Mediaです。
起業家やクリエイティブな職業の人たち向けの常識的なマーケティングを扱っていて、そこで私がシェアしている戦略はすぐに導入できて、うまくいくものばかりです。
同時に、総合的なマーケティングに関する取り組みを理解して合理化する方法も学べます。
──今、何を読んでいますか? おすすめの本はありますか?
今はGOAT Seth Godin著『This is Marketing』を読んでいます。あと、Iyanla Vanzant著『The Value in the Valley』も再読中です。
──これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください
素敵なことだけ広めましょう。
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Image: Lifehacker US
Source: EstroHaze, NBC News, Marjiuana Business Daily
Alice Bradley – Lifehacker US[原文]