2019年に、私はアメリカの50州をすべて訪れて、アメリカ人が外的な状況に関係なく内面の幸福をどのように獲得するか調査しました。
この旅の間に、私は500人以上の「自称幸せな人々」にインタビューして、彼らが日常生活でどのようにしてより多くの喜びを生み出しているかわかりました。
私の旅と学びは、American Happinessのドキュメンタリーに記録してあります。
私たちはしばしば幸福の概念を複雑にしてしまいますが、幸福と良い習慣を獲得した多くの人々と話して私が発見したことは、幸福のレベルをすぐに向上させ、長期的な幸福につながる道をたどる習慣を身につけるためにできるシンプルな工夫がたくさんあるということです。
幸福感を得られることに時間を多く使う
内面の幸福感を高めるために最初にすべきことは、現在幸福感を生み出しているものと、幸福感を損ねているものを自覚することです。
具体的なステップとして、喜びをもたらすものとそうでないものを書き出してリストにすることから始めましょう。
この場合、リストには自分でコントロールできるものだけ載せることが肝心です。次に、自分が好きなことにより多くの時間を使い、幸福感を損なうことに使う時間を制限するように時間を管理する方法を熟考しましょう。
「こんな気分で暮らしたい」と思う言葉を集めたリストを作る
人生の目標を達成すると長期的な幸福も達成されると考えられることが多いのですが、私が話した人たちの大多数は違いました。
彼らにとって、幸福とは継続的にエクササイズし、自分を高めるために筋力をつけることでした。
目標を達成することは素晴らしいことですが、多くの人々はその満足感はいつしか消え去るものであることに気づきます。
より掘り下げてみると、私たちがしばしば切望しているのは、成果そのものではなく、達成することに関連する感情であることがわかります。
この洞察から、人生に対する姿勢をさらにコントロールする機会が持てます。
「こんな気分で暮らしたい」と思う言葉を書き並べることで、よりポジティブな感情を日々生み出しましょう。
手の届かない成果を達成しようとする必要はありません。
たとえば、今日はどんな気分の日にしたいでしょうか。落ち着いた気分?自由な気分?活力に満ちた気分?幸せな気分?
あなたが感じたい感情や体験、つまり目標に到達したときの感情を具体的な言葉にしてリストにしましょう。
そのリストができたら、活動、考え、内容をそのリストにある言葉に合わせてシフトしてください。
何をするか、何を優先するか決定するときは、そのリストに立ち返り、適切な行動かよく考えましょう。こうすれば、より前向きで目的のある1日になります。
今日はどんな1日にしたいのか決めてから朝のスタートを切る
ポジティブな調子で朝のスタートを切ることは、日々の幸せを育むためにできる最も効果的なことの1つです。長時間かけなくても、1日を変える力があります。
すぐに慌ただしく1日をスタートしたり、スマホをつかんでソーシャルメディアをスクロールしたりせずに、1分間でいいので、集中して、この先の数時間をどのように過ごすつもりか決めてください。
あなたは何を達成したいのでしょうか。どのように達成したいのでしょうか。そしてどのような姿勢で達成したいのでしょうか。
終日受け身で反応するのではなく、さまざまな状況をどのように体験し、反応したいのか目的意識をもって決めましょう。
これを実践すると、目の前の瞬間にもっと集中して、自分の行動や感情に関して意志的にならざるを得なくなります。
ワクワク感や好奇心に従う
私はアメリカを旅している間に、自分のことを幸福だと認識している人の約70%が、仕事や生活において、家族や友人の目には「後退」に見える変化を遂げたことを知りました。
このように生活を「非常識に」あるいは「非実用的に」変化させた人は、最終的に前進できました。
自分が感じるワクワク感や興味のひらめきに従って行動したおかげです。
ですから、そうした感情や好奇心は無視せずに探求しましょう。論文を読んだり、ドキュメンタリーを見たり、より多くの洞察を与えてくれる友人に連絡しましょう。
自分のビジョンが不可能であること、実際的でないこと、あるいは合理的でない理由を言い訳しないでください。ワクワクする感情を追いかけて、行きつくところまで行きましょう。
あわせて読みたい
Originally published by Fast Company [原文]
Copyright ©2021 Mansueto Ventures LLC.