音楽は気分をアップしてくれる強力な味方です。
ドーパミンが出て、見通しが明るくなり、ストレスが和らぎ、集中力が高まり、ジムではやる気が出ます。
長距離のドライブでもストレスの多い車通勤でも、ドライブのお供に音楽を利用しない手はありません。
ですが、プレイリストは、お気に入りの曲を寄せ集めれば良いというものではないようです(もちろんそれでもかまわないのですが)。
プレイリストを科学的に作る方法があるのです。
悲しい音楽で気持ちを和らげる
過酷なドライブをしなければならない時、普通は楽しい曲を聴こうと思うでしょう。しかし、その逆が効果ありなのだそうです。
悲しい音楽を聴くと朝の通勤が楽しくなり、エネルギーに満ちた生産的な1日を過ごすことが可能です。
フォード、Spotify、ニューヨーク大学が実施した調査研究によると、哀愁漂う曲で運転中の気分が高まり、その効果は目的地に到着した後も最大2時間続くことがわかっています。
ニューヨーク大学の認知神経学者、Amy Belfi氏はこう述べています。
実は『悲しい』曲を聴くと、自分自身に対して気分が良くなります。自分が以前苦しい経験を克服したこと、それから学んだことなどが思い起こされるからです。
「心拍」のリズムがドライブを安全に
筆者は、天気の良い日にハイウェイを飛ばしながら音楽を大音量でかけるのが大好きなのですが、大音量と速いテンポの音楽は運転者の安全に悪影響を与える可能性があるそうです。
自動車保険会社のDirect Connect Londonは、大学の心理学者のSimon Moore博士による研究で、大音量で速い速度の音楽を聴くと、運転がより危険になる可能性があることが判明したと報告しています。
その代わりに勧められているのは、鼓動のリズムとテンポに合った音楽です。そんな音楽を聴くとドーパミンの放出が続き、穏やかで安静した心拍数を維持できるので安全運転に集中できます。
ムーア博士は、M.I.Aの「Paper Planes」と、ケンドリック・ラマーとSZAの「All the Stars」を交互に聴くのが良いと述べています(「Paper Planes」は夏にめちゃくちゃノレますけどね)。
以下が、Moore博士のおすすめ曲です。
• ノラ・ジョーンズ、「Come Away with Me」
• トラヴィー・マッコイ(Feat. ブルーノ・マーズ)、「Billionaire」
• ジェイソン・ムラーズ、「I’m Yours」
• コールドプレイ、「サイエンティスト」
• エルトン・ジョン、「可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ)」
• ジャスティン・ティンバーレイク、「クライ・ミー・ア・リヴァー」
• エアロスミス、「ミス・ア・シング」
• レディオヘッド、「カーマ・ポリス」
• S Club 7、「Never Had a Dream Come True」
• ボン・イヴェール、「Skinny Love」
• ドレイク、「God’s Plan」
• ジュース・ワールド、「Lucid Dreams」
• XXXTENTACION、「SADI」
• デュア・リパ、「IDGAF」
• タイガ(Feat. オフセット)、「Taste」
• ケンドリック・ラマー、「All the Stars (with シザ)」
• ベニー・ブランコ、「イーストサイド with ホールジー&かリード」
• アン・マリー、「2002」
• エミネム(Feat. エド・シーラン)、「リバー」
• ポルトガル・ザ・マン、「Feel It Still」
では、ハッピーなドライブを!
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Source: PsychologyToday, University of Nevada, Healthline, Runnersworld, TheTechieGuy, DirectConnect