植物を育てるのが苦手な人は、「植物をすぐ枯らしてしまうんですよ」という定番の言い訳をしてしまいます。
でも、観葉植物を枯らさずに育てるのは、得意不得意の問題ではなく、スケジュールを立ててそれをきちんと守れるかどうかがポイントのようです。
とはいえ、観葉植物には比較的育てやすいものと手がかかるものがあります。家を空けがちな人や、水やりをつい忘れてしまう人は、自給自足タイプの植物を選ぶといいかもしれません。
手がかからないという点では、なんといってもエアプランツがオススメ。
それでも、ほったらかしておいて良いというわけではなく、時々は手入れも必要です。エアプランツについて知っておくべきことをまとめました。
エアプランツとは?
エアプアンツは、正式にはハナアナナス属(チランジア)と言い、600種類以上もあります。
米国南部や中南米に自生していますが、屋内ならどんな気候でも育てることができます。そして、その名のとおり、育つのに土を必要としません。
ファーマーズ・アルマナック(訳注:天気をはじめ農業関係の情報を記載した米国の出版物)によれば、エアプランツは着生植物であり、「蘭が育つ方法と似ていますが、根を使って木の枝や岩などに着生します」とのこと。
エアプランツは、根の代わりに、葉にある鱗のような特別な構造のトリコーム(毛状突起)から水分や栄養分を吸収します。
失敗しないエアプランツの育て方
まず重要なのは、エアプランツを土に植えたり、テラリウムに植えたりしないことです。
その代わりに、コップやボウル、花瓶などに入れて、毎日、フィルターされた自然光が4〜6時間差し込む場所に置きます。また、温度は10〜32度が適温です(室内なら大丈夫ですね)。
水やりについては、通常の方法ではなく、2週間に1回、水の中に浸します。
エアプランツをいつもの容器から出して、雨水かボトル飲料水に1時間ほど浸しましょう。(軟水や水道水にはプランツによくないミネラルが含まれている可能性があります)。
浸したあとは、エアプランツを振って、できるだけ水を切ります。
そうすれば、いつもの容器に戻したときに腐ることが防げます。葉が茶色になりかけてきたら、もっと頻繁に水やりが必要だというサイン。
葉が完全に枯れてしまったら、鋭利なハサミで切り落とします。
Source: AGTV, Farmers Almanac