私はiOS14の大ファンです。
AirPods Proユーザーでもあるので、複数のAppleデバイス間をシームレスに切り替えられる「自動切り替え」機能も気に入っています。
AirPods Proに接続するデバイスを切り替えるために、Bluetooth設定をいじる必要はもうありません。AirPods Pro自身が、新しく再生を始めたデバイスに自動的に切り替えてくれます。
もっとも、自動切り替え機能は便利ですが、問題もあります。接続するデバイスが自動で切り替わっては困る場面もあるからです。
たとえば、iPhoneから音楽をストリーミングしながらiPadで記事を読もうとしたら、自動再生の動画がついていて、オーディオソースがiPhoneからiPadに勝手に切り替わってしまった、というケースも想定されます。
あるいは、音楽を聴いているときに、字幕付きのYouTube動画を軽くチェックしたいだけという場合もあるでしょう。それでも、自動切り替え機能がオンになっていれば、iPhoneの音楽ストリーミングからiPadのYouTube動画へと自動で切り替わってしまいます。
こうした問題を回避する方法は2つあります。1つは、簡単だが欠点もあるやり方。もう1つは、設定作業の手間はあるが、一度行えばずっと有効な方法です。
AirPods Proの音声を元のデバイスに戻す簡単な方法
あるデバイス(たとえばiPhone)を使用しているときに、同じApple IDでログインしている別のデバイスからオーディオの再生を開始すると、下のようなポップアップ画面がiPhoneに表示されます。

この青いリターンマークを押すと、オーディオソースが元のデバイスに戻ります。
しかし、このマークは必ず表示されるわけではありません。iPhoneとiPadで何度か切り替えてテストしてみたところ、この青いアイコンが表示されたのは、iPhoneでミュージックAppを使用しているときだけでした。
たとえば、iPhoneのSpotifyで音楽を聴いているときに、オーディオソースがiPadに切り替わっても、この通知がiPhoneに表示されることはありません。iPadには通知が表示されましたが、そこからオーディオソースをiPhoneにワンタッチで差し戻すことはできません。
この差し戻し機能は、Appleのアプリでコンテンツを視聴している場合にのみ作動するようです(今のところだけ?)。Apple以外のアプリを使っているときに、自動切り替えを無効にしたい場合は、別の作業が必要です。
AirPods Proの自動切り替え機能を無効にする
AirPods Proの便利な自動切り替え機能を無効にしたい場合は、手動で設定を変更する必要があります。
AirPods Proを耳に装着した状態で(片方でも両方でも可)、AirPodsProの横にある[設定]>[AirPods Pro]>[i]アイコンをタップします。次に、少し下にスクロールして[このiPhoneに接続]をタップしてください。

すると、以下の画面が表示されます。
デフォルトで[自動]になっているところを[このiPhoneに前回接続していた場合]に変更します。これで自動切り替え機能が無効となります。

これ以降は、AirPods ProをAppleデバイス間で切り替える際に(Bluetoothメニューを使って)手動で行う必要がありますが、自動切り替え機能を有効にしたければ、いつでも設定を元に戻すことができます。
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Image: Apple
David Murphy - Lifehacker US[原文]