現在Chrome OS 89がロールアウトされており、Googleのオペレーティングシステムを実行するChromebookとタブレットに多くの機能が追加されます。
最初は、新しいアプリのアイコンが目に付くと思いますが、表面下には、もっとたくさん新しいものが隠れています。
更新されたOSを最大限に活用できるように、GoogleがChrome89に追加する新機能やアプリとその使用方法をすべてご紹介します。
Phone Hub
Chrome OS 89の主要なアップデートとして最初に挙げられるのは、新しい「Phone Hub」アプリです。
Androidユーザーは、Phone Hubを使うと、Bluetooth経由でスマホとChrome OSデバイスを連携できます。
Phone Hubは、Chrome OSを搭載したデスクトップからスマホの機能の多くをモニターしたりコントロールして、次のことをできるようにします。
- メッセージを読んで返信する
- 通知を表示する
- スマホをリモートで消音する
- スマホがある場所を探す
- 直近まで開いていたChromeブラウザのタブを同期する
- Wi-Fiの同期を介してデバイス間でWi-Fiのパスワードを保存したり共有する
- スマホのネットワーク信号とバッテリー残量を表示する。

Phone Hubは、最新バージョンのGoogle Playサービス(Google Playで入手可能)を実行しているすべてのAndroidスマホとBluetoothを利用できるすべてのChromebookで利用できます。
Phone Hubの設定方法:
- AndroidスマホとChromebookでBluetoothをオンにする。
- Chromebookで、右下の電話アイコンをクリックし、「使用を開始する」をクリックする。
- 表示される指示に従う。
- デバイスが連携したら、電話アイコンをもう一度クリックしてPhone Hubを開く。
アップデートされた仮想デスク

Chrome OS 89は、仮想デスクトップ機能である「デスク」に次のようないくつかの変更を加えます。
- 一度に最大8台のデスクをサポートする。
- Chromebookを再起動した後も、デスクはアクティブなままになる。
- アプリのウィンドウを右クリックすると特定のデスクに送信できる。
- マウスパッドを4本指でスワイプするとデスクが切り替わる。
デスクを使用するには、オーバービューモードを開き(画面を上にスワイプするか、オーバービューキーを押す)、「新しいデスク」を選択します。
「Tote」ファイルマネージャー

新しい「Tote」アプリを使用すると、Chrome OSで重要なファイルを簡単に追跡できます。
Toteは、ファイルをダウンロードしたり、画面キャプチャビデオを録画したり、スクリーンショットを撮ったりするたびにアプリシェルフに表示。
また、ファイルをドラッグしてToteウィンドウから出したり入れたりでき、右クリック→「ドキュメントをピン止め」でドキュメントをToteの「ピン止めファイル」セクションに追加することもできます。
その他のアップデート
Chrome89には、新しいPhone Hub、Tote、Desksの機能以外にも、多数の細かい機能があります。
画像に注釈を付ける
Chrome OSのストックメディアアプリにある画像に文字を書き込んだり描画できるようになりました。
この機能を使うには、画像を開いて、「編集」ボタンの横に新しくできた「注釈」ツールを選択します。
クリップボードマネージャー
Chrome OSの新しいクリップボードマネージャーは、直近にコピーされたテキスト文字列か画像を最大5個保存します。
「Everything」キー+ Vを押すと、クリップボードのアイテムが表示されます。
メディアの再生をコントロールしやすい
メディアコントロールにクイックアクセスメニューからアクセスできるようになりました。コントロールをアプリシェルフに固定すると、さらに迅速にアクセスできます。
GoogleアシスタントのQuick Answers
ウェブを閲覧中に、単語を選んで右クリックすると、Googleアシスタントによる情報カードが表示されます。
そのカードには、選択した単語の定義、翻訳、その他の役立つ情報が表示されます。
新しい家族アカウントオプション
家族設定が合理化され、子どもの学校のアカウントをデバイスに簡単に追加できるようになりました。
この新しい設定は、Chrome OS 89をインストールした後、初めてChrome OSを実行するときに表示されます。あるいは、「設定」→「ユーザー」→「ユーザー名」と進み、「学校のアカウントを追加」を選択することもできます。
ロック画面をパーソナライズできる
ロック画面の背景としてGoogleフォトアルバムを使用したり、「設定」→「スクリーンセーバー」と進んで、プリロードされている画像から選択できます。
スキャンアプリ
新しいスキャンアプリがアプリランチャーから利用できます。
接続されたスキャナーデバイスを使用して、物理的なファイルを画像やPDFとしてアップロードできます。
Quick Accessからの画面キャプチャ
「クイック設定」メニューから、Chrome OSの画面キャプチャツールにアクセスできるようになりました。
これでChrome OS 89の最も重要な新しい変更を網羅したと思いますが、見ての通り、かなり大幅な更新がされています。
Chrome OSのこの新バージョンには、さらに多くの調整や機能があるかもしれません。この記事が見逃していることがあれば、是非コメント欄で教えてください!
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Source: Google Play
Brendan Hesse – Lifehacker US[原文]