猫はかわいくて好きなんだけど、アレルギーがあって…という人、けっこういるようです。

でも、どんなにアレルギーがひどくても、まずは検査し、理由を特定を。そして、なんとか症状を緩和、治療などして、気まぐれな毛むくじゃらさんとの毎日を楽しむ方法は存在します

猫の何がかゆみやくしゃみの原因になっているのか、実は多くの人が誤解しています。Web MDによると、驚くなかれ、アレルギーの原因は猫の毛ではないのです。

犯人はフケでもなくて、フケに含まれるたんぱく質。同じたんぱく質は、猫の唾液や尿にも含まれます。

このたんぱく質を出すのは猫だけではありませんが、猫は自分をなめたり室内でおしっこをするケースが多いので、それが空気中に漂うのは想像に難くありません。

アレルギーがある人の大半は猫そのものを避けようとしますが、喜びに満ちた生活をあきらめたくないあなたは、ぜひ下記の方法を試してみてください。

抗アレルギー薬を飲む

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Image: Slon_Dot_Pics/Pexels

Metro.co.ukによると、抗ヒスタミン薬の副作用は、猫アレルギーの副作用よりも軽いといいます。軽度のアレルギーなら、1日に1回で済み、眠くならない薬がたくさん出ています

私は花粉症でジルテックを飲んでいますが、唯一認識できる変化は、くしゃみが止まったことだけです。

当然、人によって反応は異なりますので、まずは医師に相談してください。自分に合った薬を見つけるには、多少の実験が必要になることも。

でも、ソファで一日中猫と寝ていたいなら、眠くなる薬のほうがいいかもしれませんね。

寝室に入れさせない

猫の立ち入り範囲を制限するのもいいでしょう。どこよりも立入禁止にすべきは寝室です。毎晩8時間、口を開けたまんまで寝転ぶ場所ですから。

それに寝室には、フケをキャッチする毛布や枕もあります。それでも猫と一緒に寝たいというなら、月に2回は毛布を洗いましょう

やらないよりはずっとマシなので、私はそうしています。シーツと枕カバーも定期的に交換してくださいね。

それらはほこりやフケが蓄積しない場所、たとえばプラスチックのコンテナなどにしまいましょう。

部屋を清潔に保つ

TheSprucePets.comは、フケ製造マシーン(=猫)と共存するために、家をきれいに保つ方法を紹介しています。

中でも、毎日の掃除機がけのほか、スチームクリーナーの使用を推奨しています。

スチームクリーナーは特に、胞子、ダニ、細菌、その他くしゃみの源となるものすべてを吸着する布製家具やカーペットに有効です。

そう、あなたのアレルゲンは猫ですらないのかもしれません。とはいえ、尿に含まれるたんぱく質の話を思い出して。いつもより咳が多いと感じたら、猫のトイレ砂を掃除しましょう。

そのたんぱく質は、空気中に飛んでいるのです。

空気清浄機を使う

猫アレルギーに一番いいとされているのが、HEPAフィルターです。空気清浄機をすでに持っているなら、それに合ったHEPAフィルターを探しましょう。

新品を買うならAmazonでたくさん売られています。HEPAフィルター付きの掃除機もあります。ただし、アレルギー専門医のAsriani Chiu医学博士は、Web MDでこのように警告しています。

深夜の通販番組で頻繁に紹介されているようなデイオナイザー/空気清浄機は、有害なオゾンガスを発生することでアレルギーを悪化させる場合があります。

猫をきれいにする

ぜんそく専門医のRobert Zuckerman医師がPetfinderに語った内容によると、猫を洗うことの生産性については議論の余地があるようです。

猫の沐浴は、かつては有益と考えられていました。しかし、そのためにはほぼ毎日洗ってやる必要があります。

効能はどうあれ、自ら進んで毎日お風呂に入る猫はほぼいないと思います。Allerpetのように、動物の身体につけることで空気中のアレルゲンを減らせるとされている液体があります。

Allerpetのウェブサイトによると、フケは動物が歳を取るにつれて増えるのだそう。皮膚が固くなり、乾燥するためです。

湿気だけでもある程度はフケの発生を防ぎ、きれいな空気を保てるものの、Allerpetを軽く塗っておくことでさらに潤いを保てます。

また、塗るときに布で拭うので、毛に付いたフケを取り除く効果もあります。

あるいは、湿らせたマイクロファイバーの布を着せるのもいいでしょう。嫌がる猫を無理に沐浴させるよりも楽だと思います。

とはいえ、布を嫌がることも十分に考えられます。

びしょびしょな布は避け、ゆっくりと着せてあげましょう。猫は撫でられたり舐められたりするのが好きなので、人間が思うよりも気に入ってくれるかもしれません。

手洗いを徹底する

猫に触ったら必ず手を洗いましょう。フケの付いた手で、目をこすらないように。

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Image: Rawpixel.com/Shutterstock.com, Slon_Dot_Pics/Pexels

Source: Web MD, Metro.co.uk, TheSprucePets.com, Petfinder, Allerpet

Aimee Lutkin - Lifehacker US[原文