今年の抱負に限らず、カフェインの摂取量を減らそう、もしくは完全にやめようと心に決める理由はいろいろとあります。
しかし、今は、数週間で諦める可能性の高い変化を起こそうとする時期です。
時期に関係なく、コーヒーを飲んだり、午後にカフェイン飲料を飲むのをやめよう決意した人は、辛い離脱症状があることに気づくかもしれません。
元気がなくなるだけでなく、カフェインの離脱症状には様々なものがあります。
今回は、カフェインの離脱症状とその対処法をお教えしましょう。
カフェインの離脱症状とは
カフェインには中毒性があり、かなり簡単に依存するものだということは忘れられがちです。
普段のカフェイン摂取量にもよりますが、急にカフェインを摂るのをやめたり、減らしたりすると、様々な身体的および神経的な症状が引き起こされることがあります。
ちなみに、今話しているのは「カフェイン」の摂取についてで、それは「コーヒー」や「お茶」だけではありません。
エナジードリンクなどのカフェイン・炭酸飲料や、薬、カフェインが入っている食品(チョコレートなど)も含まれます。
一般的に、カフェインを習慣的に多く摂取している人ほど、それだけ離脱症状もひどいです。
「Cleveland Clinic」によると、カフェインの離脱症状には以下のようなものがあります。
- 頭痛
- 倦怠感
- 集中できない
- 吐き気
- 筋肉痛
- イライラしやすい
- 便秘
その人の普段のカフェイン摂取量によりますが(1日に何回摂取するかも含む)、通常離脱症状はカフェインを摂取した12〜24時間後に出始め、2〜9日間続くことが多いです。
カフェインの離脱症状の対処法
カフェインの離脱症状から抜ける最速の(かつ一番わかりやすい)方法は、体が欲するものを与える、つまりカフェインを摂取することです。
離脱症状が環境要因(仕事や移動、病気など)で起こっている場合は当然だと思うでしょうが、カフェイン依存をやめる、もしくは減らすのが目的の場合は、一見真逆のように思えるかもしれません。
カフェインを「悪い習慣」だと考えるのではなく、やめられない「薬」のようなものだと考えると、良くない副作用をなくすためには徐々に減らしていくしかないのです。
もしくは、カフェインを、頭痛や胃腸のむかつき(吐き気や嘔吐など)、一時的な苦痛や不快感を抑える市販の薬だと考えることもできます。
カフェインの離脱症状で便秘になっている人は、繊維質を多く摂取するようにしてもいいかもしれません。
食べ物から摂取するのが理想的ですが、市販の薬などでも同じ効果があります。
最後に、離脱症状の期間を乗り越えるには、十分な水分補給と睡眠も大事です。
Source: Cleveland Clinic, NCBI