仕事探しは、忍耐と、期待管理のトレーニングのようなものです。短期の仕事を探しているのであれ、新しい業界に足を踏み入れようとしているのであれ、キャリアの階段を着実に昇ろうとしているのであれ、LinkedInに登録し、プロフィールページを整えるのは必要不可欠なことです。日本ではまだまだ使われていませんが、外資系への転職を目指すのであれば、LinkedInのアカウントを作っておいて損はないでしょう。

あなたの現在のプロフィールページは洗練されておらず、面接官の心象を前もって良くしておくためにも、たくさんの改善作業が必要となることを、まずはしっかりと認めなければなりません。

まず、アップデートの通知をオフにしておく

LinkedInのプロフィールページでキャリアや業績をアップデートすると、ネットワークに通知が送られることがあります(通知を有効にしていれば)。個人的にはそれほど気になりませんが、プロフィールページを作り直したり、複数箇所の変更を行うときに、その都度通知が送られると、相手には少し迷惑になるかもしれません。

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Image: Lifehacker US

LinkedInのプロフィールの編集が終わるまで、ネットワークへの通知を無効にしておくことができます。自分のアイコンをクリックして、[設定&プライバシー]をクリックします。[プライバシー]タグを選び、[プロフィール編集の公開]を[いいえ]に設定してください。

バズワードは忘れる

もしあなたがプログラミング・ニンジャ、マーケティング・ロックスター、マネジメント・グルといったニックネームを持っていたら、思わずプロフィールに書き込みたくなるかもしれません。

しかし、あなたがこうした気の利いた称号を持っているとリクルーターや雇用主が知ったとしても、せいぜい、コンピューター関連のポッドキャストをよく聴いている人なのだろう、ぐらいの印象しか持たれないものです。肩書やスキルを書く時は、直接的、具体的に、そして明瞭に記述するようにしてください。

空欄を残さない

ヒットマンでもないかぎり、キャリアに関する情報を隠しても、何も得することはありません。LinkedInのプロフィール編集ガイドに従って、学歴、職歴、連絡先など、できるだけ多くの情報を記入してください。

雇用主があなたが卒業した学校や、最初に就いた仕事のことを気にするとは思えないかもしれませんが、こうした情報を記載しておくことで、同じ業界にいる同じ大学の出身者や、同じトレーニングに参加した人、以前勤めていた会社で働いていた人とつながれる可能性も。現在、または将来において、そうした人たちが、あなたのネットワークに付加価値をもたらす可能性が十分にあります

学歴と職歴を詳しく記述するのに加え、可能であれば、自分の仕事や実績を証明する何らかの情報を、ネットワークに提示することを強くおすすめします。LinkedInにはFacebookのようなステータスボックスがあり、ブログを投稿したり、画像や動画をアップロードすることができます。ほかにも、プレゼンテーションやドキュメントをアップロードしたり、自分のWebサイトや動画サイトにリンクすることも可能。あなたがどういうことができる人なのかを見せることで、似たような経歴を持つそのほか大勢の人たちから、頭ひとつ抜け出すことができます。

自撮り写真は使わない

TwitterやInstagramのようなサイトであなたをフォローしている(またはされている)人たちならまだしも、雇用主たちは、誰かを雇おうかどうか決めるときに、バスルームで撮った自撮り写真を見せられたいとは思っていません。くれぐれもプロフェッショナルに見える写真を使ってください。プロフェッショナルに見える写真を使ったプロフィールは、そうでないプロフィールに比べて14倍多く閲覧されているというデータがあります。また、プロフィール写真を空欄にしたり、第一印象を良くしようとシルエットだけの画像を載せたりなどは決してしないでください。

URLをカスタマイズする

LinkedInのプロフィールページのURLは自分で編集できるので、少し時間をかけて、名前やネットのハンドルネーム(プロフェッショナルなものであれば)を含むようなURLを作ってください。うまくカスタマイズされたURLは、テキスト拡張ショートカットでシェアしたり、名刺に記載したり、個人サイト、または仕事用サイトにリンクすることが容易となります。

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Image: Lifehacker US

URLをカスタマイズするには、LinkedInのプロフィールを選択し、ページの右にある[公開プロフィールとURLを編集]を選択します。[公開プロフィール設定]ページが開いたら、右にある[URLを編集する]のところで、URLをカスタマイズします。特殊文字、記号、スペースは使用できません。また、URLも文字数は5〜30の間である必要があります。

余計なスキルを書きすぎない

申し訳ありませんが、得意なものとしてMicrosoft Excelをリストしても、あまり効果は期待できません。プロフィールにどんな資格やスキルを書くかは、時間をかけてよく検討する必要があります。より重要なスキルに注目を集めるためにも、余計なスキルは書かないようにすることです。

LinkedInのプロフィールページを、仕事の重要な一部として考え、未来の雇用主に送るカバーレターや履歴書と同じぐらい大切に扱ってください。これから数年で仕事環境に大変動が

起きるかもしれませんが、自分の価値を証明できる手段があるなら、最大限に活用すべきなのは言うまでもありません。


Photo: WOCinTech Chat/Flickr

Patrick Lucas Austin - Lifehacker US[原文