初対面の人と話す時、誰もがやりがちなことがあります。
カジュアルな会話になると、多くの人が、相手の話に「フォローアップクエスチョン」で返すかわりに、自分の主観的体験を話し始めてしまうことです。
もっとも、これは人としてごく自然なことで、フレンドシップの専門家と称するDanielle Bayard Jackson氏がTikTokで、こうした会話の典型的なパターンを紹介しています。
下の動画を見れば、会話がいかに一方的にものになりやすいかがよくわかります。
Jackson氏は、相手の話にフォローアップクエスチョンで返さず、すぐに自分の話にもっていってしまうと、せっかく始まりかけた相手との関係が、台無しになるかもしれないと言います。
質問をすることで共通の基盤ができる
誰かと知り合ったら、相手の話を深堀りすると、その後の関係の基礎となる共通の基盤を築きやすくなります。
一方、相手に質問を返さずにに自分の話ばかりしていると、会話の幅が狭くなってしまいます。
相手の話に耳を傾けるのは当たり前のことだと思うかもしれません。しかし実際は、お互いが、自分の体験や嗜好を言い合うだけ終わってしまうことが本当に多いのです。
それ自体が悪いというわけではありませんが、会話の幅が狭くなり、会話をすることの真の価値である、相手との深い交流ができなくなってしまいます。
質問をするということは、相手のことをもっと知りたい、つながりたいという気持ちを表すことでもあります。
クローズドとオープンクエスチョンの違い
ペンと紙を取り出してかしこまってインタビューする必要はありませんが、どんなタイプの質問をすべきかは頭に入れておくとよいでしょう。
クローズドクエスチョンとオープンクエスチョンのどちらを使えばいいか考えてみてください。
クローズドクエスチョンは、相手に長い説明ではなく、短くて明確な答えを求める質問です。
たとえば、「バスケットボールはいつからやっているんですか?」は、クローズドクエスチョンであり、答えるのに長い説明は必要なく、何語かの言葉で答えられてしまいます。
オープンクエスチョンは、質問自体は簡潔ですが、答えに長い説明を求めます。たとえば、「それはどんな感じでしたか?」とか「どう対処してきたんですか?」などの質問がそうです。
オープンクエスチョンは、相手の話に耳を傾けようとしていることを表現する質問であり、必然的に会話も盛り上がりやすくなります。
それでもだめなときは、自分の話をする
ここでの目標は、共通の関心事を探ることですが、相手からまったく質問を返してくれない場合もあります。そんなときは、自分の話をしてかまいません。
相手は、会話が一方的なものになっていることに気付いていない可能性があります。
相手が質問を返してくれなくても、その人が自分自身にしか関心がないのだと決めつけてはいけません。あなたが自分自身について話し始めれば、自然と質問を返してくれるようになるはずです。
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Source: TikTok
Sam Blum - Lifehacker US[原文]