ドアの鍵は、ないときにはじめてその存在に気づくものの一つです。たとえば、公衆トイレの個室。普段なら、トイレに入ってドアを閉め、無意識のうちに鍵をかけます。
ところが、個室に入って鍵が壊れていることに気づいたとしたらどうでしょう。ドアが開かないように気遣いながら用を足さなければならないのは、かなりのストレスです。
このように、鍵がなくて不安になるという場面はたくさんあります。
BobVila.comでTimothy Dale氏が、鍵のないドアをロックする方法を解説しています。
今回はそのなかから、いつの日か役に立つかもしれない方法をいくつか紹介しましょう。
ベルトやロープを使ってドアをロックする
レバー式のハンドルが付いているドアで、鍵がない場合は、ベルトやロープを使って一時的に開かないようにすることができますよ。
「ベルトやロープの片側を取っ手に、反対側を固定物に取り付けてください」とDale氏は書いています。
ハンドルが上下両方に動く場合は、ベルトやロープを2本使って完全に動かないようにするとよいでしょう。
ドアストッパーでドアをロックする
ドアストッパーはドアを開いておくために使うものですが、その逆の使い方もできます。開いているドアの下に挟むかわりに、閉まっているドアの内側からドアストッパーを差し込んでください。
しかし、この方法には欠点があることも覚えておきましょう。ドアの片側からしか使えないことと、ドアストッパーがあっても、力の強い人なら強引に開けてしまえるところです。
玄関のドアにこの方法を使用する場合は、バックアップのために、別の方法でもロックしておくとよいでしょう。
フォークを使ってドアをロックする
内なるマグガイバーを呼び覚まし、フォークを使って、内開きのドアに即席の鍵を取り付けましょう。この方法は少し複雑です。
BobVila.comでDale氏は次のように説明しています。
ドアを固定するには、フォークの歯を折り曲げ、歯の先端がドアのラッチホールに収まり、残りの部分がドアを閉めたときにドアとドアフレームの隙間を通るようにします。
ドアを開けてフォークを取り外し、フォークの柄の部分を折ってちぎりましょう。フォークの先端を先ほどと同じようにラッチホールに差し込み、曲がった歯がしっかりとラッチホールに引っかかっていることを確認してから、ドアを閉めます。
ドアを閉めた状態で、フォークの柄を歯の間に通せば、ドアが内側に開くのを防ぐ水平なバリアーになりますよ。
椅子の背もたれでドアをロックする
テレビ番組や映画などで見たことがあるかもしれませんが、実際の場面でも使えます。
まず、使用する椅子が頑丈なものであることを確かめてください。
そして、椅子の2本の足をしっかりと地面につけたまま、椅子の上部がドアの取っ手の下にぴったりと収まるように、椅子を斜めに置いてください、と Dale氏は書いています。