外国語が話せたら便利だし、いろいろなチャンスも広がります。
それに外国の人と話せるのも楽しい。
7か国語が話せるチェコ人のTEDトーク
でも、どうやって効率よく習得するかはだれもが悩むところです。
Language Mentoringというサイトを運営し、通訳として活躍するチェコのリディア・マホバさん。
現在、8カ国語目を勉強中というポリグロット(多言語を話す人)です。TEDトークでポリグロットたちの学習方法をまとめて紹介してくれました。
学習1日目からひたすら話す
学習1日目から、まちがいを気にせず話すという方法。
身近にその言語を話す人がいなくても、いまではオンラインのリソースが多々あるので無理だという言い訳は通用しません。
音を真似する
なんといっても子どもが母語を覚えるのはこの方法ですし、個人的にも大事なポイントだと思います。
わたしも外国語には興味があって、英語、中国語、韓国語、イタリア語、フランス語、スペイン語を学んだことがありますが、英語以外がものになっていない一番の理由は、発音に苦労したから。
とりあえずスペイン語学習が細々と続いている主な理由のひとつは、比較的発音がしやすいからなんです。
本やドラマを外国語で楽しむ
リディアさんがスペイン語習得に使ったのが『ハリー・ポッター』シリーズのスペイン語訳本。すでに母語で何度ども読んでいたため、スペイン語でも理解ができ役立ったそうです。
また、ドイツ語学習では、アメリカの人気テレビ番組『フレンズ』のドイツ語版を視聴しました。
幼児向けの絵本を利用したり、映画やテレビ番組の字幕を利用するのもいいですね。とくにドラマでは実際に話されている表現が学べるという利点があります。
まず最も使われる言葉500を覚える
とりあえず会話を始めるには、やはり単語やフレーズを覚え、それを使うことがまず第一歩。
どの言語でもだいたい最も使われる言葉や表現は同じなので、挨拶表現などは複数の言語でまとめて覚えることもできます。
500ではないのですが、こちらにもっともよく使われる65の言葉と表現が挙げられていました。
あいさつの言葉からはじまって、「何時ですか」「これはなんですか」などの質問、数字1から100など。
旅行用の本に載っている即お役立ちの単語や表現ですね。これらの基本単語はすこしの勉強で500ぐらいは覚えられそうです。
そしたら、もう次はこれしかありません。
ひたすら使う
わたしがスペイン語を3つ目に選んだのは、発音のしやすさと利用価値の高い点があります。
幸いなことに(むしろ、そのせいでなのですが)、スペイン語話者の多いテキサス暮らしなので、できるだけ使うようにしています。
文法でも語彙でも発音でも覚えたら、「すぐ使う」。英語でも「Use it or lose it(使わないと失う)」という表現がありますから。
どんな学びにも大事な「楽しむ姿勢」
リディアさんは、多言語学習の重要な3原則として、効果的な学習方法、学習のシステムを作る、進歩が遅くても耐えて学び続ける根気を挙げています。
また、多言語を話す人たちは方法は違えど、外国語学習を楽しんでいるという共通点がありました。
強制されずに自分から学びたいという姿勢が、外国語学習を始めどんな学びに対してもしっかりと土台を築くものになるようです。
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Image: Sashatigar/GettyImages
Source: TED, YouTube, Fluent U, Language Mentoring