旅先で体調不良、とくに下痢は最悪ですよね。過敏性腸症候群(ストレスによる下痢)は、途中下車症候群とも呼ばれています。
「飛行機でシートベルトをする直前にトイレに行きたくなる」
「空港からホテルの移動中に、お腹の調子が悪くなる」
こうした状況になると、日本に帰るどころか、現地の病院に行くことすら困難になります。
しかし、下痢の原因はストレスだけではありません。旅先の慣れない食生活により、消化器官を壊すこともあります。この記事では、旅先で下痢しないための、安くて、携帯できて、ホステルで調理できる食材を紹介します。
絶対にやってはいけない食生活
旅行でありがちな食生活トップ5は、
- 具が少ないパスタやパンで、空腹を満たすだけの簡単な食事
- 肉、肉、そして肉
- チーズたっぷり
- アルコール
- 塩や油たっぷりのローカル料理
これらは全部「下痢」の原因です。
パンやパスタに含まれるグルテンは、慢性的な便秘や下痢、疲労感などを引き起こします。また、脂肪分が多い肉は、 胃腸への負担が大きいので下痢を引き起こす原因に。乳糖を含むチーズは、日本人のほとんど乳糖不耐性なので下痢を起こします。アルコールや、塩、油も胃腸への負担が大きいので、下痢を起こすことも。
もちろん、過度に摂取しなければ問題は起きませんし、個人差もあるので一概には言えません。
旅におすすめの健康的な食材
旅、とくに貧乏旅に適した食材は、安くて、どこでも買えて、携帯ができて、ホステルで調理できるものです。ここでは、条件の合致する3つの食材と食べ方を紹介します。
1. 主なエネルギー源は、日本の国民食「米」
米にはグルテンが含まれていません。また、日本人の胃腸がもっとも慣れている食材です。携帯できるし、パスタよりはめんどうですが、ホステルで調理しやすいのですよ。朝から米を鍋で炊くのはめんどくさいという方は、ライスケーキ(ポンセン)がおすすめです。
2. 間食にはナッツとドライフルーツのトレイルミックス
トレイルミックスとは、登山で食べる栄養食または行動食のことです。
栄養たっぷりで、しかも、 抗酸化力が高いため、生活習慣病の予防や、疲労回復に効果的。キャンプ用品店に行けば買えますが、旅先のマーケットで、ナッツやドライフルーツを現地調達し、自分で混ぜるのがおすすめです。
ナッツ50%、ドライフルーツ30%、種10%、お好みでダークチョコレートの配合でミックスし、ジップロックの袋にいれて携帯しましょう。
3. 生野菜を丸かじりする
にんじん、パプリカを丸かじり。洗うだけでいいので、完璧なスナックです。他にも、ミニトマトなどもおすすめです。また水分補給にもなります。生野菜や果物は市場なら安く買えますよ。
下痢が心配な人は、外食は夜だけに
日中は観光で、トイレを常に確保できません。トレイルミックスとライスクラッカーだけで意外と空腹感はなくなるので、日中は外食を避けて、ホステルやホテルに戻ってから、一日の終わりに外食をすると、急なトイレの心配もありません。
また、自分の体で人体実験すれば、苦手な食べ物がわかります。グルテン、ラクトース、脂肪分の耐性は個人差があるので、自分が苦手なものを把握しておきましょう。
早瀧正治
海外を旅しながら働くノマドワーカー。フリーランスのオンラインマーケターとして、海外企業の日本のプロモーションする。趣味は写真(Instagram:masaharuh)。旅程と現在地はこちら。仕事のサイトはこちら。
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