どの航空会社を使っていても、目的地がどこであっても、ひとつだけ確かなことがあります。
それは、「電源の確保は難しい」ということです。
自分が搭乗するフライトの出発ゲートにどれだけ早く到着しても、電源コンセントがすべてふさがっていることは必至です。
飛行機に乗る前に、携帯電話やタブレット、ノートパソコンを充電しておこうとする乗客が使っているからです。そして、そういうときに限って、自分の携帯電話もタブレットも、ともに電池切れ寸前という場合が多いもの。
小さな電源タップですべて解決
何度も何度も同じ状況に出くわした後で、私は数年前、この問題を解決できる天才的な方法を思いつきました。小さな電源タップを持ち歩けばいいのです。
このアイデアがひらめいたのは、乗り継ぎの待ち時間に、私が使っていたコンセントを使わせてもらえないかと声をかけてきた男性のおかげです。
彼はそう尋ねると、カバンから小さな3個口の電源タップを取り出しました。3個口ですから、私は携帯電話の充電を続けられますし、男性も同時にノートパソコンを充電できます。
何て素晴らしくて安上がりなアイデアでしょうか。どうしてもっと早く思いつかなかったのかと、自分で自分に腹を立てたほどです。
私は、その男性の電源タップで携帯電話を充電しながら、まさにその場で、小さな電源タップをアマゾンで注文しました。それ以来、旅行用バックパックの前ポケットには電源タップがいつも入っています。
空港で私がその電源タップを見せると、ほぼ全員が感心しますし、たいていの人が自分でも注文しています(少なくとも、そうするつもりだと言っていました)。

私はこれまでに何度も、本来であれば使えなかったであろうコンセントを、電源タップのおかげで何とか使わせてもらうことに成功してきました。
また、空港やホテルの部屋で、「携帯電話とタブレットとバックアップ用バッテリーを同時に充電したいのに、十分な数のコンセントがなくて充電できない」という状況をうまく切り抜けてきました。
マルチUSBハブは飛行機で便利
筆者の場合、空港ゲートでマルチUSBハブを使う機会はそれほど多くないのですが、座席に電源があるフライトではほぼ毎回利用しています。
マルチUSBハブについては、飛行機の電源で使う場合に備えて、パソコンにケーブルでつなぐタイプではなく、コンセントに直接差し込むタイプのものをバッグに入れておくことをおすすめします。
前者は、地上で使う分には良いのですが、上空ではケーブルを引っ張ってデバイスを落としたりする原因になりかねません。
機内では、USBハブのほうが、小型の延長コードよりも扱いやすく、しかも、携帯電話とタブレットの同時充電が可能です(ただし、速度は期待できません。座席にある電源はお粗末ですから)。
1つのコンセントを複数の電源に切り替えるためのこうした解決策は、どれも高いものではありません。1つ持っていれば、旅行中に電源がなくて困ることはないでしょう。これこそ「プライスレスな価値」と言えますね。
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Image: Lifehacker US
Source: Amazon.co.jp
Emily Price - Lifehacker US[原文]