正しいことしかしていないのに、災いが降りかかることがあります。
たとえば、動作がおかしいPCのトラブルシューティングを行い、正常に修復されたというプロンプトが表示されたにもかかわらず、状況がむしろ悪化してしまったなんてことがあります。
米Lifehackerの読者Joanneさんが先日陥ったのがまさにこの状況でした。彼女はTech 911に次のような質問を書き込んでいます。
ここに最後の望みを託そうと思います。
私は19日間、考えられるかぎりのことを試してきました。
iMacのフォトライブラリに、31700枚の写真と1100本の動画を保存していました。
重複する写真があったので、PhotoSweeperをダウンロードして処理を開始したとたん、フォトライブラリがクラッシュしました。
ライブラリを開こうとすると、ライブラリを再構築するように言ってきたので、再構築したところ、写真が3409枚に減っていまいた!!!
mastersフォルダは見当たらず、originalsフォルダは見つかったのですが、最後にMacを買い替えた2016年までの写真しか入っていませんでした。
FinderのSpotlightで検索すると、80000枚以上の写真が見つかったのですが、それをコピーしようとすると、エラーでMacが再起動を繰り返してしまいます。
2020年2月にUSBドライブに写真をバックアップしたはずなのですが、Photos 2020というファイルを開こうとすると、やはりエラーになります。
私は4人の子どもの母であり、写真の大部分は子どもたちの写真です。なので、ライブラリをなんとしても復元したいのです。一体どうすればいいでしょうか?
復元手順で復元できないとき
Joanneさん、このような事態になってしまったことをお悔やみ申し上げます。この3週間、不安の中で苦しんだことでしょう。もし私が27,000枚以上の写真を突然失ったとしたら、きっとそうなるはずです。
Joanneさんはトラブルシューティングによって事態が悪化してしまったようですが、写真を取り戻すために試せることがまだいくつか残っています。
まず、iCloudはチェックしましたか?
当たり前のことですが、MacからiCloudに写真をバックアップ(理想的には自動で)していたなら、そこにフォトライブラリがすべて残っているかもしれません。
写真がiCloudに保存されていない場合は、別の方法を試してみましょう。
フォトライブラリをどこかにバックアップしてあると仮定して、[ピクチャ]フォルダ内のオリジナルライブラリの場所に行き、Controlキーを押しながらライブラリをクリックしてください。
[パッケージの内容を表示]をクリックして、[resources]フォルダをクリックします。表示されているRecoveryフォルダを削除し、Finderウィンドウを閉じて、写真アプリを再起動します。
うまくいけば、新しい復元プロセスが開始され、バックアップからフォトライブラリを復元できるか、失くなっていた写真が魔法のように現れるか、またはそのフォルダに何か有用なものが入っているかのいずれかになるでしょう。
復元するための最後の手段
これでうまくいかないときは、「新しいフォトライブラリを作成する」の地点に戻って別の方法を試してみましょう。
新しいフォトライブラリが作成できたら、既存のフォトライブラリに戻って、先ほどと同じように[パッケージの内容を表示]を行い、今回は、[originals]フォルダ全体を写真アプリにドラッグしてください。
過去の写真がすべて新しいライブラリに再コピーされるはずです。
同じように、バックアップしてあったフォトライブラリでも[パッケージの内容を表示]の手順を実行して、[Originals]フォルダに、他の写真がないか確認してみてください。
あるいは、バックアップしてあったフォトライブラリを[ピクチャ]フォルダにコピーして、Optionキーを押しながら写真アプリを起動し、[その他のライブラリ]を選択して、そのフォトライブラリを指定してみてください。
ようするに、失くなった写真は、既存のフォトライブラリの中、バックアップの中、iCloudの中(あるいは、iCloudの最近削除した項目)のいずれかに残っているかもしれないということです。
あるいは、写真アプリにTrash (Photosweeper)アルバムがあれば、その中にあるかもしれません。
アプリを再起動して(フォトライブラリをバックアップした後で)、上記の方法を試してみてください。必ず復元できるとはかぎりませんが、やってみる価値はあります。
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Source: Trash/Photosweeper
David Murphy - Lifehacker US[原文]