ママー、お部屋きれいになったよ!
はいはい。見に行かずとも、部屋がきれいになっていないことは手に取るようにわかります。
そう思いつつ覗きに行くと、いつもと同じ、きれいになった「はず」の部屋が。
床の真ん中に何もない空間があり、その周辺をレゴ、紙きれ、クレヨン、靴下、その他なんだかよくわからないガラクタが取り囲んでいるのです。
少し身をかがめて見ると、ベッドやドレッサー、デスクの下も同じような惨状が広がっています。

子どもたちには、その惨状は見えていないのでしょうか?
そんなはずはありません。だって、それらのガラクタを置いたのは、まぎれもない彼らなのですから。
彼らは、散らかりすぎていることが怖くて、見て見ぬふりをしているだけ。どこから手を付けていいのかわからないのです。
そこで、子どもたちが本当に部屋をきれいにするようになるトリックを紹介しましょう。筆者が開発したこの「マウンテン・メソッド」は、最初はとっつきにくいかもしれませんが、非常に効率的な方法です。
これで、周辺のガラクタや家具の下まですっきりきれいになりますよ。
1. 部屋の真ん中に山積みにする
まず、すべてのガラクタを壁やベッド、ドレッサー、デスクからかき出し、部屋の真ん中に「山」として積み上げます。
おもちゃの種類などは気にしなくて結構です。すべてを一緒くたに、一カ所に集めましょう。
子どもは単に、部屋中に散らかったガラクタを見回すことができないだけなのです。
ですから、1つの「山」にすることで、すべてのガラクタが目に入るようになります。
2. 仕分けする
次は仕分けです。近くにゴミ袋と寄付用の箱を置いてください。これがけっこう重要です。
行き先のわからないものが見つかったら、あげるか捨てるかのどちらかにするしかないのですから。
もちろん、すべてを捨てなくてもいいように、取っておきたいものを収納する場所は必ず用意しておきましょう(我が家ではレゴでも人形の服でも、すべてにプラスチックのボックスを用意しています)。
しまうのか、あげるのか、それとも捨てるのか。最初のうちは、子どもたちの選択を手伝ってやる必要があります。でも、しばらくすると自分たちでもできるようになるでしょう。
このマウンテン・メソッドは、ドレッサーの上や机の上にも有効です。たとえば、ドレッサーの上が散らかっているなら、それらすべてを床の真ん中に置きます。
そのうえで、ドレッサーを拭いて、本当にドレッサーの上に飾りたいものだけを子どもに選ばせます。残ったものは「しまう」「あげる」「捨てる」のいずれかです。
慣れるのも大事
我が家でこれを始めたばかりのころは、文字通り作業が「山」積みに思えたようで不平をもらしていた子どもたちでしたが、すぐに慣れてくれたようです。
かつて何時間かけても終わらなかった部屋の片づけが、今ではずいぶんスピードアップしただけでなく、きちんと「きれい」な状態になるのです。
山がだんだん小さくなり、最終的に本当にきれいな部屋が待っているこの方法、このうえない達成感を得られるのは言うまでもありません。
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Image: goodmoments/Shutterstock.com, Markus Spiske/Unsplash
Kristen Mae - Lifehacker US[原文]