国を挙げてのキャッシュレス化が進行し、ちょっとした外出ならスマホで事足りる時代に。
以前のように、長財布にたくさんのキャッシュカードやクレジットカードを持ち運ぶ必要も少なくなりました。
さらに、よく利用する家電量販店や衣料品店のポイントカードも、どんどんアプリに移行しているので、財布はなるべくコンパクトにすべきです。
そもそも大量の現金を持ち運ぶことは危険ですし、公共交通機関やコンビニを利用するならスマホ決済でいいので小銭要らず。
免許証やIDカード、メインで使用しているキャッシュカードとクレジットカード、健康保険証…そんな風に吟味していると、カード類は5枚程度に絞られるし、数枚の札が入るスペースさえあればいいわけです。
そこで今回は、必要十分な容量とコンパクトさを両立させ、見た目も洗練された財布を厳選。
ライフスタイルに合うコンパクト財布を見つけて、2020年代をスタートしてみては?
シートゥーサミット「トラベルウォレット RFID」は撥水&スキミング防止

1990年にオーストラリアで生まれ、主にキャンプ用品などを手がけるアウトドアギアブランドが、「Sea to Summit」(シートゥサミット)。
バックパックやトラベルグッズにも定評があるブランドで、こちらのコンパクト財布「トラベルウォレット RFID」も使い勝手の良さが自慢です。
ジッパーを開閉するフルオープン式で、多数のカード用ポケット、小銭用ポケット、札入れをコンパクトにまとまり、中身を出し入れしやすい設計に。
表面には撥水加工を施し、スキミング防止機能も搭載。超軽量&コンパクトながら収納力が高く、アクティブ派にぴったり。
「トラベルウォレット RFID」Sサイズ (W110×H90×D20mm)価格3000円/シートゥサミット
もはや持ち運びができる金庫!オゴンの「アルミコードロックウォレット」

2000年代初頭にスウェーデンで生まれ、現在はフランスのブランドとして世界で展開している「OGON」(オゴン)。アルミニウム加工技術を活かしてさまざまな製品を生み出しているブランドです。
「アルミコードロックウォレット」は日本札も二つ折りで収納できるタイプで、デジタル機器との相性が抜群の未来的なデザインが出色。
堅牢なアルミニウムボディの内部には、7つの蛇腹式ポケットを備えており、紙幣や領収書はもちろん、カードのみであれば約12枚が一目瞭然で収納できます。
また、スキミング防止加工が施され、側面には3桁のダイアルロックを搭載しています。
「アルミコードロックウォレット」(W105×H90×D22mm)価格1万円/オゴン
クラシックな見た目と容量はそのままで極薄に、アブラサスの“薄い財布”

キャッシュレス化を予見して、さまざまなメーカーやブランドがコンパクト財布をリリースしていますが、使いやすさとシンプルさを究極に突き詰めた日本ブランドを発見。
グッドデザイン賞も獲得した、その名も「薄い財布」。
カードを5枚、紙幣を10枚、コインを最大15枚も収納できるのに、たったの13mmという薄さを実現しています。
カードホルダーには名刺も入れられ、さらに鍵1本を入れられる小さなポケットも重宝するはず。
「薄い財布」(W95×H98×D7mm)価格1万3591円/アブラサス
スタイルを問わず使いやすい、ポーターの「CARD CASE & MONEY CLIP」

普段から小銭をジャケットやパンツのポケットに入れている男性なら、「PORTER ARRANGE CARD CASE & MONEY CLIP」がおすすめ。
今回紹介するコンパクト財布の中でももっとも薄く、小さく、軽いアイテムです。素材にはイタリア製の牛ステアシュリンクレザーを採用。
クリップ部もレザーで覆いくるみ、こうしたカードとマネークリップの一体型にありがちなチープさも皆無です。
また、スーツ着用時でも違和感なく使えるのも嬉しいポイント。クリップ側のポケットも含めて、カードを3枚以上収納できます。
「PORTER ARRANGE CARD CASE & MONEY CLIP」(W73×H104mm)価格 1万1000円/ポーター
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自転車通勤が多いカジュアル派ならシートゥーサミット、セキュリティ機能とデジタルガジェットとの相性とで選ぶならオゴンがおすすめです。
普段はスーツやジャケット着用が多い人なら、クラシックなアブラサス、もはや小銭入れも不要ならば、極小サイズのポーターといったところでしょうか。
かさばる長財布を卒業して、支払いもスマートに行きましょう!
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Photo: 多田悟