Google Public DNSのおかげで、アクセスしたページが表示されるまでの速度が上昇したと感じている方も多いと思います。かく言う私(傍島)もその一人です。
IPアドレスも「8.8.8.8」と、縁起の良さそうな数字で、担当者はアジア人かなぁと想像してみたり、世界的にQueryの多いサイトを優先的にキャッシュする仕組みも、自分が国際的な人間になったようで素敵です。
しかし、この世界中の部分、毎日観ているページは、国内サーバーの日本語コンテンツって事はないでしょうか。ってことは、世界的にQueryが多いサイトを優先的にキャッシュする仕組みも、日本人は不利で、Google Public DNSサーバーのキャッシュの恩恵に預かれないのか?と考えてしまいます。
Google Public DNSは、速度だけではなく、セキュリティ面のメリットもありますが、速度は麻薬、DNSの応答速度に限り、どの程度違いがあるのかテストしてみました。
続きは、以下で。
Googleが「namebench」をリリースしていますが、今回は「DNS Benchmark」というソフトを使いました。
結果は、以下の結果通り。
上から順に、私が加入しているプロバイダが2件、次の196.168.11.1がルーター、次に、Google Public DNSとなり、自宅の環境では、プロバイダのDNSを使うのが良さそうです。それでも、プロバイダのDNSに近い結果を出すGoogle Public DNSは、立派ですが.....。
namebenchでは「56% Faster」と表示され、最初の応答速度は、倍程度差でプロバイダのDNS、平均応答速度は、僅差でGoogle Public DNSがトップの結果です。
ソフトによっても結果が異なるので、盲目的に信用せずに、良い環境を得る為の材料として使うのが無難です。で、結果、どうしたっかって?
私は、流行には乗る主義なので、8.8.8.8をセカンダリに設定しました。
(傍島康雄)