Google検索に、単語の正しい発音を練習できる新機能が追加されました。
Googleはこれまでにも素晴らしい言語機能を提供してきましたが、今回さらに、発音練習機能と、単語に関する画像を提供することで、さらにワンランクアップしました。
単語の正しい発音を学ぶ
世界には数千の言語があり、それぞれが数十万の単語を有しています。
ですので、第二、第三言語はもちろん、たとえ母国語であっても、すべての単語を把握することは不可能です。
みなさんも、新しい単語や不慣れな単語に出会ったら、オンラインで発音の仕方を調べると思います。
Googleで検索すれば、およそどんな単語でも調べられるでしょう。しかし、そこで終わりではありません。
今回からGoogle検索に、単語の正しい発音を練習できる機能が追加されています。
Googleに新しい言語機能が追加
Googleが、公式ブログの「The Keyword」コーナーで、この新しい言語機能について詳しく解説しています。
1つめの新機能は、ユーザーの言語スキル向上を支援する実験的な発音練習機能です。
2つめは、単語の意味をわかりやすくしてくれる画像の提供です。
この発音練習機能を使うと、うまく発音できない単語を練習することができます。
たとえば、Googleで"How to pronounce anemone”(anemoneの発音の仕方)と検索してみましょう。
検索結果には、これまでと同じく、正しい発音を聞かせてくれる音声再生ボタンが表示されます。
そして、その下に[Practice](練習)ボタンがあることに気づくはずです。

このボタンをクリックして、マイクに向かって単語を発音してみましょう。
すると、Googleが音声認識技術と機械学習を使って、あなたの発音を評価してくれます。正しい発音ができていない場合は、どうすれば改善できるかも教えてくれます。
また、Googleは、検索した単語にまつわる画像も見せてくれるようになりました。
この機能は視覚的学習の支援を意図したもので、複数の意味を持つ単語の学習に特に役立ちます。
Googleによると、まず名詞から始め、将来的には範囲を拡大する予定とのことです。
万能翻訳機は実現するか?
この発音練習機能は、現在、アメリカ英語でのみ利用可能ですが、まもなくスペイン語でも使えるようになります。
画像も、英語の単語を検索したり、多言語へ翻訳したときにのみ表示されます。また、現在この機能はモバイルでのみ使用可能となっています。
Googleは言語機能をさらに一歩進めています。
上で紹介した新しいGoogle検索機能に加えて、Googleマップにも地名の翻訳機能が追加されています。
『銀河ヒッチハイク・ガイド』のバベルフィッシュ(耳に入れることで万能翻訳が可能となる魚)が現実となるのもそう遠くない将来かもしれませんね。
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Image: Google
Source: YouTube
Original Article: Google Will Now Help You Pronounce Words by MakeUseOf