つい先日の記事「直感的にDockから使える『GNOME Do 0.8』」で『GNOME Do』にテーマが導入され、まったく新しいデスクトップインターフェースになったことを紹介しましたが、今日は実際の操作についてもう少し踏み込んでみようかと思います。興味のある方はぜひ最後まで読んでみて下さい。
『GNOME Do』未経験の方はまずはこちらのリリースページから最新版をダウンロード。ちなみにDockのテーマを使うには『Compiz Fusion』や『GNOME』のビルトイン3D効果などの3D コンポジティングマネージャーが必要です。
『GNOME Do』のインストールが終わったらアプリケーションメニューから、または「GNOME-Doターミナルコマンド」から起動。メインウィンドウの右上にあるオプション矢印をクリックし、キーボードショートカットを設定(初期設定ではWindowsキー+スペース)し、「Docky」テーマを選択。画面の下まで表示されるストリップの端をマウスでドラッグすればサイズの変更が可能、検索やアクションショートカットが使える『GNOME Do』のメインウィンドウとして機能してくれます。
『GNOME Do』のドックバーには頻繁にアクセスするアイテムが表示され、左端には『GNOME Do』オプションボタンが配置されています。そして右端にはごみ箱が。
この上の写真にあるカレンダーアイテムは『GNOME Do』から作成したGoogleカレンダーイベントへのリンクなので、上のようにどのツールが提供されるべきから「Docky」が判断してくれます。
これらのアイテムを削除は右クリックオプションから可能。
ショートカットを保存したい場合にはデスクトップへドラッグ。「Docky」はドックを設定されたサイズでキープしてくれ、最近アクセスしたアイテムを表示してくれます。もちろん、特定のファイル、フォルダ、ショートカットなどを表示させておく設定も可能。
複数のウィンドウや文書が開いている状態でも「Docky」ではWindows 7と同様にそれぞれのウィンドウや文書へアクセス可能。それぞれのアイコンの下にあるLED風なブリップを見ればそれぞれのアプリでいくつウィンドウが開いているのかも瞬時に確認できます。:
『GNOME Do』チームが「Docky」を採用した真の理由は、デスクトップの下部の占拠権をめぐる争いをAWNと開始したかったからでは決してありません。『GNOME Do』のランチャーで行えることを直接統合出来ることが「Docky」のなによりの長所。
例えば、「Remember the Milk」に新規タスクを追加するためのショートカットや「Google Calendar」の確認、Pidginを使って頻繁にやり取りしている人にIMを送るためのショートカット、『GNOME Do』から起動出来るその他のプラグインなどへのショートカットを「Docky」へ組み込むことにより素早くアクセスでき、懐かしのMac用Quicksilver のような立派なランチャーとして機能してくれるのです!
検索、ショートカットなどをランチャーに追加したい場合、そのアイテムが大きく表示している時に左下にある+記号をクリックすれば簡単に「Docky」バーへ追加することが可能です。
スクリーンショットで紹介出来る部分はそんな感じです。「Docky」は『GNOME Do』と同様に、自分に合ったシステムを作り出していくことで本当に価値の出るシステムなので、様々なツールを駆使して、自分にとってパーフェクトな設定を目指してみて下さい!
最後に付け加えるなら、「Docky」では見た目や反応、効果などのカスタマイズは提供されていません。(AWNでは可能。)しかし、それをカバーしてあまりあるくらいに速いです。(少なくともUbuntu 8.10でテストした時にはですが。)しかもAWNやその他のPython系のドックアプリと比べてもクラッシュしにくく作られています。
「Docky」の機能についてもっと知りたい方はWiki Page を読んでみて下さいな。
「Docky」、そして『GNOME Do』の最新版の印象はどうでしょうか? コメントで教えて下さい!
Kevin Purdy(原文/まいるす・ゑびす)
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