Adobeは月に1度、製品のセキュリティアップデートを公開していますが、先日、14個のセキュリティバグを修正する臨時アップデートを公開しました。
セキュリティアップデートの内容
以下のアプリに影響する重要なアップデートとなります。
- Adobe Acrobat 2017
- Acrobat 2020
- Acrobat DC
- Adobe Reader DC
- Acrobat Reader
今回修正された14個のバグはいずれもパソコンを脅威にさらすものですが、そのうちの3つは特に重大であり、パソコンを遠隔操作される危険があるものです。
いうなれば、ハッカーがマルウェアをインストールしたり、ファイルやプログラムにアクセスするのに利用できる、ロックのかかっていないバックドアを提供するようなバグです。
遠隔操作の脅威は深刻ですが、新しいセキュリティアップデートをダウンロードすれば、この脆弱性を取り除くことができます。
そのほかのバグのいくつかはAdobe Flashに起因します。Flashの脆弱性は有名ですが、この新しいアップデートを適用すれば、AcrobatアプリやReaderアプリからFlashが削除され、安全性を高めることができます。
すべてのAcrobatアプリおよびReaderアプリは、定期的に新しいセキュリティアップデートを自動的にダウンロードしてインストールしますが、Adobeは、デバイスとデータを安全に保つために、手動でアップデートすることを推奨しています。
直接アップデートする方法
やり方はいくつかあります。たとえば、AcrobatまたはReaderメニューから直接アップデートすることもできます。
- AcrobatまたはReaderを開く。
- [ヘルプ]>[アップデートの有無をチェック]に進む。
- アップデートが利用可能かどうかが表示される。 可能なら、画面の指示に従ってインストールする。
Adobeアプリの最新バージョンをダウンロードページから直接ダウンロードしてもよいでしょう(余計な付属アプリをインストールしたくないならチェックボックスをオフにすることを忘れずに)。ダウンロードしたインストーラーを実行し、プログラムのアップデートを選択してください。
Creative Cloud経由でアップデートする方法
Creative Cloud経由でインストールした場合は、Creative CloudからAcrobatアプリをアップデートできます。
- Creative Cloudを開く。
- [アプリ]を選択する。
- [すべてアップデート]をクリックして、利用可能なアップデートがあるアプリの横にある[アップデート]をクリックする。
- 利用可能なアップデートが表示されない場合は、[…]ボタンをクリックし、[アップデートを確認する]を選択する。
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Image: Shutterstock
Brendan Hesse - Lifehacker US[原文]