室内の模様替えに関しては、考えるべきポイントがたくさんあります。
予算や部屋の使い方といった要素のほかにも、このパズルには重要なピースが存在しています。
それは、部屋や家全体がどちらの方角を向いているか、という点です。この記事では、方角を知る方法と、それが重要である理由を説明します。
家が向いている方角を見極める方法
自分の家がどの方角を向いているかまだ知らないのなら、必要な道具はコンパスだけです(もちろん、Googleマップのコンパスでもかまいません)。
家のなかにいるのなら、正面玄関に立ち、コンパスの針が指す方向を確認しましょう。
室内装飾で重要になるのは、天然光が入ってくる方向を把握することです。
それを知るためには、室内のおもな天然光源になる窓のほうを向いて、コンパスで方角を知るといいでしょう。
方角が重要な理由
Megan Devine氏が「BobVila.com」の記事で説明しているように、つきつめて言えば、ある方角がほかの方角よりも優れているということはありません。
どの方角にもそれぞれ、利点と問題点があります。ですから、そうした特性とその扱い方を理解するほうが大切です。
家が向いている方角は、天然光が入ってくる方向のほかにも、さまざまな意味をもっています。
たとえば、エネルギー効率、暖房・冷房のコスト、家のメンテナンス、エネルギーの流れなどに影響します。
ここでは室内装飾のチョイスに注目していますが、Devine氏の記事では、方角が家に与えるそのほかの影響が詳しく説明されています。
家の方角をレイアウトに活用する方法
すでに説明したように、家(または部屋)の向いている方角は、屋内(室内)に入ってくる天然光の量と、光が差す時間に影響します。
以下では、その知識を活用して室内装飾やデザインを選択する方法をいくつか紹介していきます。
ブラインドやカーテンを使う
東向きの家(または部屋)には朝日が差しこみます。
これは、概日リズムの調節には最高ですが、必ずしも日の出とともに目覚めたいと思っているわけではない人は、遮光カーテンやブラインドを買ってもいいかもしれません。
同じように、部屋が西を向いていて、毎朝の起床に太陽の助けを借りたいと思っている人なら、プライバシーを保てるけれども光は差しこむ程度の薄いカーテンを検討してみるといいでしょう。
色の選択
部屋にいちばんたくさん天然光が入ってくる時間も、その部屋の壁や家具などの装飾の色を選ぶ参考になります。ここでは、「Devine」の記事からふたつの例を紹介します。
たとえば、午後2時にもっとも日が差しこむ西向きの部屋の場合、デザインのプロなら、赤やオレンジのような色はやめろと言うかもしれません。
派手な色や暗い色が好きな人は、南向きの部屋に限定して使うといいでしょう。南向きの部屋なら、昼のあいだはずっとじゅうぶんな光が入るので、強い色調にも耐えられます。
家具の配置
最近では、多くの人が自宅にワークスペースを構えるようになっています。
それが、別の部屋や廊下に置いたその場しのぎのデスクだけだとしても、これを機に、仕事場にどんな天然光が差しこむかを考えてみるといいでしょう。
たとえば、仕事場が西向きの部屋にあり、午後になるまであまり光が入らないのなら、ランプなどの人工の光源をたくさん確保するほうがいいでしょう。
仕事中に手元を見るときだけでなく、1日のはじまりにしゃきっと目覚めるのにも役立ちます。
鏡を使う
部屋にあまり天然光が差しこまない場合は、1枚か2枚の鏡をうまく配置してみましょう。
照明器具を増やさなくても、部屋に入ってくる光を増幅させる効果が得られます。
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Image: Vadym Andrushchenko/Shutterstock.com
Source: BobVila.com
Elizabeth Yuko - Lifehacker US[原文]