インターフェースはなんというか、ちと分かり辛い部分もなきにしもあらずですが、ファイル転送速度の刺激的な変化を一度体験すると、許せる範囲内ではないでしょうか。ISOファイルや画像ファイルの一括コピー、その他のテストファイルの転送は確実にスピードアップ。上書きをしない設定、新しいファイル、またはサイズの大きいファイルで上書きする設定および同期設定が可能。過去に米lifehackerでは『TeraCopy』というコピーソフトを紹介したのですが、ちょっと比較して検証してみましたので、その結果をご覧ください。

簡易テストの結果、コピーするファイルの種類によって多少の誤差はありますが、『FastCopy』の速度は『TeraCopy』を上回ることが判明! 特に2-3MBのJPEGファイルなど、ファイルサイズが小さ目のものを大量にコピーする場合、なんと800%ものスピードを見せつけてくれました。DVD ISOなどの大きなファイルをコピーする場合はその差は縮まるものの、それでも速度はおよそ倍。いずれのソフトもポータブルUSBアプリとして使用でき、右クリックでの操作設定およびドラッグアンドドロップを可能にする拡張機能付き、ファイル転送の検証も行えます。『TeraCopy』には『FastCopy』には搭載されていないコピーを途中で一時停止する機能が付いています。

冒頭で触れた通り、インターフェースの見栄えで言うと、『FastCopy』はごちゃごちゃしていて気だるい雰囲気を醸し出してしまうので、見た目が何より大切、というこだわり派の方には『TeraCopy』がおススメ。機能性重視、であれば、FastCopyをどうぞ!

 

FastCopy [via Life Rocks 2.0]

Jason Fitzpatrick(原文/まいるす・ゑびす)

 

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