8 月5日に行われたSamsungのUnpacked 2020 event。
ライブ観客の代わりにデジタル一色の少々微妙なプレゼンテーションとなりましたが、今回は新製品が目白押しで新機能もたっぷり。
見逃した人のために、新製品をまとめました。
1. GalaxyNote20とNote20Ultra

プレゼンテーションは、GalaxyNote20とNote20Ultraのお披露目から始まりました。
GalaxyNote20は6.7インチ、60Hzディスプレー、Note20Ultra は6.9インチで、120Hzディスプレー。Samsungによると両方とも「最強のゴリラガラス」を用いているそうです。
Samsungの急速充電テクノロジーのおかげで、どちらのスマホもわずか30分で50%まで充電できるんです。
ストレージはどちらも128GBから。
RAMはNote20は8GB、Note20Ultraは12GB。
両方とも5G通信に対応していますが、これは5Gがあるところに住んでいる人だけにあるメリットです。そうでなければあまりセールスポイントにはならないのと、スマホを買い換える時に考慮すべき点でもないと思います。
ただし、5G通信対応は、9月15日からアンドロイドデバイスで可能になるXbox Xcloudサービスとは相性が良いでしょう。
Microsoftに関しては「Link to Windows」機能も拡大され、SamsungとMicrosoftのソフトウェアのアプリ同期がずっと良くなっています。
また、Your Phone Windows 10 アプリを使ってコンピュータのデスクトップからスマホアプリをコントロールする能力もアップしています。
GalaxyNote20とNote20Ultraの予約受付は、アメリカ東部時間8月6日12時1分より開始。
BluetoothのコントローラーとXbox Live with Cloudのフリートライアルが含まれているゲーミングパッケージもついています。
価格は、GalaxyNote20が999ドルから、Note20Ultraは1299ドルからです。
2. Tab S7 と S7+ タブレット

新しいタブレットは、AppleのiPad ProとMicrosoftのSurface Proの良いとこ取りを狙った製品になりました。
Tab S7 とS7+のどちらもSnapdragon 865+チップセットを使用し、Sペンと5G通信サポートがついてきます。おもな違いはスクリーンです。
Tab S7は11インチで、解像度2560x1600、120HzLEDディスプレーを使用。Tab S7+は、12.4インチ、2800x1752の解像度にAMOLEDスクリーンです。
Note20と同様、SamsungはTab S7とS7+のさまざまな機能をアピールしました。
特にタブレットをコンピュータの第2のスクリーンとして使える点、そして前述したNote20にあるMicrosoftとのクロスプラットフォーム機能(Xbox XCloud, Microsoft To-Do, Teams, and Officeアプリなど)すべてをサポートしています。
そして、SamsungのDeXインターフェイスでスマホのコントロールも可能です。
わたしが一番注目したのは、iPadとWindowsにあるペイントツールのClip Studio Paint(クリスタ)が、このTab S7とS7+によって初めてAndroidで使えるようになったことです。
Tab S7は649ドル、S7+は849ドルで、8月21日発売。
Sペンはどちらにも付いてきます。ただし、トラックパッド付きで取り外しができるキーボードカバーは別売りになります。
3. Galaxy Buds Live

Galaxy Buds Liveとはストリーミングサービスのようなネーミングですが、Galaxy Buds Liveはサムソンの次世代完全ワイヤレスイヤホンです。
最大のアップグレードは、アクティブノイズキャンセリングと単体で6時間のバッテリー駆動時間。
おまけにこの新充電ケースを使うと21時間追加されます。他には、長時間耳に入れて使える新しいデザインと、リサイクル素材を利用がポイントです。
Galaxy Buds Liveは169ドルで、8月6日発売です。
4. Galaxy Watch 3

このウェアラブルには以前のモデルの心拍計、歩数計、ワークアウトトラッキングがついていますが、転倒探知とNFC対応のSamsung Payサポート、そして血中酸素と血圧も測れるハードウエアが搭載されてアップデートされました(ただし現時点ではアメリカではなし)。
Samsungは現在アメリカでの認可を得る手続き中で、ローンチ後にアメリカ版をアップデートする予定だそうです。
Galaxy Watch 3にはLTEとBluetoothのみ対応のモデルがあります。
表面のサイズは41mmと43mm。どのバージョンも1GBのRAM、8GBのストレージ、そしてワイヤレスで充電できます。また、5ATMの防水機能があります。
Galaxy Watch 3は8月6日発売。41mmは399ドル、45mmは429ドルから。
5. Galaxy Z Fold 2

最後に発表されたのは、折りたたみ式スマホの最新製品、Galaxy Z Fold 2。
Galaxy Z Fold 2にはフルカバーの外ディスプレーがあるので、折りたたんだ時でも使うことができます。
内側の折りたためるスクリーンは120Hzディスプレーで、Samsungの「UTG(Ultra Thin Glass)」でできています。
これによって、The Galaxy Z Foldにあったペラペラなスクリーンや表面の気泡などの問題が解決されているといいのですが。
Samsungによると、この製品にはGalaxy Note 20と同じ「一日中稼働できるバッテリー」と急速充電機能がついているとのことです。
The Galaxy Z Fold 2の他のイノベーションはヒンジ(蝶番)の強化です。Galaxy Z Flipのようにいろいろな角度で開いたままにできます。
そして、スクリーンが閉じた時には平らになるそうなのですが、これは少なくともSamsungが約束していることです。
ヒンジには「スイーパー(掃除機)」がついており、ヒンジの隙間にゴミやほこりがたまらないようになっています。
イベント時にはGalaxy Z Fold 2の価格は発表されませんでしたが、予約販売が開始される9月1日に詳細がわかるそうです。
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Image: Samsung
Brendan Hesse – Lifehacker US[原文]