息子が3歳のころに、エア遊具のある屋内の遊び場に連れて行ったことがあります。私の思惑をよそに、エア遊具で1時間、飛んだり、跳ねたり、滑ったりして遊んでも、息子は疲れません。

あともう1時間遊びたいと思わせるだけでした。残念ながらエア遊具終了の時刻になり、他の3歳児たちはみんな、大人しく水筒の水を飲んだり、スニーカーを履いたりしていました。しかし、私の息子は断固として帰ろうとしませんでした。

息子は、これまでにも何度も見たことがある顔をしていました。僕は行きたくない、だから行かない、という顔です。

息子を説得しようとすればするほど、より頑なに行かなくなり、遊びたがります。息子が、後ろにある飛び跳ねるエリアに戻ろうとしたので、従業員から「ご自分のお子さんをきちんと監督してもらわないと困ります」ときつく言われました。

ええ、わかりますよ。でもやってみてくださいよ。

ルールを破り、親に反抗する子どもは成功を手にする

息子は生まれた時から意思が強く、その強さは立派なものですが、育てるのは大変でした。4歳になる頃には、息子の欲しいものを交渉する能力は、紛れもなく素晴らしいものでした。私は、将来息子が弁護士かCEOになっているとはっきりとわかるといつも言っていました。

結局のところ、私は正しかったのです。12歳から52歳になるまで、子どもを40年間追跡した研究では、子どもの頃の特定の性格は、将来の仕事での成功を予測する判断材料になると結論づけていました。

驚くべき発見のひとつは、IQや、親の社会経済的地位や、学歴の影響を考慮した後で、認知とは関連しない高収入の一番の予測材料が、ルールを破ったり、親に反抗したりすることでした。

したがって、そのような頑固さは後で見返りがあるのです。子どもの強い意思をくじけさせようとせずに、大人がそれを受け入れる方法を学びましょう。

ポジティブな言い方に変える

息子が小さかった時、私は『Raising Your Spirited Child: A Guide for Parents Whose Child is More Intense, Sensitive, Perceptive, Persistent, and Energetic(元気な子どもを育てる:激しく、繊細で、敏感で、しつこく、元気いっぱいの子どもの親のためのガイド)』という本を読みました。

その本は、私が“頑固”だと思っているものを“粘り強さ”だと解釈する方法を教えてくれました。

頑固という言葉にはネガティブな意味が含まれていますが、粘り強さというのは価値あるものであり、大人ではリーダーシップの資質として惹きつけられるものです。

粘り強さは、子どもの頃に育んで欲しいものであり、たとえそれが屋内の遊び場から帰らないと決めた3歳の時に、初めて表れたのだとしても、感謝するべきでしょう。

また、意思の強い子どもは完璧主義者のようにも見えます。しかし、心理学者であり作家でもあるLaura Markham博士は「Aha! Parenting」で、子どもは本当に熟達することを熱望していると書いています。

子ども自身のアクティビティは、できるだけ多く子どもに任せるようにしましょう。

歯磨きしなさいと口うるさく言ってはいけません。

「家を出る前に他にやらなきゃいけないことは何かな?」と聞きましょう。子どもがポカンとしていたら、次のようなリストにチェックをさせます。

「毎朝ご飯を食べる、歯を磨く、トイレに行く、ランドセルに荷物を入れる。ランドセルに荷物が入っているのは見たよ。よくできたね!では、家を出る前に他にやらなきゃいけないことは何かな?」。

子どもはより自主性や、自分のことに責任を持っていると感じるようになり、反抗しなくなっていきます。言うまでもなく、早くから責任感も持つようになります。

力で押さえつけようとしない

単に勝ちたいと思っているだけであれば、権力争いに巻き込まれます。

粘り強い子どもは、話を聞いてもらっていると感じたいので、子どもの話に耳を傾けましょう。子どもは理解されていると感じたいので、子どもの意見を理解するようにしましょう。

そして、子どもは自分がコントロールしていると感じたいので、可能な場合は子どもに選ばせてあげましょう。Markham博士は、強制ではなく協力することで、意思の強い子どもが従うようになることが多いと言っています。

この世には、本当に意思が強い人を、渋々従わせることができるような力はありません。彼らの完璧なほどの意思の強さは、危険が迫っているというだけでは後に引くことはないので、さらに抵抗させるだけです。

しかし、子どもに十分協力をして、子どもが十分につながりを感じられれば、意思の強い子どもは、自分の求めることではなく、あなたの求めることに大抵同意してくれます。

子どもが協力するのは、その時点で自分のやり方を推し進める以上のものがあるからです。つまり、子どもは親とのあたたかい関係を求めているのです。

もちろん、あなたの意思の強い子どもに、飛んで跳ねて遊ばせたほうがいいという意味ではありません。限界は必要です。しかし、互いに尊重し合い、共感するという手本を示すことで、反抗する傾向は自然と抑えられ、将来高い地位につくことができるでしょう。

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Image: asiseeit/Getty Images

Source: Research Gate, Aha Parenting

Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文