子どもは、なかなか寝たがらない時があります。
本人は全力で否定しても、子どもがもう疲れているのはわかっていますし、親のほうも、まず間違いなく疲れていることでしょう(そして子どもは、親の弱みを感じとるものです)。
こんなことで何度も言い争うのはうんざりですよね。
子どもがひとりで本を読める年齢になっているなら、就寝時間を過ぎていても、眠くなるまで本を読ませてあげると良いでしょう(私は、8歳になる息子にそうさせて、とてもうまくいきました)。
疲れさせるのではなく、安らぎを与える
ですが、お子さんがまだ小さい場合は少々手こずります。小さな子どもを疲れさせるのは、なかなか大変なのです。
Redditに投稿しているある親御さんは、理想的な解決方法に行きついたのかもしれません。
「u/Say_Meow」さんは、子どもの寝かしつけ方について投稿した記事の中で、娘の就寝前にちょっとした安らぎの時間を取り入れる方法を細かく説明しています。
私たち親子にとって、就寝前の時間はいつも大騒ぎでした。
そこで私たちは、当時4歳だった娘に、自分の部屋で「静かな遊び」をさせることにしました。
部屋の照明は少し暗くした状態にして、もしも疲れていなければという条件で、娘には就寝時間を過ぎても静かに遊ぶことを許しました。
そして、私たちにベッドに入れてもらいたいのでなければ、私たちを呼ばなくても良い決まりにしました。
今では、娘が自分からベッドに入ることも珍しくなくなっています。
娘も小学生となった今、そろそろきちんとした消灯時間を決めようと思っていますが、今のところ、娘に寝るように強要したことはありません。
「暗めの照明」「静けさ」「ひとりぼっち」
これは一見、感覚的に逆だと思えるかもしれません。
私たちは、子どもの睡眠時間を長くしたいのであって、短くしたいのではありません。寝てもらいたいのであって、何時間も夜更かしさせたくはないのです。
けれども、「暗めの照明」「静けさ」そして「ひとりぼっち」の組み合わせは、多くの子どもに効果があるようです。
ほかの親御さんからも、幼児や就学前の児童で、「静かに過ごす時間」や「クールダウンの時間」を設けてうまくいったとの反響が届き始めました。
「u/JaneJS」さんは、こう書いています。
「私たちもずっと同じ方針できたのですが、今では、5歳の息子が立派に自分で睡眠を管理できるようになりました。
息子は、疲れている時はかなり早い時間に自分で消灯します。幼稚園に通い始めた最初の週には、就寝後、一度もベッドから出てきませんでした」
手順を変えると、就寝時間や朝の時間の苦労が軽減する
このRedditのスレッドに関して、もうひとつ触れておくべき点があります。
このスレッドを始めた「u/burnt_soul」さんが、就寝時間/朝の支度の手順に加えた変更のことです。この手順変更は、ほかの親御さんにも効果があるかもしれません。
6歳になる「u/burnt_soul」さんの息子は、起きることも、朝食を食べることも、学校に行くことも嫌がり、一家の朝は大混乱になっていたそうです。
この状況に対して「u/burnt_soul」さんは、次のように取り組んでみました。
そこで私は昨夜、手順を変えることにしました。息子の夜のシャワーを省略し、顔と手を洗うだけにしました。
そのかわり、今朝は息子と一緒にいつもより早く起きて、シャワーを浴びさせました。
それにかかった時間は全部でたったの5分。息子は目を覚ましてキビキビと動き、朝食もしっかり食べられました。
手順を変えてみるだけで、就寝時間や朝の時間の苦労が解消する場合もあるのです。
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Image: VGstockstudio/Shutterstock.com
Meghan Moravcik Walbert - Lifehacker US[原文]