大切な人に悪いことが起きると、無力感に襲われ、いたたまれなくなるものです。無力感は受け入れがたい感情ですよね。
ですので、私たちは何とか相手を助けようとします。大切な人を助けたいと思うのは当然のことです。
しかし同時に、相手のために何かをした思うことで、自分が安心したいという気持ちもあります。
誰かを助けたいと思うとき、私たちはよく、「何か力になれることがあったら言ってね」「いつでも相談してね」と言います。
しかし、Redditユーザーのusapeachesさんが2012年に指摘したように、これは正しい行動ではありません。
なぜなら相手に、「自分から助けを求める」というタスクを背負わせることになるからです。
ですので、誰かがあなたの助けを必要としていて、あなたもそうしてあげたいと思っているなら、何か「具体的」なことを言ってあげましょう。
具体的な提案をする
相手が窮地に立たされているときには、話を具体的にすることが重要です。目の前にやるべきことが山積みで慌てふためいている人にとって、何を頼めばいいかを考えること自体が負担となります。
ですので、その苦労をあなたが引き受けて、何ができるかをこちらで考えてあげましょう。
もちろん、助けを申し出るだけでも基本的にはすばらしいことです。でも、本当に役に立ちたいのであれば、こちらから具体的な提案をしてあげてください。
何を提案すればわからない人のために、参考例をいくつか挙げておきます。
- 子供やペットの面倒を見る
- 犬を散歩させる
- 食料品の買い出しをする
- 何らかの用事を肩代わりする
- 食事を届ける。その人のお気に入りのレストランやデリバリーサービスのギフトカードを贈るとなお良い。
- UberやLyftのギフトカードを贈る
- 相手がストレスを発散する必要があるなら、話を聴いてあげる(より具体的にするなら、たとえば30分間話を聴く)
あなたが純粋な善意から助けたいと思っていることはわかっています。あなたの大切な人ももちろん、わかってくれているでしょう。
ただ、「私にできることがあれば言ってね」というだけで終わらず、具体的な提案をしてあげれば、なお一層助けになるということです。
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Image: Vectorium/Shutterstock.com
Source: Reddit
Adam Dachis and Elizabeth Yuko - Lifehacker US[原文]