「Apple税」はジョークではありませんが、一般ユーザーの多くは、自分でMacをこじ開けて低価格のメモリを突っ込むなんて、とても怖くてできないと思っているのではないでしょうか。

しかし、考えてみてください。自分で簡単にできる作業をAppleに代わりにやってもらうために、大金を払うのはお金の浪費ではないですか?

「大金」っていくらなのかって? では実際に計算してみましょう。

メモリの追加にかかる費用

Appleの新しい27インチiMacは、基本構成で1,799ドル(日本版:194,800円)します。8GBのDDR4メモリが搭載されていますが、ゲーマーやクリエイターなら最低でも16GBは欲しいところです。

多くの人にとってそれ以上のメモリは必要ないかもしれませんが、追加できるだけのメモリを追加したってかまわないとは思いませんか?

どんな問題があるかって? Apple経由でこのアップグレードを行うと(Macを購入する際にカスタマイズでメモリを追加すると)、8GBのメモリを追加するのに200ドル(日本版:2万円)払うことになります。メモリをさらに増やそうと思うと、そのコストは狂気じみたものになります。

  • 32 GB: プラス600ドル(日本版:4万円)
  • 64GB:プラス1,000ドル(日本版:8万円)
  • 128 GB:プラス2,600ドル(日本版:24万円)

128GBのメモリを必要とする人はめったにいないと思いますが(モーショングラフィックスや動画編集を専門とする人以外は)、メモリのアップグレードにかかるコストはあまりに法外です。

メモリを追加するお金で、 基本構成より性能が高い27インチiMacがもう一台買えてしまいます。

さらに、自分で作業して128GBまでメモリを増やせば、Apple価格の1/4でできてしまうことがわかれば、もっと驚くかもしれません。

つまり、新しくMacを買おうとしている人は、どうすべき?

Macを買う前に、自分でメモリを追加できないかチェックする

一部のiMacは、本体を開けてメモリを自分で追加できます。もっとも、常に可能とはかぎりません。まずは、Appleが公式にユーザーがメモリを交換(あるいは追加)することを許可しているか確認してみてください。

ありがたいことに、Appleはユーザーが自分でアップグレード可能なMacをリストしてくれています(MacBookは望み薄ですが…)。なお、上でも例に出た、最新の27インチiMacは、自分でメモリを追加できます

当然ながら、自分のMacの仕様に合ったメモリを購入する必要があります。または、OWCなどのメーカーが提供しているウェブサイトを利用して、自分のマシンに適合するメモリを調べて、購入することもできます。

おそらく、OWCのメモリアップグレードキットを買うよりも、自分で探したほうが安くあがりますが、その場合、自分のMacに適合しないメモリを買ってしまうリスクを負わなければなりません。

自分で探す手間を省きたい人、Appleから買うよりずっと安いからOKと思う人は、OWCのキットに頼るのも決して悪いことではありません。ただ、ほかのやり方もあるということは頭に入れておきましょう。

少しの労力で大金を節約する

20200824-appletax02

いくら節約できるかを知れば、考えざるをえなくなるでしょう。もう一度、Appleでメモリをアップグレードした場合の追加コストを見てみます。

  • 32 GB: 600ドル(日本版:4万円)
  • 64GB:1,000ドル(日本版:8万円)
  • 128 GB:2,600ドル(日本版:24万円)

一方、基本構成のiMac(8GB)にOWCメモリアップグレードキットを組み合わせた場合に追加で払うコストは:

  • 32GB :120ドル
  • 64GB:270ドル
  • 128GB:600ドル

アップル税は本当ですよ、皆さん。

iMacに自分でメモリを追加する方法

さて、メモリを自分で追加すべきことはわかりました。そしてその作業は、Appleに何万円も払ってやってもらうほど難しいものではありません。とても簡単だし、Appleが手順を教えてくれてさえいます

最新のiMacにメモリを追加する手順をざっくりと説明すると:

  1. iMacからケーブル類をすべて取り外し、画面が下向きになるようにゆっくりと寝かせる。
  2. AC電源ポートのすぐ上にあるグレイの小さなボタンを押して、メモリコンパートメントドアを開ける。
  3. メモリケージのレバーを2つとも外側に押し、さらに手前に引くと、DIMMスロットにアクセスできるようになる。
  4. メモリを取り外して交換する。このとき、各メモリの切り欠きが正しい位置(Macの機種による)にあることを確認する。
  5. 完了したら、メモリケージレバーを使ってメモリをロックし、メモリコンパートメントドアを元に戻す。

細かい作業手順は、iMacの機種によって異なります。古いiMacでは、メモリコンパートメントにアクセスするためにドライバーが必要な場合があります。

いずれにせよ、Appleが示す手順通りにやれば、テクノロジー初心者でも難しくはないはずです。

たった5分の作業でいくらか節約できたら、こんなに美味しい話はありません。もうApple税を払うのはやめましょう。

あわせて読みたい

次期MacBookがリモートワークの救世主として注目される理由

次期MacBookがリモートワークの救世主として注目される理由

MacBook Proの発熱・熱暴走対策おすすめ5選と注意点

MacBook Proの発熱・熱暴走対策おすすめ5選と注意点


Image: Shutterstock

Source: Apple(1, 2, 3), OWC

David Murphy - Lifehacker US[原文