2019年のAmerican Time Use Surveyによると、庭の手入れにかける時間は1時間半から2時間半の人が多いようです。
残念ながら、どんなに多忙でも、雑草は伸び続けますし、花には水やりが必要。
では、生活の中で定期的に庭の手入れをする時間を作るにはどうしたらいいのでしょうか。
庭の植物は、こちらが庭の手入れをする時間をスケジュールに入れるのを待ってくれません。
ですから、あまり時間が無くてもできるガーデニングをご紹介しましょう。
5分でできるガーデニング
5分あれば、水やり、植え付け、害虫駆除、掃除など基本的なことをすませられます。
ガーデニングに情熱を傾けているLaetitia Makloufさんは、毎日たった5分使うだけで、より多くの庭仕事をこなしていける便利な「5分でできるガーデニング法」を生み出しました。
月曜日は、草むしり、害虫駆除、掃除など、5分でできるだけ庭を整えることができます。
そして、翌日は、剪定をするという具合です。1時間半でできることを1、2週間かけてゆっくりしていきましょう。
10分でできるガーデニング
あと5分間さけるなら、10分間のガーデニングプロジェクトにして、スピーディーなガーデニングを1つ上のレベルに引き上げることができます。
根おおい(マルチング)
庭に根おおいをすることは、庭を自律的に持続させる実用的な方法です。
根おおいをすると、植物は水分を保てるようになり、雑草の発芽と成長を防止する助けになります。しかし、園芸の専門家であるJoe Lampさんは、天然素材でできている根おおいのみ使用することを強く推奨しています。
そうすれば、土壌は劣化することはあっても、汚染されないからです。Good Housekeepingは、根おおいを5cmの高さの層にして広げ、植物の茎と幹の周りに空間を残して、根に水が行きやすいようにすることをすすめています。
植物を支柱で安定させる
ヘチマのような植物はツルを伸ばすので、成長するにつれてツルを巻き付けるしっかりした支柱が必要です。Good Housekeepingでは、10分間で金属のワイヤーを曲げて支柱を作り、植物を固定することを提唱しています。植物を支柱で安定させると、強風やその他の極端な気象条件に耐えられるようになりますよ。
30分でできるガーデニング
30分あると、気持ちが急かされることなく、もっと大きなガーデニングプロジェクトを完了できます。具体的にできることを見ていきましょう。
施肥する
植物を植える前に、植物がすくすく成長できる環境を作りたいものです。
全面施肥は、30分のプロジェクトに最適な方法であり、植物を植えるプロセスで問題が起こる可能性が最も低くなります。
全面施肥は、対象となる領域に肥料を均等に撒き、3〜4インチ(7〜10cm)の深さの土壌と混ぜ合わせます。全部一度にやる必要はないので、タイマーをセットして、30分でできる分だけやり、残りは翌日にとっておきましょう。
土を耕す
植物を植え付ける土壌は施肥してから耕すのがベストです。土を耕す最適な季節は春で、土が乾いたらすぐに行いましょう。
土を耕すには具体的なタイミングが必要なので、天候に基づいて30分間のガーデニングセッションを計画する必要があります。
30分しか時間がないので、庭の小さな一角を作業することにして、適切な道具を準備しておきましょう。
その一角から作業を始めて、次回はその隣の一角、その次はまたその隣の一角という具合に作業していきます。土壌を酷使しないように時間をかけてください。
十分に狭い領域に区分けしていれば、何の問題も無く、30分以内に庭の耕作を完了できます。
Source:American Time Use Survey, Laetitia Maklouf, Find Gardening, Good Housekeeping, MasterClass, Texas A&M, Bonnie Plants