いつもの買い物でポイントが貯まることが魅力のクレジットカード。

カードを選ぶ上で、「ポイント還元率」を重視している方は多いのではないでしょうか。

また、所有するクレジットカードのポイント還元率をいまいち理解できておらず、不安に思う方も少なくないのでは?

クレジットカードの還元率は改悪されることもあるため、同じカードを長く使っている方は今一度見直しが必要です。

そこで本記事では、ポイント還元率2%超えのクレジットカードを厳選して7枚紹介します。今よりも高還元率を狙える選び方も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

ポイント還元率2%超えのクレジットカード厳選7枚

早速ですが、今おすすめしたい還元率が2%超えのクレジットカードを7枚紹介します。

以下の7枚は、通常ポイント時は0.5%〜の還元率ですが、ポイントアッププログラムの活用や利用店舗を工夫することで、高還元率を狙えます。

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)
Screenshot: ライフハッカー via 三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL)」は、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済で最大7%ポイント還元(※1)される魅力的なクレジットカードです。

最大7%のポイント還元(※1)を受けられる可能性のある対象店舗は以下のとおりです(一部)。

セイコーマート、セブン-イレブン、ポプラ、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、その他すかいらーくグループ飲食店※、ドトールコーヒーショップ、エクセルシオール カフェ、かっぱ寿司

上記の店舗をよく利用する方は三井住友カード(NL)で決済すると、効率よくポイントを貯めることができるでしょう。

さらに2021年に開始された家族ポイントを活用すれば、最大12%ポイント還元されます。

また学生の場合は、対象のサブスクリプションサービスを利用すると、通常ポイントの0.5%にプラスして利用金額200円(税込)につき+ 9.5%ポイント加算されます。学生だけの優待も充実しているため、大学生の子どものファーストカードとしてもおすすめ(※2)です。

三井住友カード(NL)のメリット》

  • 年会費永年無料
  • 対象コンビニ・飲食店でタッチ決済すると最大7%還元(※1)
  • 家族ポイント活用で最大12%ポイント還元

三井住友カード(NL)のデメリット》

  • 基本還元率が0.5%と低め
  • 旅行傷害保険が利用付帯のみ

年会費

永年無料

ポイント還元率

0.5%~7%(※1)

国際ブランド

Visa、Mastercard®

ポイント名

Vポイント

電子マネー

ID(専用)、WAON、PiTaPa、 Apple Pay、GooglePay

申し込み対象

満18歳以上の方(高校生は除く)

ナンバーレス

対応

海外旅行傷害保険

最高2,000万円(利用付帯)

※1:対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

※2:20歳未満の方は保護者の同意が必要です。

>> 三井住友カード(NL)の詳細はこちら

JCBカード W

JCBカード W
Screenshot: ライフハッカー via JCBカード W

18歳〜39歳限定の「JCBカード W」は、国内外、どこで使ってもいつでもポイント2倍(1%還元)のクレジットカードです。さらに対象店舗(Amazon、セブンイレブン、スターバックス)で利用すれば、最大21倍まで還元率がアップします。

貯まったOki DokiポイントをAmazonで利用すれば、1pt=3.5円分として充当できるのも魅力の一つ。スターバックスカードへのチャージも可能で、その際は1pt=4円で移行可能です。

インターネットショッピング「OkiDokiランド」経由で買い物すると、最大20倍のポイントが還元されるなど、高還元率カードです。

JCBカード Wのメリット》

  • 年会費無料
  • 還元率が常に1.0%
  • 対象店舗で利用すると最大21倍ポイント還元
  • OkiDokiランド経由なら20倍
  • 40歳以降も年会費無料で継続できる

JCBカード Wのデメリット》

  • 39歳までの年齢制限がある
  • 国際ブランドの選択肢がない(JCBのみ)

年会費

永年無料

ポイント還元率

1.00%~5.50%(※2)

国際ブランド

JCB

ポイント名

Oki Dokiポイント

電子マネー

QUICKPay

申し込み対象

18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。
高校生を除く(※1)

ナンバーレス

対応

海外旅行傷害保険

最高2,000万円(※3)

※1:一部、お申し込みになれない学校があります。40歳以降も年会費無料のまま継続できます。

※2:最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合

※3:JCBカード W、JCBカード W plus Lで事前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、海外旅行傷害保険が適用されます。

>> JCBカード Wの詳細はこちらから

楽天カード

楽天カード
Screenshot: ライフハッカー via 楽天カード

楽天カード」は、年会費無料、世界中どこで使っても通常還元率が1%(100円=1ポイント)の高還元率が魅力。楽天市場の買い物でポイント+2倍、街の加盟店でもポイント還元されます。

また、楽天カードを作って、楽天サービスを初利用すると、1,000ポイントGET(スタート1000)できる特典も得られます。

まさに楽天経済圏を利用している人には欠かせないクレジットカードといえるでしょう。

入会・利用でもれなく5,000ポイントもらえるのもお得です(※1)

楽天カードのメリット》

  • 年会費無料
  • 通常還元率が1%
  • 楽天市場の買い物で+2倍
  • 楽天スーパーポイントアップでさらに高還元率
  • 入会時のボーナスポイントが魅力

楽天カードのデメリット》

  • ETCカードが有料
  • 海外旅行損害保険が利用付帯のみ
  • サポートデスクがつながりにくい

年会費

永年無料

ポイント還元率

1.00%~(※2)

国際ブランド

Visa、Mastercard®、JCB、 American Express®

ポイント名

楽天ポイント

電子マネー

楽天Edy、QUICKPay

申し込み対象

18歳以上の方(高校生の方は除く)

ナンバーレス

対応

海外旅行傷害保険

最高2,000万円

※1:新規契約+利用で最大5,000ポイントもらえる

5,000ポイントのうち、入会特典2,000ポイントは、楽天カード会員様専用のオンラインサービス「楽天e-NAVI」に初回登録が完了した2日前後で進呈いたします。また、カード利用特典の3,000ポイントについては、期間限定ポイントとして進呈いたします。対象期間にカードショッピングを1回以上ご利用、口座振替設定期限の時点で口座振替設定がされているなど所定の条件があります。楽天カード新規入会&利用で5,000ポイントは常時開催中の企画となります。>> 進呈条件について詳しく見る

※2一部ポイント還元の対象外となる場合がございます。

>> 楽天カードの詳細はこちら

dカードGOLD

dカードGOLD
Screenshot: ライフハッカー via dカードGOLD

「dカードGOLD」は、ドコモユーザーなら携帯電話料金やドコモ光の利用料金の10%が還元されるクレジットカードです。

ドコモの月額サービス(DAZN・ひかりTV・dマガジン など)も10%還元の対象。ahamoユーザーの携帯電話料金も10%還元されるため、該当する方には特におすすめです。

基本還元率は1%、dカード特約店(JALやマツモトキヨシなど)で決済すると、最大5.0%還元。年間100万円以上利用すれば、ドコモの各サービスで利用できる11,000円分のクーポン券がもらえるのもお得(200万円以上の利用で22,000円分GET)です。

家賃など固定費の支払いに利用すれば、それだけで年会費をペイできるでしょう。

ほかには国内・ハワイの主要空港ラウンジ利用が無料になるなど、ゴールドカードならではの特典も充実。海外旅行傷害保険は最高1億円、国内旅行傷害保険は最高5,000万円まで補償されます。

入会・利用・WEBエントリーで最大5,000ポイントがもらえる(入会時審査あり・期間、用途限定)特典ポイントも魅力的です。

※年会費やキャッシングご利用分、ドコモご利用料金など一部対象外となるご利用があります。詳細はこちらをご確認ください。

《dカードGOLDのメリット》

  • 携帯電話料金やドコモ光の利用料金の10%(ahamoも対象)
  • dカード ポイントモールを経由すればポイント1.5〜10.5倍 (Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング、ベルメゾンなどあり)
  • 年間利用額に応じて最大22,000円の特典クーポンがもらえる

《dカードGOLDのデメリット》

  • 年会費がかかる
  • ドコモユーザー以外は恩恵を感じにくい

年会費

11,000円

ポイント還元率

1.00%~最大10.0%

国際ブランド

Visa、Mastercard®

ポイント名

dポイント

電子マネー

iD

申し込み対象

満20歳以上(学生は除く)で安定した継続収入がある方

ナンバーレス

対応

海外旅行傷害保険

最高1億円(うち自動付帯5,000万円)
(国内最高5,000万円まで利用付帯)

>> dカードGOLDはこちらから

PayPayカード

PayPayカード
Screenshot: ライフハッカー via PayPayカード

Yahoo! JAPANカードから切り替わった「PayPayカード」。PayPayへのチャージやショッピングでPayPayボーナスが効率よく貯まる、PayPayユーザー必須のカードです。

年会費は永年無料で、Yahoo!ショッピング、LOHACOで利用すれば高還元率でお得(最大5%還元)。さらにYahoo!プレミアム会員ならプラス2%還元されます(※Yahoo!プレミアム会員にご登録のYahoo! JAPAN IDでログインし、PayPay支払いが条件)

ソフトバンク・ワイモバイルの携帯電話料金をPayPayカードに設定すると毎月の支払いでポイントが貯まります。

PayPayカードのメリット》

  • いつでもポイント還元率1%(※1)
  • 年会費無料
  • Amazon利用で2.5%以上還元(※1)
  • Yahoo!ショッピングはいつでも5%還元(※1)

PayPayカードのデメリット》

  • 旅行傷害保険がない
  • ETCカードが有料

年会費

永年無料

ポイント還元率

1.00%~(※1)

国際ブランド

Visa、Mastercard®、JCB

ポイント名

PayPayポイント

電子マネー

なし

申し込み対象

18歳以上の方(高校生の方は除く)

ナンバーレス

対応

海外旅行傷害保険

なし

※1:ご利用金額200円(税込)ごとに1%のPayPayポイント(※2)がもらえます。

※2:出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。なお、所定の手続き後にPayPay加盟店にて使用できます。手続きはこちら(https://paypay.ne.jp/help/c0021/)からご確認ください。

ポイント付与の対象外となる場合があります。

例)「PayPay決済」「PayPay(残高)チャージ」「nanacoクレジットチャージ」「ソフトバンク通信料(ワイモバイル、LINEMOを含む)」「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージのご利用分」

>> PayPayカードの詳細はこちらから

au PAYゴールドカード

au PAYゴールドカード
Screenshot: ライフハッカー via au PAYゴールドカード

auユーザーなら持っておきたい「au PAYゴールドカード」。au携帯料金の決済に設定すると、最大11%還元されます。通常カードより還元率が高くなるため、au PAYマーケットや公共料金の支払いなどでさらに還元率アップ。

年会費は11,000円かかりますが、毎月au携帯料金を10,000円以上決済すると年間13,200ポイント還元されます。実質年会費無料でゴールドカード特典の恩恵を受けられるので、コスパのいい1枚と言えるでしょう。

しかも付与ポイントはPontaポイントなので、ローソンやリクルート系サービスとの相性抜群。auでんきや都市ガス for auなどもポイントアップの対象になるため、auサービスを利用している方におすすめです。

《au PAYゴールドカードのメリット》

  • 毎月10,000円以上のau携帯料金を決済すれば実質年会費無料
  • au携帯料金の決済で最大11%還元
  • au PAY マーケットの買い物で最大9%還元(※)
  • 海外旅行損害保険最高1億円、国内5,000万円が自動付帯

《au PAYゴールドカードのデメリット》

  • auユーザー以外は恩恵を受けにくい
  • 学生・未成年の申し込み不可

年会費

11,000円

ポイント還元率

1.00%~

国際ブランド

Visa、Mastercard®

ポイント名

Pontaポイント

電子マネー

QUICKPay

申し込み対象

満20歳以上
(高校生、学生、アルバイト、パート、無職除く)

ナンバーレス

対応

海外旅行傷害保険

最高1億円(うち自動付帯5,000万円)
(国内最高5,000万円まで利用付帯)

>> au PAYゴールドカードの詳細はこちらから

ビックカメラSuicaカード

ビックカメラSuicaカード
Screenshot: ライフハッカー via ビックカメラSuicaカード

「ビックカメラSuicaカード」は、1枚でビックポイント機能、View・JCB/VISA機能、Suica機能がまとめられたクレジットカードです。

ビックカメラの利用で基本10%還元、チャージしたSuicaで支払うと11.5%還元されます(※1)。モバイルSuicaにチャージして、Suicaで決済するだけで還元率が0.5%(1.5%)アップするので、利用方法を工夫するのがおすすめ。

また普段の買い物でも、ビックポイント0.5%+JRE POINT0.5%の実質1%が貯まるのでお得です。さらにえきねっとやモバイルSuica利用で、最大5%のJRE POINTが貯まります(※2)。

年会費は初年度無料で、年1回でも利用すれば次年度も無料になります(※3)。

《ビックカメラSuicaカードのメリット》

  • ビックカメラの買い物で最大11.5%還元
  • 年1回でも利用すれば次年度年会費無料
  • 1枚で多機能
  • Suicaとして利用できる

《ビックカメラSuicaカードのデメリット》

  • ETCカードが有料、家族カード発行不可
  • 定期券機能はない
  • 海外旅行損害保険の補償額が低め

(2023年7月より自動付帯から利用付帯へ改定)

年会費

524円(初年度無料)
年1回利用で次年度無料(※3)

ポイント還元率

0.50%~10.00%

国際ブランド

Visa、JCB

ポイント名

JRE POINT

電子マネー

Suica

申し込み対象

日本国内にお住まいで、
電話連絡のとれる満18歳以上の方(高校生除く)

ナンバーレス

非対応

海外旅行傷害保険

死亡・後遺傷害:最高500万円
傷害治療費用:最高50万円
疾病治療費用:最高50万円

※1:Suicaでのお支払いが可能な店舗に限ります。

※2:「えきねっと」にて新幹線eチケット(指定席)を購入し、チケットレス乗車した場合のJR東日本のポイント付与率です。

※3:前年1年間でクレジット利用が(株)ビューカードにて確認ができた場合

>> ビックカメラSuicaカードはこちらから

還元率の高いクレジットカードを選ぶ際のポイント

Image: Shutterstock
Image: Shutterstock

上述したカード以外にも還元率が高いカードは数多くあるため、「どう選べばいいかわからない」と悩む方もいるでしょう。

そこでここからは、還元率の高いカードを選ぶポイントを紹介していきます。

  • 通常還元率1%ならポイントが貯まりやすい
  • 年会費無料なら余計な出費を抑えられる
  • 貯めたポイントを年会費に使えるゴールドカードもある
  • よく利用する店舗と相性がいいカードを選ぶ
  • 家電量販店の発行カードは10%以上の高還元率

通常還元率1%ならポイントが貯まりやすい

楽天カード」や「JCBカード W」のように、通常還元率が1%のカードは、還元率0.5%より2倍の速さでザクザク貯まるため、使えば使うほどお得。特別なことをしなくても、いつもの買い物でポイントが貯まりやすくおすすめです。

しかも各カードのポイントアッププログラムを併用すれば、さらに還元率が高まります。カード選びに悩んだら、常時1%還元カードを選ぶといいでしょう。

年会費無料なら余計な出費を抑えられる

年会費無料のクレジットカードを選べば、無駄なランニングコストを抑えられます。

クレジットカードは「年会費がかかるカード=還元率が高い」というわけではありません。

年会費をペイできるだけの特典や活用方法があれば別ですが、不安な方は年会費無料のカードを選ぶほうが安心です。年会費無料のカードでも、「三井住友カード(NL)」のように高還元率カードは存在します。

このようなカードを選び、余計な出費を抑えるのも大切です。

貯めたポイントを年会費に使えるゴールドカードもある

還元率の高いゴールドカードを選べば、年会費を実質無料にすることも可能です。

例えば「楽天プレミアムカード」や「SAISON GOLD Premium」は、貯めたポイントを年会費に充てられます。これなら高還元率を狙いつつ、年会費の負担も軽減できるでしょう。

ちなみにこちらの記事でも紹介しているように「楽天プレミアムカード」は、楽天市場での買い物が常にポイント5倍となります(通常は+2倍)。

年会費は11,000円ですがポイントがザクザク貯まるため、楽天経済圏の方ならすぐに採算が取れる可能性が高いでしょう。

よく利用する店舗と相性のいいカードを選ぶ

せっかく還元率が高いカードを持っていても、利用する機会がなければ恩恵を受けられません。

カード選びではどの店舗やサービスを利用すると還元率が高くなるのか、ライフスタイルに合わせてチェックすることが重要です。

例えば「三井住友カード(NL)」は対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済すると、最大7%ポイント還元(※)されますのでコンビニ利用が多い方に向いています。

クレジットカードは、普段利用する機会の多い店舗やサービスに合わせて選びましょう。

家電量販店の発行カードは10%以上の高還元率

家電好きは先ほど紹介した「ビックカメラSuicaカード」など、家電量販店での利用で高還元率になるカードがおすすめです。

家電は購入金額が高い傾向にあるため、現金払いよりはクレジットカード決済でポイント還元を狙うほうがお得です。

現金払いで値引きされる家電量販店もありますが、ビックカメラSuicaカードならチャージしたSuicaで支払うと11.5%還元されます。

現金の値引率を聞いて、どちらがお得か計算した上で支払い方法を決めると無駄がないでしょう。

還元率の高いクレジットカードでポイントを効率的に貯めるには?

高還元率のカードを選んだら、そのまま使うだけではポイントを取りこぼす可能性があります。

そこでここからは、ポイントを効率的に貯めるためのコツを紹介します。

  • 公共料金や家賃など固定費の支払いに利用する
  • 国民年金や固定資産税、自動車税など税金の支払いに利用する
  • 普段の買い物もスマホ決済や電子マネーにチャージして利用する
  • 利用店舗によってカードを使い分ける

公共料金や家賃など固定費の支払いに利用する

毎月かかる固定費は現金で支払ってもポイントが貯まりません。光熱費などの公共料金や家賃は、ポイント還元率が常時1%以上のカードで支払うのが賢い選択です。

公共料金の支払いでお得なクレジットカードは以下の2つです。

また携帯電話料金は利用しているキャリアに合わせてポイント還元率が高いカードで支払うとお得です。auユーザーは「au PAYゴールドカード」で最大11%還元、ドコモユーザーは「dカードGOLD」で利用料金の10%が還元されます。

毎月かかる固定費こそ、ポイントの取りこぼしがないよう今一度支払い方法を見直してみましょう。

国民年金や固定資産税、自動車税など税金の支払いに利用する

平成28年度の税制改正(平成29年1月4日施行)によって、各種税金の支払いをクレジットカード決済できるようになりました。支払額に対してクレジットカードのポイントが還元されるため、この制度を利用しない手はありません。

クレジットカードで支払える税金は、以下のとおりです。

  • 申告所得税及び復興特別所得税
  • 消費税及び地方消費税
  • 法人税(連結納税を含む)
  • 地方法人税(連結納税を含む)
  • 相続税
  • 贈与税
  • 源泉所得税及び復興特別所得税
  • 源泉所得税
  • 申告所得税
  • 復興特別法人税(連結納税を含む)
  • 消費税
  • 酒税
  • たばこ税
  • たばこ税及びたばこ特別税
  • 石油税
  • 石油石炭税
  • 電源開発促進税
  • 揮発油税及び地方道路税
  • 揮発油税及び地方揮発油税
  • 石油ガス税
  • 航空機燃料税
  • 登録免許税(告知分のみ)
  • 自動車重量税(告知分のみ)
  • 印紙税

(引用:国税庁「クレジットカード納付のQ&A」)

ただし、都道府県によってクレジットカード決済できる税金が異なります。詳しくはお住まいの市町村のホームページなどで確認してみましょう。

または自宅に届く納付書に「クレジットカードで支払う方法」が記載されているケースもあります。この場合はカード決済が可能です。

クレジットカード納付ならポイント還元されるだけではなく、24時間いつでも自宅で支払えて手間がかかりません。カード決済ならポイントが貯まるだけでなく、現金の引き落としまで余裕ができる点もメリットです。

普段の買い物もスマホ決済や電子マネーにチャージして利用する

クレジットカードはただ利用するだけではなく、スマホ決済や電子マネーにチャージすればポイント還元率が上がるカードもあります。

例えば、「PayPayカード」ならPayPay後払いが利用でき、PayPayと合わせて最大1.5%還元されます(条件あり)。PayPayカードの還元率は常時1%と高めですが、PayPay後払いを活用することで、それに加えて0.5%が加算される仕組みです。

他にも「三井住友カード(NL)×Visaのタッチ決済」の組み合わせがおすすめ。最大7%還元(※)されますので、カード単体で使うよりお得です。

※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。

利用店舗によってカードを使い分ける

上述したように、クレジットカードは利用する店舗やサービスによって還元率が異なります。

楽天市場での買い物はポイント+2倍還元の「楽天カード」、Amazonでは「JCBカード W」といったように、使い分けるのがおすすめです。またカードブランドによっては、対象店舗で5〜10%オフなどの特典を受けられることもありま す。

クレジットカードは1枚だけ持つより2枚・3枚持ちして、使い分けましょう。

高還元率を狙うなら生活圏内で利用しやすいカードを選ぼう

本記事では、高還元率が魅力のクレジットカードやポイント還元率を高めるポイントを紹介しました。カードの還元率は利用店舗によって異なります。

高還元率だとしても、利用しなければポイントは還元されません。

クレジットカードは還元率をチェックするとともに、還元率が上がる店舗やサービスを利用するかどうかも視野に入れて検討しましょう。

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*記事内容は、執筆時2023年8月のものです。最新情報は各カード会社の公式サイトをご確認ください。

※商品の購入やサービスの契約をすると、売上の一部が販売プラットフォームよりメディアジーンに還元されることがあります。

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