私は、子育てポッドキャストのOne Bad Mother podcastで、ホストのビズさんとテレサさんが毎回エピソードの終わりに「あなたは本当に良くやっているね」とお互いに労いの言葉をかけ合っているのを聞いて、いつも感心しています。

子育ての真っ最中だと、何もかも大奮闘しているのに、どんなに頑張っているかわかってくれる人が周りに誰もいない気がするので、優しい励ましの言葉をかけあえるなんてすばらしいと感じます。

1. あるスーパーでの話

そういえば、幼児を連れてスーパーで買い物中の母親が、他の買い物客から優しい言葉をかけられた話をRedditで読んだことを思い出しました。

我が家は引っ越したばかりで、初めて行ったスーパーには子ども用の小さなショッピングカートがあったので、娘に子ども用のカートを押させて一緒に食料品を入れて歩きました。

娘が買い物をしている気分になれるように、品物を選ばせては娘を抱き上げて品物をつかんでカートに入れさせるようにしました。

近くにいた女性が私たちを見て、「あなたがお子さんに忍耐強く接しているのを見て感心していますよ。見ているほうも優しい気持ちになれるわ」と言ってくれました。

「スーパーの買い物に子どもを連れて行くと、大変になりがちだったので、その女性の言葉がどれだけ嬉しかったことか。おかげで、もっと辛抱しようと思えました」と、その母親は言っています。

「可愛いお子さんですね」と子どもを褒められるより、「子育て頑張っていますね」と言われる方が、ずっと心が満たされるというコメントも寄せられていました。

2. 国際便での話

このような心温まる話をもっと聞きたくなった私は、Facebookの子育てグループに、外で見知らぬ人から子育てに関する褒め言葉をかけてもらったことがあるか聞いてみました。

グループメンバーのシュルティさんは、次のように語っています。

16カ月の娘と国際便に乗っていたときのことです。

娘はまだ膝に乗せていられるぐらい赤ちゃんだったので、フライト中は娘が泣かないように最善を尽くしていました。

そろそろ目的地に到着する頃、通路をはさんで座っていた女性が折り紙で折った鶴を私に手渡して、「あなたはずっと良くやっていたわね。お子さんのことを本当に可愛がっているのがわかりましたよ」と言ってくれました。

一方、リリーさんは、自分がティーンエイジャーだった頃、公共の場でリリーさんの母が小さい子どもを連れた親御さんを褒めているのをたびたび目撃していたそうです。

当時はそんなことをしている母を恥ずかしいと思っていましたが(何しろまだ10代だったので)、自分も小さい子どもを育てている今となっては、母が子育て中の親御さんたちに素晴らしいプレゼントをしていたことに気づいたそうです。

人前で子どもが何かしていると、いろいろな人の無言の視線を感じます。

それなのに、子どもが良い行ないをしていても、どうして誰も気づいてくれないのかしらと思います。

3. スーパーでショッピングをしていたときの話

親子の優しいやり取りを見かけたら、次のように声をかけるだけで、他人の心を明るくすることもあるようです。

幼い娘をショッピングカートに入れてスーパーで買い物をしていたときのことです。

娘と私がおしゃべりしたり軽いキスをしたりしていると、年配の女性から「あなたたちを見ていて、私も昔娘とこんなふうにしていたことを思い出したわ」と笑顔で言われました。

4. 大人向けのレストランでの話

レストランも子育て中の親を褒めやすい場所です。

ジャレサさんは、幼い娘を連れて友人と一緒にブランチを食べにレストランに行ったところ、予想に反してあまり子ども向けのレストランではありませんでした。でも、娘はきちんと振る舞い、食事中はずっと静かにしていました。

朝食が済むと、娘は「ママ、そろそろ行きましょう」と言い、私たちは荷物をまとめました。

私たちが席から立ち上がると、周囲の人たちは初めて幼い子どもが一緒にいたことに気づいたのです。数人の人たちが、娘が静かにお行儀よくしていたと褒めてくれました。

困っている親がいたら手を差し伸べてあげよう

もちろん、レストランで大人しく座っていられる天使のような子どももいれば、お腹がすいていたり、じっとしているのが嫌で騒ぎ出す子もいます。

スーパーで大人しくしていられる子どももいれば、レジに並んでいると癇癪を起す子もいます。

騒いでいる子どもを抱えて困っている親を見かけたときは、どうしたら良いのでしょうか。

子育てグループのメンバーであるミキさんは、周囲が助けの手を差し伸べるべきだと言います。

まだ生後2、3カ月の娘を連れてスーパーに買い物に行ったときのことです。

娘を泣かせずに買い物をほとんど済ませられたので、ほっとしたのもつかの間。何とレジに並んでいるとき泣き叫びはじめたのです。

私は平常心を保ちながら、何とかして食料品を袋に詰め込んで支払いを済ませて店を出ようとしていました。

すると、2人の女性が助けに来てくれたのです。2人は私の左右の列に並んでいた人たちで、お互いに知り合いですらありませんでした。でも、私の買ったものを袋に詰め込んで、「あなたは赤ちゃんを抱っこしているだけでいいのよ」と言ってくれました。

私は泣きそうになるのを必死でこらえていました。涙が出そうなぐらい2人の親切がありがたかったのです。

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Source: Maximum Fun, Facebook

Meghan Moravcik Walbert – Lifehacker US[原文