私がハンバーガーを作るときに心がけているのは、「シンプルさ」です。
薄くつぶしたパティととろけるチーズ、あとはタマネギとトマト、ピクルスを少々。目玉焼きやアボカド、超厚切りのベーコンなんていりません。
そんな私ですが、ハンバーガーに「チーズマヨネーズ」というアイデアには大賛成です。シンプルなハンバーガーを、さらにシンプルにしてくれます。
チーズマヨネーズとは?
チーズマヨは、その名のとおりチーズをブレンドしたマヨネーズです。
このチーズたっぷりのソースは、シェフのChris Kronner氏が、超スペシャルな「KronnerBurger」のために考案しました(なんと牛の骨髄が添えられた、スペシャルなハンバーガーです)。
チーズマヨが添えられた目的は、Kronner氏が乾燥熟成させた特製パティの不足を補って、さらにおいしくするためです。さらに、全体をクリーミーで食べやすくします。マヨネーズは、スライスしたチェダーチーズのように固まってはいないですから。
オリジナルレシピ
例によって、Kronner氏のオリジナルレシピをいじってみたくなった私は、編集長とSlackでチーズマヨについて熱く語り合ったほどです。
私のレシピをご紹介する前に、まずはオリジナルソースの作り方から見ていきましょう。材料はこちらです。
材料
- 大きめの卵黄:3個
- ホワイトビネガー(蒸留酢):大さじ1
- マスタードパウダー:小さじ3/4
- コーシャーソルト:小さじ3/4
- 植物油などの中性油:1カップ
- ピリッとした熟成ホワイトチェダーチーズのすりおろし(私はイエローチェダーを使いました。それしか家になかったので):85g
私はハンドブレンダーでマヨネーズを作るのが好きです(THE FOOD LAB流です)。
作り方
- まずは、チーズとオイル以外の材料をトールサイズのプラスチックカップに入れてから、オイルをカップの側面に沿わせてゆっくりと注ぎ入れます。
- 次に、ブレンダーのヘッドをカップの底まで深く入れ、スピードを高速に合わせてスイッチを入れます。オイルが混ざったら、ヘッドを上下にゆっくりと動かしましょう。
- 全体が乳化すれば、マヨネーズのできあがりです。
マヨネーズをフードプロセッサーに移し、チーズを加えたら、なめらかになるまで混ぜ合わせます。
これで、かすかなピメントチーズっぽさと、デビルドエッグ(ゆで卵の料理)のフィリングっぽさを合わせ持つマヨネーズの完成です。
このチーズマヨはもちろんハンバーガーにぴったりですが、わたしはベーコンとトマトのサンドウィッチにもとてもよく合うと思います。オリジナルレシピによれば、冷蔵庫で2週間ほど保存できるそうですが、そんなにはもたないのではという気がします。
シュマルツ(バター)とブルーチーズの組み合わせ

このオリジナルのチーズマヨと並行して、より香りが強く、スモーキーなチーズマヨも自分で作ってみたのですが、我ながら大正解でした。
以前にもご紹介しましたが、マヨネーズに使える油は、サラダ油やグレープシードオイル、紅花油などの中性油だけではありません。もっとユニークなほかの油を使ってもいいのです。
チーズマヨの場合、油とチーズの両方をあれこれ組み合わせてみてもかまわないと思います。私もいろいろ試してみましたが、シュマルツ(動物性脂肪を融かして精製した食用油・バターでも代用可)とブルーチーズの組み合わせに落ち着きました。
いまのところ、このチョイスに絶対の自信を持っています。シュマルツとブルーチーズの風味が際立ち、肉のうまみが楽しめるブルーチーズドレッシングのようなスプレッドです。
材料はこちらです。
材料
- 大きめの卵黄:3個
- ホワイトビネガー(蒸留酢):大さじ1
- マスタードパウダー:小さじ3/4
- コーシャーソルト:小さじ3/4
- シュマルツあるいはバター(溶かして冷ましたもの):1/4カップ
- 植物油などの中性油:3/4カップ
- 砕いたブルーチーズ(ゴルゴンゾーラなど):35g
さきほどと同じ要領でマヨネーズを作ります。
シュマルツと中性油をほかの材料の上にゆっくりと注いだら、ハンドブレンダーでよくかき混ぜます。そこにブルーチーズを加え、フードプロセッサーで全体がなめらかになるまで混ぜ合わせてください。
ハンバーガーやクラブサンドウィッチに塗っても、フライドポテトをディップしても、ポテトサラダを作っても、きっと幸せな気分が味わえると思います。
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Image: Claire Lower
Source: Bloomberg
Claire Lower - Lifehacker US[原文]