2019年4月3日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
飛行機の優先搭乗は、小さな子どもがいる親には本当にありがたいサービスだ!
初めて子どもを連れて、乗客の列の先頭に並ぶ時、親なら誰だってそう思うことでしょう。
「やった!」とあなたは思います。
「これなら、子どもたちが空港のカフェの隣でまた鬼ごっこを始める前に搭乗できる。子どもたちにシートベルトを着用させる時間の余裕もある。さあ、ゆっくりくつろごう」
優先搭乗のデメリット「待つ」
ところが現実は、その喜びも束の間、優先搭乗すると機内でひたすら待つ羽目になるのです。
優先席の客が入り終わったので、今度はグループAの乗客がスーツケースを頭上の荷物入れに突っ込み、体を座席にぎこちなくねじ込む様子を、あなたはぼーっと眺めます。次はグループBです。そしてC、そしてD……。それからさらに待ちます。
「俳優のヘンリー・チョーでも乗ってるの? ヘンリー・チョーが?」
あなたたち家族が搭乗してから、もう40分も経っています。子どもたちは駄々をこねそうになっています。
ひとりはまたもトイレに行きたがります。
もうひとりはあなたがサプライズで用意したおもちゃでひと通り遊び、お菓子も食べ尽くしてしまいました。2人とも暑がったり、寒がったり、泣き叫んだりしています。
「あとどのくらい?」と、子どもたちは半泣きで尋ねます。
窓の外を見ても、飛行機は地上にいるままです。子どもたちのためにも機内でゆっくり過ごしたほうがいいと思ったのは、いったいどこの誰でしょう?
子連れなら最後に搭乗しよう
子連れの空の旅で良い方法は、実は「最後に搭乗する」こと。
そう、優先搭乗の案内を無視して、子連れの家族が並ぶ列には加わらないのです。
ほかの乗客がぞろぞろ乗り込み始めている間には、子どもにちょっと運動させましょう。
ジャンピング・ジャック!カールトン・ダンス!タエ・ボー・エクササイズ!
子どもにiPadを渡すのはこのタイミングではありません(iPadはフライト中の隠し球としてとっておきましょう)。
この時間を利用して、子どもをトイレに連れていくなり、おしめを取り替えるなり、長時間じっと座ったままのフライトに向けて、体の準備を整えさせるようにしましょう。
優先搭乗した方が良い場合は?
もちろん例外もあります。
例えば、機内にチャイルドシートを持ち込む場合は、きちんと取りつけるためにも、早めに搭乗すべきでしょう。
自分ひとりで子どもたちを連れて旅行するのに座席を指定していない時は、いっしょに座れるよう、絶対に優先搭乗すべきです。
また、頭上の荷物入れが必要な場合も、同じように優先搭乗の特典を活用すべきです。
パートナーと分担して搭乗するのもおすすめ
パートナーといっしょに子連れで旅行する人向けの名案が、『ニューヨーク・タイムズ』紙に掲載されています。
ひとりが先に搭乗して手荷物を機内に運び込み、もうひとりが子どもといっしょに残って、最後に搭乗するという作戦です。
(この方法を私の夫に教えたところ、夫は間髪入れずに「手荷物のほうは僕が!」と叫びました)
航空会社によっては、「事前に登録していた子ども」を連れていない親の搭乗を許可するところと、許可しないところがあるようですが、できるかどうか聞いてみても(理由を話しても)損はないでしょう。
小さな子どもとの空の旅を快適なものにするカギは、タイミングが握っています。
子どもたちにシートベルトを着用させたら、次はおもちゃをどのように分け与えるかを見直しましょう。何ごとも、計画が肝心なのです。
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Source: ニューヨーク・タイムズ
Image: Sourav Mishra (Pexels)
Michelle Woo - Lifehacker US[原文]