個人用に発行されているクレジットカード枚数は16,775枚(政府の統計)と豊富にあるため、一体どのカードを選べばいいのか、迷う方も多いでしょう。
そこで本記事では、2023年におすすめしたい還元率高めのクレジットカードを紹介していきます。
組み合わせて使えばポイント取りこぼしを防げる2枚持ちにおすすめのクレジットカードも解説していますので、ぜひ参考にどうぞ。
クレジットカード1枚持ちにおすすめはこの5枚
まずは数あるクレジットカードの中から「1枚に絞るならこれ」と称されるものを厳選して紹介します。
- Amazonユーザーなら利用で最大20%還元のJCBカード W
- 楽天経済圏ユーザーは、楽天カード一択!
- Yahoo!経済圏なら、PayPayカードは外せない!
- コンビニ・スタバ利用が多い方は、三井住友カード(NL)
- 海外旅行メインで使うなら、アメリカン・エキスプレス・グリーンカード
Amazonユーザーなら利用で最大20%還元のJCBカード W

18歳〜39歳限定のクレジットカード「JCBカード W」は、いつでもポイント2倍、ネットショッピングやキャッシュ決済で最大20倍(※)という還元率の高さが魅力。39歳までに入会すれば、40歳以降も年会費無料で継続利用できます。
※期間限定キャンペーンや新規入会限定特典含む
ショッピング全般に使える高還元率なカードはさまざまあれど、通常ポイントが2倍は大きなメリット。スターバックス、Amazon、セブンイレブンの利用では、ポイント3倍が還元されます。(※ スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージ、Starbucks eGiftの購入分が対象)
Apple Payや Google Payへのチャージもスムーズに行えるので、キャッシュレス決済を利用する方にも便利なクレジットカードです。
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.00%~5.50%(※2) |
国際ブランド | JCB |
ポイント名 | Oki Dokiポイント |
電子マネー | QUICKPay |
申し込み対象 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。 |
ナンバーレス | 対応 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(※3) |
※1:一部、お申し込みになれない学校があります。40歳以降も年会費無料のまま継続できます。
※2:最大還元率はJCB PREMO(or nanacoポイント)に交換した場合
※3:JCBカード W、JCBカード W plus Lで事前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、海外旅行傷害保険が適用されます。
楽天経済圏ユーザーは、楽天カード一択!

楽天経済圏の方に外せないクレジットカードといえば「楽天カード」。年会費永年無料で、国際ブランド4種類から選べます。
楽天市場の買い物なら常にポイント+2倍、イベントやキャンペーンを活用すると28倍や44倍など還元率がアップ。
さらにドラッグストア、スーパー、ミスタードーナッツなど楽天ポイントカード加盟店で買い物すれば、カード提示と利用でポイントを2重取りできます。
カードデザインは表面ナンバーレスにリニューアルされ、カード番号と有効期限は裏面表記へ。セキュリティ性も高く、より安全に利用できるようになっています。
新規入会、利用でもれなく5,000ポイントもらえるのも魅力的です。
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.00%~(※) |
国際ブランド | Visa、Mastercard®、JCB、 American Express® |
ポイント名 | 楽天ポイント |
電子マネー | 楽天Edy、QUICKPay |
申し込み対象 | 18歳以上の方(高校生の方は除く) |
ナンバーレス | 対応 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
※一部ポイント還元の対象外となる場合がございます。
>> 楽天カードの詳細はこちら
Yahoo!経済圏なら、PayPayカードは外せない!

「PayPayカード」は、Yahoo!ショッピング・LOHACOでの利用で最大5%のPayPayポイントが付与されます(PayPayカード特典で1%+カード会員特典で3%+ストアポイント1%)。
貯まったPayPayポイントは、全国のPayPay加盟店で1円から利用可能。PayPayチャージや買い物でPayPayボーナスがもらえるなど、PayPayユーザーには必須のカードです。
申し込み&審査は最短5分で完了、審査完了から1週間でカードが手元に届くスピード感も魅力のひとつ。
券面デザインは縦型、横型から選択OK。ナンバーレスでセキュリティも安心です。ブラックカラーなので年会費無料カードの中でもスタイリッシュで高級感があります。
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.00%~(※1) |
国際ブランド | Visa、Mastercard®、JCB |
ポイント名 | PayPayポイント |
電子マネー | なし |
申し込み対象 | 18歳以上の方(高校生の方は除く) |
ナンバーレス | 対応 |
海外旅行傷害保険 | なし |
※1:ご利用金額200円(税込)ごとに1%のPayPayポイント(※2)がもらえます。
※2:出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。なお、所定の手続き後にPayPay加盟店にて使用できます。手続きはこちら(https://paypay.ne.jp/help/c0021/)からご確認ください。
ポイント付与の対象外となる場合があります。
例)「PayPay決済」「PayPay(残高)チャージ」「nanacoクレジットチャージ」「ソフトバンク通信料(ワイモバイル、LINEMOを含む)」「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージのご利用分」
コンビニ・スタバ利用が多い方は、三井住友カード(NL)

年会費無料で最高2,000万円(利用付帯)の海外旅行傷害保険が付帯する「三井住友カード(NL)」。対象のコンビニ、飲食店で利用すると最大7%(※)ポイント還元されるのが最大の魅力。
年会費は永年無料、ネットで申し込みすれば最短10秒で即時発行できます。
※即時発行ができない場合があります。
券面にカード情報の表示がないナンバーレスカードなので高セキュリティ。カード番号はスマートフォンのVpassアプリで確認できます。
また、カードを利用するごとに、Vpassアプリへ通知が届く「ご利用通知サービス」も便利。500円以上の利用通知が届くたびにスタンプが貯まり、20個集めるとギフト券がもらえる嬉しい特典もあります。
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~7%(※) |
国際ブランド | Visa、Mastercard® |
ポイント名 | Vポイント |
電子マネー | iD(専用)、WAON、PiTaPa、Apple Pay、GooglePay |
申し込み対象 | 満18歳以上の方(高校生は除く) |
ナンバーレス | 対応 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
※対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
※商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。https://click.j-a-net.jp/2439123/847964/https://click.j-a-net.jp/2439123/847964/
海外旅行メインで使うなら、アメリカン・エキスプレス・グリーンカード

「アメリカン・エキスプレス・グリーンカード」は、2022年9月より10年ぶりにリニューアルし、月額1,100円でカード発行できるようになりました。年会費制から月会費制に移行しやことで、より利用しやすくなっています。
また、入会特典として、初月会費は無料、合計25,000ボーナスポイントを獲得できるなど作るだけでお得。
※ご入会後8ヶ月以内にグリーン・オファーズ™ カードご利用ボーナス対象加盟店での10万円のご利用+ご入会後3ヶ月以内に20万円のご利用で合計25,000ボーナスポイントとなります。
ブランドバックレンタルサービスの「ラクサス」や英会話、デリバリーなどのサブスクリプションサービスを優待価格で利用できるのもメリットです。
さらに海外旅行傷害保険は最高5,000万円まで、国内外29の空港ラウンジを無料で利用できるなど旅行に関する特典も充実しています。
ポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」では、利用金額100円につき1ポイント貯まり、貯めたポイントはANAマイルに移行可能。旅行に関するサービスが充実しているので、旅好きな人におすすめです。
月会費 | 1,100円 |
ポイント還元率 | 1%〜 |
国際ブランド | American Express® |
ポイント名 | メンバーシップ・リワード |
電子マネー | なし |
申し込み対象 | 満20歳以上の安定した収入がある方 |
ナンバーレス | 非対応 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
>> アメリカン・エキスプレス・グリーンカードの詳細はこちらから
クレジットカードおすすめの2枚!組み合わせでポイント取りこぼしを防ぐ
続いて、2枚持ちで還元率が高まるおすすめの組み合わせをご紹介します。
以下の組み合わせならそれぞれのカードのメリットを最大限に活かしデメリットを補えるため、1枚だけ持つよりもポイントの取りこぼしがありません。
- ネット利用がメインならJCBカード Wと楽天カード
- ネット×リアル店舗でお得に利用するならJCBカード Wと三井住友カード(NL)
- コスパ良し!アメリカン・エキスプレス・グリーンカードと楽天プレミアムカード
ネット利用がメインならJBCカード Wと楽天カード

18歳〜39歳までの限定カード「JCBカード W」と楽天経済圏でポイントがザクザク貯まる「楽天カード」は、ネット通販をよく利用する方におすすめの組み合わせです。
楽天市場やその他楽天サービスは、楽天カードを利用すればポイントアップ、JCBカード WをAmazonで利用すれば、3倍〜最大10倍のポイントが貯まります。さらに、セブンイレブンやスターバックスの利用では、JCBカード Wのほうが楽天カードよりもポイント還元率が高めです。
買い物する場所によってカードを使い分けると、効率よくポイントを貯められるでしょう。
またJCBカード Wの国際ブランドは「JCBのみ」ですが、楽天カードはVISA・Mastercard®・American Express®・JCBから選択可能です。
海外旅行では、JCBが使えないお店も多いため、この弱点を楽天カードで補えるのもメリットです。
ネット×リアル店舗でお得に利用するならJCBカード Wと三井住友カード(NL)

先述したように「JCBカード W」は、Amazon、セブンイレブン、スターバックスの買い物で高還元率になることが特徴です。それに加え「三井住友カード(NL)」は、対象のコンビニ、飲食店での利用でポイント還元率が高くなります(※スマホのVisaのタッチ決済、Mastercard®タッチ決済で支払うことが条件です。)
また、2枚ともナンバーレスなのでセキュリティ面も最高レベル。どちらも貯まったポイントをANAのマイルに交換できるため、飛行機利用が多い方にもおすすめです。
国際ブランドVisaとJCBを持っていれば、海外旅行でも困ることはないでしょう。
コスパ良し!アメリカン・エキスプレス・グリーンカードと楽天プレミアムカード

海外旅行好きなら、旅行サービスが充実した「アメリカン・エキスプレス・グリーンカード」と「楽天プレミアムカード」の組み合わせが一押し。
アメリカン・エキスプレス・グリーンカードは、月額1,100円の会費で最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しています。同伴者1枚もOKの空港ラウンジサービスが利用できる点もメリット。
一方で楽天プレミアムカードは、世界148カ国、1,300ヶ所の空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスのプレステージ(最上級)会員カードが無料付帯します。海外で利用しやすいVISAやMasterCardブランドを選べて、海外キャッシングもOKです。
アメリカン・エキスプレス・グリーンカードの欠点をカバーできる上、楽天市場の買い物が通常の楽天カードよりも高還元率なので、ポイントも効率的に貯まります。
また、プライオリティ・パスのプレステージ(最上級)会員付帯のカードの中でも年会費が劇的に安いのも魅力です。
この2枚のカードなら、海外旅行も国内の買い物もお得に利用できます。
>> アメリカン・エキスプレス・グリーンカードの詳細はこちら
こんな使い方は要注意!クレジットカードで損している可能性がある人の特徴

クレジットカードは使い方次第でお得になりますが、実は以下のような方は、知らず知らずのうちに損をしている可能性があります。
- ファーストカードをずっと使っている
- 年会費が高いカード=還元率が高いと思っている
- ポイントを貯め続けている
それぞれ詳しく解説していきます。
ファーストカードをずっと使っている
ファーストカードとは、最初に作ったクレジットカードを指します。社会人になって初めて持つクレジットカードを財布に入れっぱなしで5年以上使用している方は、見直しが必要です。
というのも、カードのポイント還元率が下がっていたり、海外旅行傷害保険の条件に変更があるなど、改悪されている恐れがあるからです。
「年会費無料だから」「愛着があるから」「めんどくさい」などの理由で、ファーストカードを持ち続けるのは、損をしている可能性があります。
また最近は券面にカード番号が表示されないナンバーレスが主流となっています。昔のカードはセキュリティ面でも不安がありますので、本当に必要かどうか見直しましょう。
年会費が高いカード=還元率が高いと思っている
ゴールドカードなど年会費が高いカードなら、「還元率が高いはず」と考えている人も要注意です。
クレジットカードは年会費の高さと還元率が比例するとは限りません。
年会費の高いカードでも、還元率は0.5%が一般的です。
固定費の支払いをカード払いに設定し、買い物は全てカードを利用していても、意外にポイントが貯まっていないケースも少なくないのです。そればかりか、年会費の分だけ損をしている可能性もあるでしょう。
高額な年会費がかかるカードは、自分にとって本当にお得なのか慎重に検討することが大切です。
>> 年会費と還元率のバランスがいいのは楽天プレミアムカード
ポイントを貯め続けている
クレジットカードの利用額に応じて付与されるポイントを「長い間貯めている」という方も要注意です。ポイントは、貯めているうちに交換レートが変わり、価値が目減りするリスクがあります。
クレジットカードは還元率のいいものを選び、ポイントは貯めるよりどんどん使うほうがお得です。
結局、鬼還元率がいいのはどのクレジットカード?
ここまでおすすめのクレジットカードを紹介してきましたが、イマイチ還元率の高さがわからない方もいるでしょう。
そこで、結局のところ還元率が一番高いのはどこなのか、おすすめクレジットカード5枚を表にまとめて紹介します。
年会費 | 還元率 | 海外旅行損害保険 | ナンバーレス | |
永年無料 | 1.00%~5.50% | 最高2,000万円(※1) | 対応 | |
永年無料 | 1.00%~(※2) | 最高2,000万円 | 対応 | |
永年無料 | 1.00%~(※3) | なし | 対応 | |
三井住友カード(NL) | 永年無料 | 0.5%~7%(※5) | 最高2,000万円(利用付帯) | 対応 |
月額1,100円 | 1%〜 | 最高5,000万円 | 未対応 |
※1:JCBカード W、JCBカード W plus Lで事前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をお支払いになった場合、海外旅行傷害保険が適用されます。
※2:一部ポイント還元の対象外となる場合がございます。
※3:ご利用金額200円(税込)ごとに1%のPayPayポイント(※2)がもらえます。
※4:出金・譲渡不可。PayPay/PayPayカード公式ストアでも利用可能。なお、所定の手続き後にPayPay加盟店にて使用できます。手続きはこちら(https://paypay.ne.jp/help/c0021/)からご確認ください。
ポイント付与の対象外となる場合があります。
例)「PayPay決済」「PayPay(残高)チャージ」「nanacoクレジットチャージ」「ソフトバンク通信料(ワイモバイル、LINEMOを含む)」「ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いを介してのPayPay残高チャージのご利用分」
※5:対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
上記のようにクレジットカードの還元率だけをみると「三井住友カード(NL)」を利用して、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済をする場合がお得です。
しかしコンビニをあまり利用せず、ネット通販を頻繁に利用する方には「JCBカード W」や「楽天カード」が適しています。
基本還元率は1%以上のカードがお得ですが、利用先やによってお得度が異なるためよく使う店舗で還元率がいいカードを選ぶことが大切です。
クレジットカードはライフスタイルに合ったものがベスト
クレジットカードの還元率は、使用する場所やサービスで還元率がアップします。楽天経済圏なら楽天カード、Yahoo!などPayay経済圏ならPayPayカードがおすすめです。
また、対象のコンビニ・飲食店の利用なら三井住友カード(NL)を選ぶと間違いないでしょう。このようにクレジットカードは還元率だけで決めるのではなく、普段利用する店と相性のいいカードを選ぶとお得です。
本記事を参考に、ライフスタイルに合わせて選んでみてください。
お得なクレカ活用術をもっと読む*記事内容は、執筆時2023年8月のものです。最新情報は各カード会社の公式サイトをご確認ください。
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