理由はいろいろありますが、約2年ほど続いている世界的なパンデミックによって、自分の生活や人生について考え直す人が増えました。
現在の仕事についてもそうです。
必ずしも誰もが転職しようとしたり、天職を探そうとしているわけではありませんが、もっとQOL(生活の質)を高められる、現実的な仕事の選択肢もあると気づいた人もいます。
実際に転職活動をする前に、今の仕事の環境を査定する質問を自問してみましょう。
自分の仕事に対して正当な報酬をもらえているか?
新卒の会社員(特に女性)は「自分の価値を知り」、それ相応のものを求めなさいと言われます。
しかし、サービス業に勤める人や、時給で働く人たちは、仕事がきつかったり、本当に危険を伴う仕事であったとしても、黙って仕事があることに感謝することを求められます。
給与だけでなく、健康保険や有給休暇など、給与以外のものも提供されているかを考えてみてください。
仕事が自分の主なストレス要因か?
仕事も含め、さまざまなことがメンタルヘルスに影響を及ぼします。
しかし、仕事がその要因となっておらず、仕事以外のことがメンタルヘルスに悪影響を及ぼしている場合は、仕事を辞めてもストレスが減ることはありません。
しかし、仕事が主なストレス要因で、自分の生活のあらゆる面(睡眠、健康的な食生活、人間関係など)に悪影響を及ぼしている場合は、他の仕事を探したほうがいいでしょう。
仕事量は適切か?
仕事量や目標を達成しているかどうかは、営業成績、売上高、Webサイトのトラフィック、カスタマーサービスの1日の対応件数など、仕事の内容や職種によって大きく異なります。
現在抱えている仕事量を現実的に対応できるかどうか、現在と過去の両方の観点から考えてみてください。
仕事を辞めて失うものは何か?
現在の仕事で得られないものを考えるだけでなく、仕事を辞めた場合に失うものについても考えてみましょう(安定した給与以外で)。
仲の良い友人、臨機応変に対応してくれる上司、慣れ親しんだ生活、会社独自の特典など、あらゆることです。
現在の仕事を改善する方法はないか?
辞めたいと考えている最中であれば、仕事でうまくいっていないことに関して対処できることはないか、すでに上司と話し合っているかもしれません(まだの場合は、それも選択肢のひとつです)。
たとえば、社員は昇進や昇給、柔軟な働き方について、会社の提案を待つ必要はありません。
悩んでいる問題が、会社全体の社風に関することであれば、個人で解決できることはほとんどないのです。
しかし、たとえば、半分くらいリモートワークができるのであれば、会社に残ってもいいと考えているなら、会社に頼んでみる価値はあります。
辞めた後のお金のやりくりはどうするか?
アメリカ人の56%は自転車操業のような生活を送っていると言われているので、仕事を辞めた場合の生活について考えておきましょう。
貯金があるなら、安定した収入がなくて何カ月生活できるのか?
転職先の当てはあるのか?
このようなことはすべて、仕事を辞める前に考えておくべきです。
Source: The Washington Post, The Gurdian, PR Newswire