米国では、先日VerizonがHuawei製スマホをラインナップから外したため、同社は米国内で厳しい状況に追いやられています。どうしても購入したい場合は、キャリアの小売店やオンラインショップでHuaweiのスマホを買えず、メーカーから直接買わなければなりません。

CNBCの報道によるとCIA、FBI、NSAの各上層部と国家安全保障局長官が、中国メーカーのスマホの使用に懸念を示していることが関係しているようです。

日本でも端末代が安いスマホは増えており、機能性やブランドにこだわらなければ、安いスマホを見つけるのは難しいことではありません。しかし、端末代が安いという反面、デメリットもあります。

いずれにしても買わないほうがいい理由

スマホを買うときに考慮すべき要素は、スクリーンサイズや処理能力だけではありません。アップデートのサポートや、ハードウェアアクセサリのエコシステム、リセールバリューなど、考えるべきことはたくさんあるのです。

ケースやマウントなどのアクセサリを買うとき、メーカー純正品は高いため、サードパーティ製のアイテムが多いほど選択肢が広がります。その種類の豊富さは当然、スマホのブランディングと人気度(Huaweiが米国で不足している要素の1つです)にかかっています。つまり、人気の高くないメーカー製のスマホを買うと、安価なアクセサリーをなかなか見つけられません。

さらに、中国製スマホに限っていえば、SamsungのGalaxyシリーズやAppleのiPhoneに比べると、再販価格が低いケースがほとんどです。私は中古スマホを何度も売りに出したことがありますが、ノーブランドの中国製スマホは本当に売れません。

カスタムスキンを採用している機種(HuaweiがAndroid 8.0上に導入しているEMUIソフトウェアなど)は、最新OSを受信する可能性が減ってしまいます。この問題は、GoogleやSamsung製のスマホならあまり心配はいりません。それに、Huaweiの新ブランドMate 10 Proを買うなら、ほぼ同じ価格でiPhone8を買ったほうが、カメラの質、ソフトウェアの選択肢、ハードウェアのエコシステムなど、さまざまな点でお得だと思います。


Image: photo_master2000/Shutterstock.com

Source:CNBC, Gizmodo

Patrick Lucas Austin - Lifehacker US[原文