Apple Watchは素晴らしいツールでありますが、アプリを使ったり、長時間使ったりしていると動作が遅くなります。
そこで今回は、Apple Watchが新品の時と同じくらいスムーズに動くようにする方法をご紹介します。
Apple Watchの動作が遅くなったと感じたら、試してみてください!
目次
1. Apple Watchをアップデートする
以前よりも動作が遅くなった問題やバグを修正したい場合、常にApple Watchを最新の状態にしておくことが重要です。
ソフトウェアアップデートによって、動作だけでなくセキュリティの問題も修正されることはよくあります。したがって、Apple WatchもiPhoneや他のデバイスと同じように、定期的なアップデートは最優先事項です。
iPhoneもしくはApple Watchを使って、ソフトウェアのアップデートをすることができます。
iPhoneでApple Watchのアップデートをチェックする方法:
- iPhoneで「Watch」アプリを開く。
- 「一般」をタップする。
- 「ソフトウェアアップデート」を選ぶ。

Apple Watchでソフトウェアアップデートをチェックする方法:
- Apple Watchでデジタルクラウンを押し、ホーム画面を開く。
- 「設定」アイコンをタップする。
- 「一般」を開く。
- 「ソフトウェアアップデート」を選ぶ。

アップデートある場合は、すぐにインストールします。また、自動アップデートを有効にすれば、Apple Watchが自動的にアップデートしてくれます。
2. Apple Watchの視差効果を減らす
Apple Watchは、アプリを開く時などに短いアニメーションを表示します。
視覚的には楽しいものですが、このアニメーションによって、通常よりApple Watchの動作が遅くなることがあります。
うれしいことに、「視差効果を減らす」の設定を有効にすれば、このアニメをオフにすることができます。
iPhoneで視差効果を減らす方法:
- iPhoneで「Watch」アプリを開く。
- 「アクセシビリティ」に行く。
- 「視差効果を減らす」をタップする。
- 「視差効果を減らす」のトグルをオンにする。

Apple Watchで視差効果を減らす方法:
- Apple Watchでデジタルクラウンを押し、ホーム画面を開く。
- 「設定」アイコンをタップする。
- 「アクセシビリティ」に行く。
- 「視差効果を減らす」を選ぶ。
- 「視差効果を減らす」のトグルをオンにする。

この変更は非常に微妙なものなので、最初は違いがわからないかもしれません。それでも、長い目で見ればApple Watchの負担は減るはずです。
3. アプリを削除してストレージ容量を空ける
Apple Watchは、iPhoneで入手できるアプリを自動的にインストールするので、それに気づかないと、すぐにストレージが一杯になることがあります。Apple Watchのストレージ容量を空けることで、動作が速くなることがあります。
iPhoneでも、Apple Watchでも、やらなければならないのは以下の通りです。
iPhoneでApple Watchのアプリを削除する方法:
- iPhoneで「Watch」アプリを開く。
- 下までスクロールダウンすると、Apple Watchにインストールされているアプリの一覧が表示される。削除したいアプリをタップする。
- iPhoneでアプリがまだ表示されている場合は、「Apple Watchでアプリを表示」を無効にする。iPhoneからすでに削除されている場合は、「Apple Watchでアプリを削除」をタップする。

Apple Watchのアプリを削除する方法:
1. Apple Watchでデジタルクラウンを押す。
2. App表示が「グリッド表示」になっている場合:
a. アイコンが震えだすまで何でもいいのでアプリを長押しする。
b. 削除したいアプリの右上にある「×」をタップする。
c. 「削除」をタップしてアプリの削除を確定する。
3. App表示が「リスト表示」になっている場合:
a. 削除したいアプリを押して、左にスライドする。
b. 赤い「削除」アイコンをタップする。
c. 「アプリの削除」をタップして削除する。

上級者向けのTIPS:iPhoneにダウンロードしたアプリをApple Watchに自動的にインストールするのを止めることもできます。
Apple Watchか、iPhoneのWatchアプリで、「一般」に行き、「アプリの自動インストール」を無効にしましょう。
4. 「Appのバックグラウンド更新」を無効にする
「Appのバックグラウンド更新」というのは、一時停止しているアプリをバックグラウンドで稼働させるので、アップデーとをチェックしたり、必要な時にコンテンツを取りに行ったりすることができます。
便利な機能ですが、Apple Watchのパフォーマンスやバッテリー寿命にも影響を与えることも。
幸いにも、以下の手順にしたがって、この機能を無効にすることができます。
iPhoneで「Appのバックグラウンド更新」を無効にする方法:
- 「Watch」アプリを開く。
- 「一般」に行く。
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップする。
- 「Appのバックグラウンド更新」を無効にするか、無効にしたいアプリを選ぶ。

Apple Watchで「Appのバックグラウンド更新」を無効にする方法:
- Apple Watchで「設定」を開く。
- 「一般」を選ぶ。
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップする。
- 「Appのバックグラウンド更新」を無効にするか、無効にしたいアプリを選ぶ。

5. Apple Watchを再起動する
それでもApple Watchのうときがまだ遅かったり、タイムラグがある場合は、再起動してみましょう。再起動には、通常の再起動と強制再起動の2つの方法があります。
しかし、Apple Watchの強制再起動は最後の手段としてやるだけにした方がいいです。両方の再起動のやり方は以下の通りです。
Apple Watchを再起動する方法:
- Apple Watchのサイドボタンを、「電源オフ」のスライドが表示されるまで長押しする。
- 「電源オフ」のスライドを左にドラッグする。
- Apple Watchの電源が切れたら、サイドボタンを長押しして電源を入れる。

Apple Watchを強制再起動する方法:
- Apple Watchのデジタルクラウンとサイドボタンを10秒ほど長押しする。
- Appleロゴが表示されたらボタンから手を離す。

6. Apple Watchの情報を消去する
何をやってもダメな場合は、Apple Watchの情報を消去し、新品のように使うこともできます。しかし、設定や文字盤、インストールしたアプリなど、Apple Watchのあらゆる情報が削除されることはお忘れなく。軽い気持ちでやることではありません。
それを踏まえた上で、どうしてもやる必要がある場合は以下の手順にしたがってください。
iPhoneでApple Watchの情報を消す方法:
- 「Watch」アプリを開く。
- 「一般」をタップする。
- スクロールダウンして「リセット」を選ぶ。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップする。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をしたいか確認する。
- パスコードを入力し、「すべてを消去」をタップして確定する。

Apple WatchでApple Watchの情報を消す方法:
- Apple Watchで「設定」を開く。
- 「一般」をタップする。
- 下までスクロールダウンして、「リセット」をタップする。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップする。
- パスコードを入力し、「すべてを消去」をタップして確定する。

どちらの場合も、Apple WatchとiPhoneは再度ペアリングし、一から設定する必要があります。
速くなっているはず
これで、Apple Watchが新しくなったように感じるのではないでしょうか。
どんなデバイスも、しばらく使っていたら動作は遅くなるので、Apple Watchがまた遅くなってきたと感じたら、また上記のTIPSを試してみてください。
何をやってもダメな場合は、Apple Watchの情報を消去することもできます。Apple Watchが新品に戻るような感じがするだけでなく、動作の遅さも無くなりますが、最初にやるべき選択ではありません。
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Original Article: Is Your Apple Watch Slowing Down? Here Are 6 Tips to Fix it by MakeUseOf