本日、Apple Watch・iPhone向けに3つのヘルス研究プログラムが発表されました。世界的に有名な研究機関とAppleが協力し、音、女性、心臓の研究を世界規模で加速させます。
参加希望者はこれからリリースされるリサーチアプリから申し込みが可能です(日本でリリースされるかは未定)。
このアプリは、今年の終わりにリリースされるとのこと。アプリに登録し研究者に情報へのアクセスを許可しなければ、このプログラムに参加することはありません。
では、3つのプログラムについて現在わかっていることをご紹介します。
The Apple Hearing Study(周辺音と耳の研究)
The Apple Hearing Studyは、WHO(World Health Organization)とミシガン大学との共同研究。この研究では、周辺音が耳の健康に与える影響をリサーチしていきます(この機能はiOS13のヘルスアプリに登場予定)。
The Apple Women’s Health Study(生理周期や妊娠の研究)
The Apple Women’s Health Studyは、NIH(National Institutes of Health)とハーバード公衆衛生大学院との共同研究。
NIHのリリースによると、以下のような取り組みになります。
この共同研究は、研究者に、妊娠、生理周期、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、閉経移管、骨粗鬆(そしょう)症などを研究することを目的としてデータを活用します。
おそらく、この機能はAppleが年初に発表した月経周期を記録する機能からデータを使う予定のようです。
The Apple Heart and Movement Study(心臓と運動の研究)
The Apple Heart and Movement Studyは、アメリカ心臓協会とブリガム・アンド・ウイメンズ病院との共同研究。この研究の狙いは、入院期間や心臓の健康状態、QOLを、心臓と運動のデータに関連づけることです。
今のところAppleは、こうした個人情報を安全に守っており、私もこうした共同研究がこれからも進んでいくことを望んでいます。
どの研究者がこのプロジェクトに関わるかはまだ未定ですが、とりあえずはリサーチアプリが出てくるのをじっと待つことにしましょう。
Image: Apple
Source: NIH, University of Michigan, Apple
Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文]